顔のたるみは頭蓋骨の骨粗鬆症が原因?!白髪が黒くなるように、老化は巻き戻せる時代に
できることなら、歳をとっても若々しくいたいもの。 それが夢ではない時代がやってきているかもしれません! 今回のシリーズは、日本における抗老化の第一人者、日本抗加齢医学会の山田秀和先生にお話を伺います。老化とは何か、老いない方法はあるのか、ズバリ!迫ってまいります。
老化を測る エイジングクロック
老化は少しでも遅らせたい。ですよね!
老化を測ることが重要なのだと先生はおっしゃいます。測るポイントはこちらです。
1:歩くのが遅い
2:動きが緩慢
3:握力が弱い
見た目がこのような状況になると、脳の機能→認知脳が落ちてきている。ということで老化が進んでいるということがわかります。老化は「見た目」で判断できるということなんですね。
現在は暦年齢ではく、見た目年齢で老化を測る時代
エイジングクロックという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
老化時計=実年齢以外の生物学的な年齢を測る方法です。
他に老化を計測する方法として、体のタンパク質、代謝物質で年齢を測ることも可能です。
老化のペースを測る時計
老化のペースを測ることができる時計のことを「ダニーデンペース」と言います。ダニーデンというニュージーランドの村で生まれた1000人を1970年代から年齢ごとに今もなお、観察して得た19個の整体指標の変化率をDNAメチル化程度と結びつけて老化のスピードの測定指標としたものです。
同じ年に生まれているのに、ばらつきのある血液検査データ、顔写真のデータなどあらゆるデータが蓄積されてきていることろで、ここ数年は人工知能を使って画像計測ができるようになりました。
更に、「エピジェネティッククロック」=DNAの科学装飾を見ることで生物学的年齢に近いものを計測することができるようになりました。
掛け合わせることで、老化速度、年齢がわかるようになりました。
サザエさんの波平さんは、おじいちゃんみたい
ですが、50代の設定なのだそうです。今は同じ50代でも波平さんより若々しい方ばかりですよね。双子も生まれた時にはそっくりなのに、歳をとると顔や肌や髪の毛や体型も変わってきたりします。なぜか?この10年くらいの間の研究でわかってきたのが、それは、遺伝子に関わりが重要なのではなく、遺伝子を調整している「エピゲノム」の方が重要だということがわかってきたのです。
美容面での老化現象
私たちの見た目は「皮膚」「容貌」「体型」の3つにに分けて考えます。たるみやシワは、きめが荒くなる→小ジワが出る→オオジワになる→たるみの流れで変化します。老化現象はこの順番で進行するのですが、なぜ弛むのか?
たるみは頭蓋骨が骨粗鬆症が要因
そうなのです。ほとんど頭の上の部分は変化しないけれど、特に中顔面から下側の部分の骨はどんどん薄くなって、変形していくのです。ドキー!
脂肪層や筋肉、真皮も変化します。それがたるみの原因なのですね。
見た目の美容はまず骨粗鬆症の予防からなんです!小魚食べないと!
髪の毛の老化の変化
白髪の仕組み、そして白髪は戻せる!
髪の毛の老化は、まず量が減ります。そして全体的には毛が細くなり、更に色が抜けてきますね。毛の根本に色の細胞がついていて黒い毛を作ってるのですが、色の細胞がポイっと飛び出してしまうのです。それが白髪の原因=老化現象と言われています。
逆にいうと、白髪が黒くなる=戻るということもありますよね。
これも若返りの一つだと言われています。そうメカニズム的には老化は巻き戻せるのです。
細胞や、身体、全体から老化を考えて、それぞれ分解し対応していくことが老化対策には重要なんですね
エイジングケアは早ければ早いほどいいと先生はおっしゃいます。
次回は更に深ぼって参りましょう。
それではまた!
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