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新しいことを学ぶ時は、難易度を上げて、同時多発的に、他力でやることが大切だということに気づいた

昨日今日の土日は10/1(日)開催予定の、人生で初めて挑戦するオーディオビジュアルの個展に向けた作品製作合宿を東京で行なっていました。今は帰りの電車の中でこのnoteを書いています。僕は今まで一度も音楽を作ったことはないし、ましてや映像作品も作ったことがありません。(スマホで簡単にできる誕生日祝う系の動画とかも作ったことがない笑) しかも実は過去にパソコンで音楽を作ろうと挑戦しましたが、音楽製作ツールがわけわからないし、音楽を作るって感覚もわからなかったので、しっかり挫折した経験がありました。

そんな僕が、今は音楽と映像とを連動させたオーディオビジュアルの製作に挑戦しています。自分が表現したい世界を非言語で表現してみたい!そんな作品を見てもらいたい!と、そんな純粋な気持ちで、3ヶ月ほど前に個展を開くことを決めました。音楽を作るだけだと続けるのが難しかったのに、自分の世界観を表現するために映像も作ることをセットで決めたら、なんとやる気が急に出ました。

マインド(脳と心)をうまく使い、パフォーマンスを最大限発揮する環境をつくるには、決断が先で、プロセスが後です。

3ヶ月前に個展を開くと決めた時は、音楽と映像どちらも製作知識が全くありませんでした。けれども本気で作品を作れるようになりたかったので、先に個展の会場を抑えました。原宿のとてもアクセスの良い場所です。個展のキービジュアルなどがまだできていないので、準備出来次第、詳細はまた別でシェアさせていただきます。

過去にYoutubeで独学で音楽製作の勉強をし、挫折した経験もあったので、今回は頼れる師匠がいないと絶対にできないということだけは確信していました。そのため本当に大切なことは気合いの独学でなんとかするのではなく、絶対的な他力です。自分が作りたい音楽と映像を作る技術を持っている素晴らしい師匠と出会って、わからないことを手取り足取り教えてもらっている未来を先に決めていました。都合が良すぎると思う人もいるかもしれませんが、都合の良い未来を掴む覚悟を決めたら、その未来は現れます。だからまず取った行動は表現したい世界観とコンセプトを資料にまとめて、とにかくその道に詳しそうな人に相談しまくりました。

とりかかりとして、その道に明るい友達に相談し、その人たちからいろんな映像と音楽に詳しい方をお繋ぎいただきました。相談する度に、どんなツールが必要で、どんな勉強方法があるかを皆さんが丁寧に教えてくれて、音楽と映像制作に対する解像度がどんどん上がってきました。そしてついに、全く予想しない文脈で、師匠と出会いました。一緒にコーチングスクールでコーチングを学んでいる同期のルームメイトさんでした。

師匠はエンジニアの仕事と楽曲製作を同時に行っている多才な方なのですが、なんと8月中は楽曲制作に専念するために、エンジニアの仕事を全部断って休みをとっているという奇跡的なタイミングでした。そのため、8月中は僕の作品製作に向けて毎週末に打ち合わせの時間を作っていただき、僕がわからないことをめちゃくちゃ丁寧にわかりやすく教えてくれたり、さらには僕の知識に合わせて、適切な課題も出してもらったりしています。

音楽と映像製作に必要な武器を段階的に手にしながら、心の底から楽しみながら製作と向き合えているのは絶対的な安心感のある師匠のおかげです。この二日間も師匠の自宅に泊まりがけて合宿させていただきました。昨夜は初めて一緒にお酒を飲みながら、今までの人生とこれからのことを語り合う中で、実は師匠が年に15人しか入れない藝大の作曲科を卒業されていたことを今更ながらに知りました。(笑) しかもその後に、マルチメディアの文脈で、MFA (Master of Fine Arts)も取得されているという。。。なんでそんなにすごい人が僕の音楽の師匠になってくれたのか本当に謎ですが、ご縁というのは不思議なものです。

個展までの3ヶ月間は、とにかく知らないことを知り、新しいツールを触り続ける日々です。振り返ってみると大人になってからは、全くわからない世界に挑戦するという機会が少なくなっていたことに気づきました。子供の頃は自転車に乗れるようになったり、リフティングができるようになったり、スノボができるようになったりと、最初はやり方が全くわからないものが、少しずつ感覚的に掴んでいき、技術が身体的に身につく機会が多くありましたが、いつからかできることだけの世界に留まってしまっていました。

製作タイムライン的に2Dの映像作品を予定していましたが、やっぱり3Dの映像作品を作りたくなってしまい、昨日から「blender」に挑戦し始めました。この写真はblenderの一番有名なドーナッツチュートリアル。うまく作るのがめちゃくちゃ難しい。

今は、10月1日の個展に間に合わせるために、音楽製作のための「Ableton Live」と「Max for Live」、映像製作のための「Blender」「Premiere」「VDMX」の5つのツールを同時並行で学んでいます。冷静に考えて新しいツールを5つ同時に学んでいるのって、今までの人生を振り返ってみても初めてなのですが、学校にいた時って、毎回こんな感覚だったのかなと思いました。毎日何かしらの新しい概念を学び続ける日々だったなと。

ちなみに、新しいツールを同時多発的に学ぶことで、何かがわからないことが常に当たり前 (=デフォルト) になります。そうすると、わからない、ということに対して、いちいちストレスを感じなくなります。わからないことが前提なので、自分の変な先入観を学習対象に持つこともないので、学習速度が速くなっている感覚があります。

このことから、実は何か新しい学習を始める時には、以下の3点が重要だとわかりました。

  1. 難易度を上げる
    僕の例でいうと、音楽を作ることにプラスして、映像製作もセットで行うということ。そして映像作品も2D作品から3D作品に挑戦すること。

  2. 同時多発的に手を出す
    1に関連してですが、学びの難易度を上げて、複数ジャンルに一気に手をだすこと。

  3. 絶対他力
    わからないことは自分1人ではわかりません。わかる人に聞くのが一番早い。

これらって、学びを加速化させる上でとっても大切なんだなと思いました。個展に間に合わせられるように、明日も楽しみながら頑張ります。ちなみに難易度を上げてから、早起きが苦手だった僕が、朝5時に起きられるようになりました。今までの時間の使い方では、到底時間が足りなかったので、時間を勝手に作っちゃいました。これも面白い変化です。



Climate Tech Startupでの仕事のことやら、
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