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【地元でのランニングイベント】夏の思い出 in 富山県南砺市利賀村 2021/09/06

7月の終わりに僕の地元である富山県南砺市利賀村でランニングイベントを実施しました。
ランニングイベントの名前は、『TOGA RUNNING SUMMER CAMP』
(英語にしたらクールにみえるという期待を込め名付けました)

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社会情勢的にも実施するかどうかをギリギリまで見極めながらの決行でしたが、
多くの方のご協力のおかげで無事にこのイベントを終えることができました。
今回の投稿では改めてイベントを振り返り、思いを綴っていきたいと思います。

このイベント自体は、
僕の地元でランニング合宿をするという単純なものです。
本来であれば昨年度から実施したかったイベントでしたが、コロナ渦の影響もあって昨年は実施を断念しました。
ただ今年こそは実施したいという思いでHISスポーツ事業所長の来住さん、
妹や地元の関係者の方々とイベントに向けて準備をしてきました。

このイベントを行ったのは、
年々過疎化が進む地元に対して自分なりになにか貢献したかったから
ということが一番大きな理由です。

近年は全国のどの自治体も、

・関係人口の創出
・移住の支援、促進
・魅力的な観光資源の創出

などを掲げていますが、
まずはその土地にあるものを生かして、
ゆるやかに人とのつながりを作っていけたらと思い、

今回のイベントを企画しました。

また僕の地元である利賀村は交通アクセスが良い場所とはいえず、
富山県の中でも隔絶されたエリアです。
そのためしばしば「陸の孤島」と呼ばれることも、、、
そんな辺境の地にわざわざお越しいただく参加者の皆さんには、

来るだけでも大変な場所にせっかく来てもらうのだから、
できる限りのおもてなし(体験)を味わっていただきたい。


そんな思いで、
参加者の皆さんが満足していただけるようなイベントの企画を練りました。

僕が発起人ではありますがイベントの企画を練る段階で、

僕と一緒に走りたいと言って参加してくださる方はほぼいないと思っていました。(来年実施するときにそんな方がいたら心より歓迎致します。。。)

そのため、
いかに地域の魅力を味わえて、
参加者の皆さんが主体的に楽しめるイベントにできるか
これらに焦点をおいて企画を考えました。

そんな自分の自尊心を置き去りにして(そもそも存在しない)、
三日三晩寝て考え抜いた(しっかり寝ている)
このイベントが普通のスポーツ合宿と大きく異なる点は2つあります。
(とりあえず2つとか3つとか言っておけば分かりすくてスマートだと思っているタイプです)

①地元の魅力的な観光資源、体験資源を組み込んでいる点
②参加者同士のコミュニケーションを重要視している点

具体的に今回実施した内容は、

・須河兄妹が中学校のときに走ったスパルタクロスカントリーコースでの練習
(斜度がキツくてびっくりの周回4.5kmコース)

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(参加者の皆さんもヘロヘロ、でもいい笑顔)

・世界遺産「五箇山合掌造り」の見学

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(岐阜県の白川郷に負けない美しい景観)

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(お土産やソフトクリームも購入可能)

・絶景露天風呂のある日帰り温泉施設の入浴

(走った身体に染み渡る地元民後用達の温泉)

・ジビエ料理が堪能できる民宿での宿泊

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(熊の肉がたっぷり入った熊鍋)

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(川魚の王様である岩魚の昆布締め、富山県民の昆布依存症が納得できる美味しさ)

・川魚の王様、岩魚のつかみ取りと塩焼き体験

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(岩魚を素手で掴み取る原始的な体験)

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(さっきまで生きていた岩魚をその場で味わえる塩焼き)

・絶景トレイルラン

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(標高1650mの金剛堂山の絶景)

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(インスタ映え間違いなしの景色)

・地元事業者の方の講話「ジビエ漁師の宿のご主人」

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(ライフルの有効射程距離が1100mあるベテラン漁師でもあり、宿のご主人でもある南端(みなはし)さん)

・地元特産品に舌鼓 そばランチ

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(利賀村のお洒落なカフェレストラン「とがとが」)

・新鮮野菜の収穫体験(お持ち帰りOK!)

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(民宿の家庭菜園での収穫体験)

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(大量多品種すぎて家庭菜園の域を越える。。。)

・参加者の心の距離を縮める駅伝

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(参加者の皆さんとの記念写真、来年の宣材写真はこれで決まり)

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(襷を繋ぐチームのメンバーで記念写真)

とりあえず、

これでもか!!!

というくらい地元の魅力を盛り込んだイベントでした。
協力して頂いた皆さん、参加して頂いた皆さん本当にありがとうございました。

個人的にはより涼しい環境、よりランニングに良い環境を求めるのであれば、
長野県などの冷涼でクロスカントリーコースなども整っている場所で合宿したほうがいいかと思います。
ただその土地でしか出せない魅力、そこに住んでいる方との交流、
また思いを持って参加いただいた方同士の交流など、

他では出せない取り組みを体験していただくことを発起人として意識して企画しました。

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(参加者の皆さんで楽しんでいる様子)

また参加者の皆さんそれぞれが主役になれる取り組みというのも
今回のイベントにおいては非常に重要だと思っていました。
ランニングをするときは誰もが主役になれます。
一人ひとりの記憶に残るランニング体験をサポートできるようコースや内容に工夫を凝らし、僕も参加者のひとりとして全力で楽しんだイベントになりました。

このイベントを通して、
参加者の皆さんが心から楽しいと思える充実した時間が創出できていたら
発起人としてはとても嬉しいです。
また今回をきっかけに、
僕の地元である利賀村を少しでも多くの方が知って体験してもらい、
村やランニングを通してまた新たなつながりが生まれたらこの上ないです。

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(最終日の駅伝の様子)

最後になりますが最終日の駅伝では、
タイミングよく兄妹対決が実現したことも良い思い出になりました。
妹の脚の状態が以前より良くなっており、また元気な姿を見れたのはよかったです。
妹がスタートして少ししてから襷を受け取り、怪我明けの妹を容赦無く抜き去ることができました。兄の威厳を存分に見せられたかと思います。(ドヤ顔)
今回のようなイベントを実施しなければこういう機会も訪れなかったので、
改めて関係者の皆さんに感謝申し上げます。

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(最終日の駅伝での兄妹対決の瞬間)

このnoteを書く際に参加した皆さんとの記念写真を見返していると、
写真に写る皆さんの笑顔をみて開催してよかったと心から感じるとともに、
また来年も開催したいと思えるイベントになりました。

今回初めてお会いした方々ばかりでしたが、
辺境の地でのランニングを通じたコミュニケーションが心の距離を近くしてくれたように思います。

また来年、

おかえりなさい!
今年も楽しんでいってください!!

そんな言葉をまた参加者の皆さんにお声がけできるようなイベントしていきたいと思います。また皆さんの参加を心よりお待ちしています。

このnoteを読んでいただいた方もぜひ来年の夏は利賀村にお越しください!!
お待ちしています!!

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(最終日の駅伝の賞品:利賀村のゆるキャラ「おろろくん:須河妹のお手製」と所属チームの宣伝パンフレット:須河兄のサイン付き)

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