Hirokazu Oda (Dan)

株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー|千葉工業大学大学院博士…

Hirokazu Oda (Dan)

株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー|千葉工業大学大学院博士後期課程修了 博士(工学)デザイン教育, 意味のイノベーションなどの方法論が専門 |著書はこちら http://amzn.to/3dVH5E4

マガジン

  • ミミクリ メンバーズマガジン

    • 9本

    ミミクリデザインで働くメンバーのnoteをまとめたマガジンです! http://mimicrydesign.co.jp/ ジャンルに関わらず自由にアップデートしていきます。 (本マガジンの内容はあくまで個人の意見よるものであり、ミミクリデザイン全体の意向とは異なります)

  • (仮称)新しい価値の描き方 執筆マガジン

    2022年に出版したいと考えている、新しい書籍に関する情報や執筆テキストをまとめていこうと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

デザイン思考に取り組むために、耕すべきもの ~ プロセスから組織土壌やマインドセットへ

「デザイン思考の研修をやってほしいんですよね」 というような声は、いまだ多くいただくお声かけの一つです。 その背景も、割と似通ったものが多く 「もっと良いアイデアを出せるようになってほしい」 「顧客目線を獲得しなければだめだ」 「新しい事業を考えなければならない」などなど やはり、今うまくいっていない状況を打開するための手段として、デザイン思考というものがどうやら良さそうだ、といったものがほとんどです。 もう以前のようなブームというほどではありませんが、広く認知が広がった

有料
100
    • アイデンティティは創造性の源泉だ

      今年もやってきました、MIMIGURIアドベントカレンダー ここまで、ちょっとボリュームありすぎでは…?というエントリーが続いております笑 前回は押田さんの 「対話の暴力性」について考える 対話の場のケアという観点から、対話やファシリテーションの本質に迫っています。他の記事含め、まだの方はぜひご覧ください! https://adventar.org/calendars/9574 さて、そんなアドベントカレンダー今年は少し自分のことを見つめ直し、2023年を振り返りながら

      • これからのデザインに欠かせない「対話」とは何かを改めて考える|① そもそも対話とは?

        みなさんこんにちは、MIMIGURIの小田です。 今回のnoteは、こちらのツイートでも言及していた、デザインにおいてなぜ対話が欠かせないのかについて、考えていきたいと思います。 そもそも、この20年余りで、デザイナーのあり方は大きく変わってきました。僕が大学に入学したのが2009年。当時はまだUXデザインという言葉も広がり始めたばかりだったように思います。そして気がつけば2023年、今年はAIの話題でもちきりです。AIの想像以上の進化の速度に、デザイナーという職業のあり方

        • 心を動かす「課題のストーリー」を描き始める~JA全中DX研修

          DXを実現するために、デジタル人材を育成する必要がある こうした声は数年前から盛んに聞こえてくるようになりました。 (ちょうど記事を書いていたら、デジタル庁でも、そうした人材を育成する人材の募集がかかっていました。) 皆さんはデジタル人材の育成と聞いて、何が必要になると考えていますでしょうか? どうしてもデジタルという側面から、プログラマーを採用せねば、だったり、デジタル戦略を検討できる人材を育まねば、という「デジタル」の視点に行きがちです。しかしながら、単にデジタルの

        • 固定された記事

        デザイン思考に取り組むために、耕すべきもの ~ プロセス…

        マガジン

        • ミミクリ メンバーズマガジン
          9本
        • (仮称)新しい価値の描き方 執筆マガジン
          3本

        記事

          「紡ぎ継がれる」営みの「流れ方」を考える ~ まちの景色を考えるためのまなざし

          2月に話題になった、石川県池田町の「池田暮らしの七か条」 皆さんはどのように感じたでしょうか? 良し悪しはここでは言及しませんが、自分たちのまちの良さを守りたいという想いが背後にあることは間違い無いですし、おそらくその背後には過去の経験からまちの良さを壊されてしまった、という経験もきっとあるのでしょう。 しかしながら、だからと言って排他的になっていては、新しい人がやってくることもなく、次第にまちが衰退していってしまうことも容易に想像されます。 こうした景色は、池田町に限

          「紡ぎ継がれる」営みの「流れ方」を考える ~ まちの景色を考えるためのまなざし

          孜忽書院 〜 シシコツコツと歩むために自己と向き合う3日間

          2023年2月18日に、長野市にて「シシコツコツ」というイベントが開催されます。 シシコツコツについては、ぜひこちらをご覧いただければと思いますが… 今年から始まった、「孜忽書院」という取り組みに、ファシリテーターとして参画させていただいておりました。参加者の皆さんの発表を前に、改めてどんなことをやってきたのか、どんな想いを込めたのか、皆さんに紹介できればと思います。 孜忽書院とは?僕もまだまだ若手であらねばと思いつつ、もっと若い世代の人たちは、僕らの世代以上に自らお店を

          孜忽書院 〜 シシコツコツと歩むために自己と向き合う3日間

          私たちは、なぜアイデアを考えるのか

          「新しいアイデアを考える必要があるんですよね」 こうした声が聞かれない企業というのはほとんどないと思います。 またその後によく続くのが 「なかなかいいアイデアがうまれないんですよねぇ」 という声です。 では、私たちはなぜ、アイデアを考え、生み出す必要があるのでしょうか? アイデアは、売上のためにある?これはある種命題のように思えるかもしれません。社会が変化する中で、既存の事業だけで売上を伸ばし続ける、あるいは保ち続けることは難しく、新しいアイデアを考えなければ、収益

          私たちは、なぜアイデアを考えるのか

          WhyとWhatを繰り返す、リフレクション

          こんにちは、年の瀬ですね! 今日が仕事終わりという方も多いのでは無いでしょう? 年末といえば、一年をゆっくり振り返ることができる機会でもあります。 とはいえ、振り返りと言ってもどうやったら良いのでしょうか。 今年一年を漢字一文字で例えてみたり、モチベーショングラフを書いてみたりと、さまざまな方法はありますが、 今日は、ものすごくシンプルな方法をご紹介したいと思います。 Whyだけでなく、Whatを組み込み交互に問いかけるズバリその方法は、WhyとWhatの問いを立て

          WhyとWhatを繰り返す、リフレクション

          "力強さ"を問い直そう …と思わないか?

          こちらはMIMIGURI AdvetCalendar2022のDay2記事です 6つのキーワードを起点に それぞれのメンバーが毎日記事を更新してまいります! 前日の記事はこちら 翌日の記事はこちら この記事を書いている人アドベントカレンダー経由で初めて知る人も多いかもなので、簡単に自己紹介をさせてください! 株式会社MIMIGURIで、デザインの考え方をベースにした、コンサルティングやファシリテーション、あるいはそれらの研究に取り組んでいます。(貼った記事がもうコロナ

          "力強さ"を問い直そう …と思わないか?

          話を聞くことの本質はどこにある?

          商品開発や新規事業、あるいはさまざまなリサーチにおいて、 誰かに話を聞くことは欠かせません。 これは疑う余地はないでしょう。 すると当然気になるのは、「一体どうやって話を聞けば良いのか」 さまざまなプログラムをご一緒するなかで、最もよく聞く質問の一つです。 その答えの一端は、すでにさまざまな記事があり 「新規事業 インタビュー 方法」と検索してみれば、数多くのコンテンツや講座が出てきます。 初めて取り組む人であれば、「デザインリサーチの教科書」や「はじめてのUXリサーチ

          話を聞くことの本質はどこにある?

          「わからない」ことを「分けて」「分かち合う」

          どうしても、「わかる」と「わからない」で私たちは分けてしまいがちだが、それだと「わかる」ことばかりが目的化してしまい、「わからない」ことと向き合えなくなってしまう。 本当に重要なのは、「わからない」ことを「分ける」こと そしてその「わからなさ」を他者と「分かち合う」ことではないだろうか? そんな風にふと感じたので、整理をしてみました。 1. 新しく見つかったわからないこと着目する 著書「リサーチ・ドリブン・イノベーション」でも書いたけれど、わからないことには、既に知っ

          「わからない」ことを「分けて」「分かち合う」

          新しい本のベースは、こちらの山の図になります

          新しい本のベースは、こちらの山の図になります

          みる時間、かく時間、はなす時間も意識的につくるの大事だな… みる - 本を読む - 映画を見る - 美術館に行く かく - 文字を書く - 絵を描く - 汗をかく はなす - ひとりで話す - 誰かと話す - 何かと距離を置く(はなす)

          みる時間、かく時間、はなす時間も意識的につくるの大事だな… みる - 本を読む - 映画を見る - 美術館に行く かく - 文字を書く - 絵を描く - 汗をかく はなす - ひとりで話す - 誰かと話す - 何かと距離を置く(はなす)

          来年の仕事の仕方 ひとりの時間 仲間との時間 クライアントとの時間の3つに分けて考えてみる

          来年の仕事の仕方 ひとりの時間 仲間との時間 クライアントとの時間の3つに分けて考えてみる

          もう少しここに、まとまってない思考投げていこうかなと思い、noteの呟きをテストしてみる

          もう少しここに、まとまってない思考投げていこうかなと思い、noteの呟きをテストしてみる

          アイデアは誰が評価するのか ~ リサーチ・ドリブン・イノベーション発刊にあたっての想い③

          Kindle版の予約も開始し、いよいよ発売まで1ヶ月を切りました! 3本目となる今回の記事では、アイデアの「評価」とイノベーションの関係性について、本の中では触れられていない私の考えを紹介していきたいと思います。 ▼ これまでの記事 イノベーションが起きない原因は「評価」にある?2018年にミミクリデザインで働きはじめてからの3年間、多くのプロジェクトを実施する中で、アイデアを形にすることの難しさを痛感してきました。 ワークショップの場では「良いアイデア」が生まれたの

          アイデアは誰が評価するのか ~ リサーチ・ドリブン・イノベーション発刊にあたっての想い③