山下紘雅|GREAT WORKS TOKYO

戦略クリエイティブファームCEO/理系修士卒→経営コンサル→世界一周旅行→電子書籍ベン…

山下紘雅|GREAT WORKS TOKYO

戦略クリエイティブファームCEO/理系修士卒→経営コンサル→世界一周旅行→電子書籍ベンチャー→2015年独立→2020年〜現職/情報整理・編集と言語化が得意/恥ずかしがり屋の目立ちたがり屋/実践的な哲学者でありたい

マガジン

  • Travel 01. 東京から陸路と海路で香港へ

    Travelife Log 2012-2013|東京を出発してから、フェリーと列車を乗り継いで香港までやってきた。沢木耕太郎の『深夜特急』に憧れて、なんとなくそういう旅がしてみたかった。香港を除くと、中国大陸に足を踏み入れたのは今回が初めてだった。十億人以上が住む国を、この目で見てみたかった。

  • Creative Journey 〜あいまいな世界の歩き方〜

    戦略クリエイティブファーム「GREAT WORKS TOKYO」の山下紘雅による対談連載企画。さまざまな分野のプロフェッショナルの方との、クリエイティブな思考の「旅」を楽しむようなトークを通して、予測不能かつ正解もない現代=「あいまいな世界」を進むためのヒントを探っていきます。

記事一覧

天壇と胡同、そして雑技の夜 【世界旅行記008】

2012年7月22日(日) 中国 北京 今日は一転、快晴。まさに高温多湿で、うだるような暑さになった。なぜ、このいちばん暑い時期にわたしは中国にいるのだろうか。ちっとも…

「北京遭遇近四十年来最大降雨」 【世界旅行記007】

2012年7月21日(土) 中国 北京 天気予報が雨だったので、万里の長城へ行く計画を中止して、天安門と故宮を見学することにした。宿を出るときはまだ降っていなかったので…

天津から新幹線で空霞む北京へ 【世界旅行記006】

2012年7月20日(金) 中国 天津 → 北京(新幹線 和諧号) 昨日のうちに買っておいた切符を手に天津駅へ。天津駅から北京南駅まで、新幹線・和諧号で30分。快適すぎて、も…

灼熱の天津を歩きまわる 【世界旅行記005】

2012年7月19日(木) 中国 天津 こちらでは本当に言葉が通じない。筆談でなんとかしているが、食事をするのも一苦労だ。昨日のこと。マクドナルドで3元のソフトクリーム…

24時間の船旅を経て天津へ 【世界旅行記004】

2012年7月18日(水) ソウル → 中国 天津(フェリー 天仁号) 仁川(インチョン)港から、天仁号というフェリーに乗って24時間、中国の天津新港に到着した。 1,500ウォ…

景福宮、そこはむかし訪れた場所だった 【世界旅行記003】

2012年7月16日(月) 韓国 ソウル ソウルから中国へ入るルートを調べた結果、天津行きのフェリーが出ていることがわかった。ところが韓国語のサイトしかなく、直接港へ行…

雷雨の釜山を抜けてソウルへ 【世界旅行記002】

2012年7月15日(日) 韓国 釜山 → ソウル(新幹線 KTX) 韓国人は、日本人より無愛想かもしれない。街なかや電車のなかでは、とても冷たい。堂々と列に割り込んでくる。…

出発、さよなら中目黒 【世界旅行記001】

2012年7月13日(金) 東京 → 大阪(東海道新幹線) 2012年7月14日(土) 大阪 → 韓国 釜山(フェリー PanStar Cruise Ferry) バタバタと家を出てきてしまった。水曜日…

こうでもしなければ…… 【世界旅行記000】

2012年7月10日(火) 東京 まだだとわかっていながらも、毎日、インドビザの申請状況をチェックしている。先週木曜に申請したので、ほかの人と同様に考えれば、ちょうど1…

天壇と胡同、そして雑技の夜 【世界旅行記008】

天壇と胡同、そして雑技の夜 【世界旅行記008】

2012年7月22日(日) 中国 北京

今日は一転、快晴。まさに高温多湿で、うだるような暑さになった。なぜ、このいちばん暑い時期にわたしは中国にいるのだろうか。ちっとも過ごしやすくない。

天気のよさも相まって、世界遺産の天壇はすばらしかった。円形というのがよい。どこでもそうだが、宗教施設は奥深さがあってよい。いにしえの人々は、そこでなにをどのように祈ったのだろうか。想像がふくらむ。

北京駅へ

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「北京遭遇近四十年来最大降雨」 【世界旅行記007】

「北京遭遇近四十年来最大降雨」 【世界旅行記007】

2012年7月21日(土) 中国 北京

天気予報が雨だったので、万里の長城へ行く計画を中止して、天安門と故宮を見学することにした。宿を出るときはまだ降っていなかったので、安心していた。それがこのあと、まさか想像を絶する豪雨になろうとは……。

昼から降りはじめた雨は、最初は小ぶりだったが、時間とともに勢いを増す一方だった。あれよあれよという間に大粒の雨になり、故宮見学の後半には全身びしょ濡れにな

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天津から新幹線で空霞む北京へ 【世界旅行記006】

天津から新幹線で空霞む北京へ 【世界旅行記006】

2012年7月20日(金) 中国 天津 → 北京(新幹線 和諧号)

昨日のうちに買っておいた切符を手に天津駅へ。天津駅から北京南駅まで、新幹線・和諧号で30分。快適すぎて、もっと乗っていたかった。

北京は天津よりさらに蒸し暑い。そして空気が汚い。うわさには聞いていたが、ここまでひどいとは思わなかった。そして、どこもかしこも人でごった返している。

予約していたユースホステルは、窓もエアコンもな

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灼熱の天津を歩きまわる 【世界旅行記005】

灼熱の天津を歩きまわる 【世界旅行記005】

2012年7月19日(木) 中国 天津

こちらでは本当に言葉が通じない。筆談でなんとかしているが、食事をするのも一苦労だ。昨日のこと。マクドナルドで3元のソフトクリームを買おうとして、頭上のソフトクリームの看板に書いてある漢字を写しとって見せたら、話が噛み合わない。あとで気づいたのだが、「2個買ったら2個目は半額!」の「半額」がたまたまソフトクリームの写真にかぶっていただけだった。冷静に考えたら

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24時間の船旅を経て天津へ 【世界旅行記004】

24時間の船旅を経て天津へ 【世界旅行記004】

2012年7月18日(水) ソウル → 中国 天津(フェリー 天仁号)

仁川(インチョン)港から、天仁号というフェリーに乗って24時間、中国の天津新港に到着した。

1,500ウォン(約100円)の差しかなかったので、エコノミーではなく、ビジネスクラスに。とはいっても、二段ベッドが二つ並ぶ4人部屋であることに変わりない。それとは別に、洗面台とテーブルがついているのが異なる点だろうか。韓国人2人、

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景福宮、そこはむかし訪れた場所だった 【世界旅行記003】

景福宮、そこはむかし訪れた場所だった 【世界旅行記003】

2012年7月16日(月) 韓国 ソウル

ソウルから中国へ入るルートを調べた結果、天津行きのフェリーが出ていることがわかった。ところが韓国語のサイトしかなく、直接港へ行く以外、自分で予約できない。宿のおばさんに相談したところ、直接電話をかけてチケットを確保してくれた。わたしの代わりに、パスポートのコピー送付や代金振り込みまでしてくれた。幸運なことに、チケットは最後の1枚だった。これで明日、中国へ

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雷雨の釜山を抜けてソウルへ 【世界旅行記002】

雷雨の釜山を抜けてソウルへ 【世界旅行記002】

2012年7月15日(日) 韓国 釜山 → ソウル(新幹線 KTX)

韓国人は、日本人より無愛想かもしれない。街なかや電車のなかでは、とても冷たい。堂々と列に割り込んでくる。モノがぶつかってもなにも言わない。他の人が差している傘が、わたしの目に刺さりそうなこともあった。それでもなんとも思っておらず、強引に押しのけてくる。特に年配女性の態度は許しがたいものがある。どうも好きになれない。

とはいえ

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出発、さよなら中目黒 【世界旅行記001】

出発、さよなら中目黒 【世界旅行記001】

2012年7月13日(金) 東京 → 大阪(東海道新幹線)
2012年7月14日(土) 大阪 → 韓国 釜山(フェリー PanStar Cruise Ferry)

バタバタと家を出てきてしまった。水曜日にインドのビザを受け取れたので、昨日、予定通り大阪からフェリーに乗り、釜山に到着した。大阪へ向かう新幹線のなかで、いつになく感傷的な気分になった。もう、あの住み慣れた中目黒の家には戻らないと思うと

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こうでもしなければ…… 【世界旅行記000】

こうでもしなければ…… 【世界旅行記000】

2012年7月10日(火) 東京

まだだとわかっていながらも、毎日、インドビザの申請状況をチェックしている。先週木曜に申請したので、ほかの人と同様に考えれば、ちょうど1週間後の明日にはできるはず。そう踏んで、金曜の大阪発釜山行きフェリーを予約してしまった。電話で確認したところ、金曜の便であれば明日午前には振り込みが必要とのこと。ふらっと旅に出たいと言っても、現実的には難しいものである。

最初の

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