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本のこと

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hirokoの主に読書記録をまとめたものです。今後、増えてきたら年ごとに分けることもあり得ます。
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#読書感想文

【読書感想文】『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』

『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』 宮島未奈/新潮社 いつからか本屋で平…

hiroko
7日前
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『モモ』感想

『モモ』ミヒャエル・エンデ/岩波少年文庫 実はこれまで『モモ』を読んだことがありませんで…

hiroko
3か月前
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『竜の医師団1』感想

『竜の医師団1』庵野ゆき/創元推理文庫 粗筋は以下のとおり。 この世は竜の作りしもの。竜あ…

hiroko
4か月前
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『THE DESK リアルな「勉強机」から見えた大人の学び100のヒント』感想

『THE DESK リアルな「勉強机」から見えた大人の学び100のヒント』感想/日経BP 勉強をしてい…

hiroko
4か月前
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『馴染み知らずの物語』感想

『馴染み知らずの物語』滝沢カレン/ハヤカワ新書 「世界の名作のタイトルと少しのヒントを元…

hiroko
4か月前
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『八月の御所グラウンド』感想

『八月の御所グラウンド』万城目学/文藝春秋 第170回直木賞受賞作。 私は天邪鬼なので、もと…

hiroko
4か月前
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『奇書の世界史 歴史を動かす”ヤバい書物”の物語』感想

『奇書の世界史 歴史を動かす”ヤバい書物”の物語』三崎律日/角川書店 昔から奇書と呼ばれるものにとても興味がありました。 端的に言えば、私にとって本とは「ココデハナイドコカ」に連れて行ってくれるもの。そのココデハナイドコカに行きたくて、私は子供の頃から本を読んでいたのだと思います。 弟と年が離れているゆえに一人っ子期間がそこそこあり、ひとり遊びの時間が長かった私には、本というのは恰好の遊び場であり逃げ場であり、ある意味では家庭教師のようなものでした。 両親は私が本を読むこ

『黒牢城』感想

『黒牢城』米村穂信/角川書店 米村穂信さんの本を読んでみたい、とはずっと以前から漠然と思…

hiroko
5か月前
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『お金の流れでわかる世界の歴史』感想

『お金の流れでわかる世界の歴史』大村大次郎/角川書店 著者は元国税調査官。現在は元国税調…

hiroko
5か月前
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『世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術』感想

『世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術』新井直之/文響社 数か月前……いや、見栄を張…

hiroko
5か月前
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『英国古典推理小説集』感想

『英国古典推理小説集』 佐々木 徹 編訳/岩波書店 「殺人があったのは二十二年前の今日――…

hiroko
5か月前
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『羽あるもの』感想

『羽あるもの』吉田篤弘/平凡社 「その者は、光をまとって書院の隅に立っていた」──。古よ…

hiroko
6か月前
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『どこまでも食いついて』ワニ町シリーズ5 感想

『どこまでも食いついて』ワニ町シリーズ5 ジャナ・デリオン 東京創元社 2022/11/26読了 …

hiroko
1年前
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『うちの旦那が甘ちゃんで 寿司屋台編』感想

『うちの旦那が甘ちゃんで 寿司屋台編』神楽坂淳 講談社時代小説文庫 2022/11/25読了 今回は寿司屋台編ですが、表紙に騙された、と思ってもしょうがないと思う。ちゃんと寿司屋台やってるし、そういう意味ではないんだけども。 でもこれはこれで新鮮でした。 それにしてもこのシリーズは相変わらずお腹が空きますね。たぶんここに出てくるいろんな食事は当時の食べ物や調理法なんだろうと思います。 今の私にはなかなかハードルが高くはあるけれど、でも今でも作れるようなものばかりで作ってみ