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誹謗中傷とスポーツリテラシー

最近、スポーツ関連の誹謗中傷のニュースが多いなぁ、と思ってこの議題。

どこからが誹謗中傷?

この話の論点はここかな、と。

【誹謗中傷ではない】
勝てない!やめてまえ!
使えねーなー!
引っ込め!!

【誹謗中傷になる】
勝てない!
⚪︎すぞ!
家族や友人などをターゲットにする
人間性や容姿を否定する


日本のニュースなどを観ていると
何でもかんでも批判的なことを
言ったら『誹謗中傷だ』っていう風に
なっている印象を受けたので。


『いや、そのくらいはプロ野球の監督なら言われるやろ。』っていうのとか。

※言われた本人が、ああじゃないこうじゃない言っているってわけではなくて、あくまで僕の物差しで。



文句を言うのもファンの仕事


これはヨーロッパのサッカーやアメリカのスポーツ文化を観ていると、良いなぁって思うんですよね。


ちゃんと選手やチームに対して怒るところと、
讃えるところをわきまえている。


小さい子からご婦人、
おじいちゃんおばあちゃんまで。


一方日本では、
勝っても負けても見守る的な。
批判なんて言ってはいけません、
みたいな空気も。


それか、逆に文句を言うだけ。
中身とかその競技の本質とか
通の見方みたいな視点なしで
結果で文句。





これがスポーツ文化の違いかなと
いつも思います。


叩かれないと選手もチームも育たない?

これはよく言った話。
日本だと例えば阪神ファンは強烈だ。
とか言いますが、


ヨーロッパサッカーなんて非にならない
ですからね。


負けたときに
ちびっ子が監督に向かって、
『オマエ!サッカー知ってんのか!?』
とか
『いい加減目を覚ませ!』
って至近距離で吐いてたりする。


ダービーに負けて
大泣きする姿とかも。




こうやって喜怒哀楽を共にするのが
サポーターであり、
その下でプレーすることによって
選手も成長する。



メディアもそうだ


大衆にスポーツの楽しみ方を擦り込むのは
メディアの役目?だと思っている。


だから、その昔
ナメた質問をする記者に塩対応を
かますイチローさんとか
思い出すよね。



記者のスポーツリテラシーが低いと
選手に見透かされて、あしらわれる。

それをあしらっても良い。

ってならないのは、どうかと思うよ。


ナメた質問するなら
ナメた回答します。

って。


これいつだかの東京都知事選で
ありましたよね😂


まぁ同じこと。




だからヨーロッパならサッカー
アメリカ、中南米なら野球

まぁ詳しい。


庶民のスポーツリテラシーが桁違い。


サッカーが日常にある欧州のある国では
老夫婦が攻撃時と守備時の可変や、
343から442のブロックの敷き方とかを
語っていたりした。


野球に関しても、
その辺のおっちゃんやおばちゃんの
知識がすごい。


だから評価もかなり辛口だ。


その分、彼らに認めてもらったときは
何だか違った嬉しさがあった。



特権だろうよ

色々言われるのも注目されている特権で幸せなことですよ。というのが僕の考え。


高校野球の監督も
なかなか香ばしい。

プロもまた違った刺激がある。


でも今、どこのチームにも所属せずに
のんびりと指導をする生活をしているのだが、
その辺の刺激は大きく異なる。


あのヒリヒリが恋しくなるときが
時々訪れる。


“生きてる”
ってね。



叩くってことは
あなたにみんな関心があるってことで
興味がありありってこと。


悪口だろうが
あなたのことを何人もの人が考えてるって
あなた主役ですよ。
最高やん。て。


逆にその大衆の人たちのことを
考えている人って
せいぜい家族くらいなもので、


公の人になればなるほど
人々の関心の的になって
誹謗中傷とか悪口、批判て
その一部にすぎない。

って考えたら
もっと叩かれたい。
みたいな変態な考えに至ります。


それが特権だし
誰でも経験できるものではないから

何でもそうですけど、

経験した人しか、その経験は
語れないからね。


語れる話が多ければ多いほど
人としての深みになるって

僕は考えています。



まぁ一度経験
してみるのも悪くないです。


少なくとも
悪口の言い方に
気を遣うようにはなります笑
(言うんかい!って笑)



だから
『悪いことは何にも言わないでください』
でも
『良い結果のときは褒めてください』
ってそんな都合の良い話あるかい、って。



手のひら返しとか
わけわからない批判とか


当然だからね。
大衆はプロじゃないんだし、

だからこっち側も

その耐性を作る。


民衆側はリテラシーを高めて
レベルの高い、賞賛、批判をする


これでさらにスポーツを楽しく観れるし、
スポーツが国民の生活に文化として
刻まれていく
要因の一つであるのでは
ないかな、と思いますね。


Hiroki Iijima

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