『奇書の世界史 歴史を動かす”ヤバい書物”の物語』感想
『奇書の世界史 歴史を動かす”ヤバい書物”の物語』三崎律日/角川書店
昔から奇書と呼ばれるものにとても興味がありました。
端的に言えば、私にとって本とは「ココデハナイドコカ」に連れて行ってくれるもの。そのココデハナイドコカに行きたくて、私は子供の頃から本を読んでいたのだと思います。
弟と年が離れているゆえに一人っ子期間がそこそこあり、ひとり遊びの時間が長かった私には、本というのは恰好の遊び場であり逃げ場であり、ある意味では家庭教師のようなものでした。
両親は私が本を読むこ