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認知症と酔っ払い

僕は昔から「認知症はお酒に酔った状態と同じ様なもの」と解釈しています。

お酒を飲んで酔っ払うと大脳皮質の機能が低下します。

知性ちせい」を司っている脳の部位なので思考や判断力が低下します。

まさに考えられない状態になって一般的な酔っ払い状態です。

お酒を飲むと人によって様々な顔を見せます。

僕はお酒を飲めないから、いつもシラフで介抱する事が多いんです。

お家まで送り届ける役割がほとんどで、本当にいろんな人がいるのを、この目でしっかりと見ています。

陽気になる人、怒る人、記憶が全くなくなっちゃう人、フラフラとどっかに歩いて行っちゃう人、知らない人に絡む人、急に泣き出したり不安になっちゃう人、子供になっちゃう人、いろんな人を僕は見てきました。

これ、どれも認知症でも見られるんです。

一般的には認知症ってタイプ別に別けて診断されます。

主に4大認知症と言われるものがあります。

「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の4つです。

それぞれに特徴的な症状がありますが、僕はこの分類に少し違和感を感じてます。

認知症の人はこんな簡単なタイプに別けられるとは思っていません。

脳のどの部位が悪いという問題でもありません。

そもそも生き方そのものが認知症に表れています。

そしてその結果、どこの脳機能が主に低下したかで現れる症状が変わってきます。

最終的には同じ様な着地点に向かって行く感じがありますが、あくまでもスタート地点が異なるだけです。

今あなたがお酒を飲んだ時に現れる別の顔が、大脳皮質の機能低下と共に分かりやすく現れる症状だと思っています。

つまり認知症になった時に表れてくる症状だと思っています。

どんな食事をして、どんな思考の癖があって、どんな人間関係で、どんな生活リズムなのか、それ以外にも人によって様々な人格形成をする要素があります。

僕はこの中でも食事と思考の癖は認知症のみでなく、人生を豊かにする意味でも最重要なものと捉えています。

人を憎んだり、すぐに悪いところに目がいったり、被害者意識が強かったり、相手をギャフンと言わせないと気が済まない様な生き方をしている人がいます。

これらは間違いなく、してきた事や偏った考え方で人生の終末にしっぺ返しを喰らいます。

認知症の高齢者でもすごく愛くるしい認知症の方もいます。

大脳皮質のコントロールが弱まっても、凶暴な思考やマイナス思考がそもそもない穏やかな人です。

「こんな認知症ならいいのにな」と思ってしまうほどに可愛らしいんです。

そんな方のご家族はその方を大切に扱っている事が多いものです。

これまでの人生でしてきた事に報いる様に、ご家族が介護されているんだと思います。

やはり認知症は若い頃からの生き方や思考が重要です。

あなたは今のまま高齢になった時、こんな可愛らしい高齢者になれる自信がありますか?

今している事は必ず自分に返ってきます。

因果応報いんがおうほう

そんな難しい事を考えなくても分かるはずです。

人はされたらしてあげたくなるもの。

周りの人に優しく接したら、優しく扱われます。

酷い扱いをされたら、酷い扱いをされてしまいます。

そして、その日々の行動が自分の脳のデフォルトなモードを作り出していると日々感じます。

当然、食生活や必要のない薬の使用など気を付ける事はあるかと思います。

今日から、お金をかけずにまずできる認知症予防として、穏やかなココロでいられる様な思考の癖を身につけてみてはいかがでしょうか?


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