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アメリカサッカーについて その③

今回は、ヨーロッパではEURO2020、アメリカ大陸ではW杯予選が始まることもあり、各国の代表にMLSやUSLから選手が選ばれているので、それについて書きます。

1. 「EURO2020」 に選出された選手

◆MLS:計6選手
(内訳:ハンガリー×2、ポーランド×1、フィンランド×3)

MLSでプレーしてるい選手のイメージとして、北欧でプレーした経験を持っている選手が多い印象があります。
どうやってMLSへ移籍しているのか気になるところです。


2. 「FIFA World Cup カタール大会」 の予選に選出された選手

◆MLS:
(1)Concacaf 予選(北中米カリブ海):計26選手
(内訳:アメリカ×4カナダ×10、キュラソー1×、ハイチ×1、エルサルバトル×2、プエルトリコ×2、パナマ×2、トリニダード・トバゴ×3、スリナム×1)

(2)南アメリカ大陸予選:計16選手
(内訳:ベネズエラ×6、パラグアイ×1、エクアドル×3、ウルグアイ×1、ペルー×4、チリ×1

◆USL:合計28選手 (USL Championshipからは24選手)
(内訳:キューバ×3、クルゼイロ×1、ドミニカ共和国×1,エルサルバトル×2、グレナダ×2、グアム×1、ハイチ×1、リベリア×1、ジャマイカ×5、プエルトリコ×6、セントクリストファー・ネイビス×1、セントビンセント・グレナディーン×1、トリニダード・トバゴ×3、タークス・カイコス諸島×1


MLSからアメリカ代表に選出された選手の人数が「4人」
この数字に、少ないという印象を持つ方がいると思うので、補足します。

その他のアメリカ代表選手の所属先は、チェルシー、マンチェスター・シティ、バルセロナ、ユベントス、ドルトムント、リール、バレンシア、レッドブルライプツィヒ、ヴォルフスブルグ、フルハム、ヤングボーイズ、ゲンクといった欧州のトップクラスです。
MLSやUSLの若い選手が、次々と欧州へ渡り、結果を出していることもあり、アメリカ経由で欧州へ移籍という循環が生まれているように感じます。

先日、欧州CLで優勝したチェルシーの10番として活躍していたプリシッチを筆頭にこれからさらに多くの選手が出てくるような気がします。
(ちなみに、初めてアメリカの選手がCL優勝)

直近では、2部という位置付けのUSLからは、ドイツのリーグに引き抜かれた選手、ポルトガル1部のチームへ移籍した選手、シーズン前にバイエルンミュンヘンやバルセロナに練習参加していた選手、今シーズンドルトムントが追っているという噂の選手などがいます。
ヨーロッパの強豪クラブの視線がアメリカのリーグに所属している選手へ向けられている印象が強くあります。

今後はますますアメリカから欧州へ移籍する選手が増えるのではないかなという気がしています。


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