![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57517950/rectangle_large_type_2_b9c793cd4f30318408786668e33c88d7.jpg?width=1200)
【建築】階段! Stairs! 階段!(Part 2)
ハリウッド映画は、シリーズものやリメイクなど安易な企画も多い。確かにその通りだ。私も先日「ゴジラvsコング」を観たばかりだ。
でも安易さなら俺も負けないぜ!とばかりに、階段企画のPart 2!
オンタリオ美術館(フランク・ゲーリー)
前回も紹介した美術館。館内の階段に比べて“ひねり方”が少ないが、屋外に飛び出すことでそのマイナス分を補っている。それにしてもゲーリー、相変わらず無茶をする。 <参照記事>
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57497988/picture_pc_82d91fb9548ac889c7ba3ddfd0f34db9.jpg?width=1200)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(谷口吉生)
どこをどう見ても美しい谷口建築。階段単体でも充分美しいが、この空間においての、目立ち過ぎず控え目になり過ぎずの絶妙の存在感が素晴らしい。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57498499/picture_pc_bec852ba568d32d35aa50d5744b03b40.jpg?width=1200)
プンタ・デラ・ドガーナ(安藤忠雄)
レンガ造+木造屋根の古い建物に、異物であるコンクリートを組み合わせるという安藤さんが得意とする建築手法。右端に見切れている四角いオブジェは、ドナルド・ジャッドの作品。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57498628/picture_pc_6175ac780e2b3d5d5bf7561bad3ac05b.jpg?width=1200)
ブレゲンツ美術館(ピーター・ズントー)
今回の“細長い階段”はピーター・ズントー。アップの写真はないが、ディテールまで突き詰めてデザインされている。さすがズントー! <参照記事>
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57588778/picture_pc_f492cafe8eab0efea51b6db25afaf1bf.jpg?width=1200)
文化のみち二葉館
戦前の女優である川上貞奴の旧邸宅。元は大正時代の建物だが、2000年に名古屋市が移築復元した。悪くないけど、少しキレイに整備し過ぎかなあ...。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57499131/picture_pc_8d99a42d6c6fef8828e5dc6b26fd003b.jpg?width=1200)
プリンストン大学
キャンパス内を通り抜ける名も無い階段。学生も教授も職員も来訪者も、多分ほとんどの人はただ通り過ぎてしまうだろうが、ちょっと立ち止まって見てみると、中々素敵な風景だと思わないか?
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57499222/picture_pc_3e9861bb16759f92bc800b374612dc33.jpg?width=1200)
横浜市立大学 YCUスクエア(山本理顕)
前回は屋外の非常階段を紹介したが、今回は同じ校舎の吹抜けホールに設置された、薄く軽やかに見える階段。階数表示のサインも明快だ。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57499284/picture_pc_7680030d35230eb07d5d4538f94ff5d1.jpg?width=1200)
モエレ沼公園(イサム・ノグチ)
麓からの高さ52mのモエレ山。頂上まで、気持ち良いほど階段が直線状に伸びている。ちなみに私は登っていない。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57499350/picture_pc_c436998569dc08c44e59ebc385592a1c.jpg?width=1200)
落水荘(フランク・ロイド・ライト)
洗練されているとは言えないが、ユニークな手すりであることは間違いない。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57499454/picture_pc_384f3e6d0556d9a9aea92e48214cd102.jpg?width=1200)
エクソシストの階段
エクソシストと言えば、リーガンがブリッジで階段を降りるシーンが有名だが、ワシントンD.C.にあるこの階段は、カラス神父が自身に悪魔を乗り移らせた上で身を投げるクライマックスで登場する。(おっと、ネタバレだった)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57500108/picture_pc_f97c9a1c18853005b95d0619ba033d33.jpg?width=1200)
ヴィトラハウス(ヘルツォーク&ド・ムーロン)
切妻屋根の家をいくつも積み重ねたようなヴィトラハウス。複雑な構造だが、その中の階段も、階段途中にさらに螺旋階段があるというつくり。設計も施工も大変だよなあと感心してしまう。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57500294/picture_pc_6374507abd261c1943ebff938bce1c3f.jpg?width=1200)
坂の上の雲ミュージアム(安藤忠雄)
支える柱がない空中階段。途中に踊り場があることがポイント。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57500400/picture_pc_fc7940f7101f1053fa2e0bc9e38169fd.jpg?width=1200)
プリンストン大学アートセンター(スティーブン・ホール)
空中階段をもう一つ。こちらも前回紹介したアートセンターであるが、建物は異なる。設計は同じくスティーブン・ホール。途中で直角になっているが、建築家ってこういうの好きだよね。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57500459/picture_pc_ba37ca347cd29200f2751e40478133fe.jpg?width=1200)
アアルト大学(アルヴァ・アアルト)
アアルトのデザインであるが、正直に言えば普通の階段。もっとフォトジェニックな階段写真もあったが、何故か今回の選定からコレを外すことが出来なかった。窓と光と階段のバランスが良く見えるのだろうか? <参照記事>
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57500976/picture_pc_f23a8a0f40502cd479e8324770822f04.jpg?width=1200)
まつもと市民芸術館(伊東豊雄)
エントランスから2階のメインホールに向かう階段。劇場ならではの優雅さもあって、やはり伊東さんは上手い。以前の写真なので、今は右のエスカレーターは撤去されている。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501203/picture_pc_742109634515403f7f6ca1eb382372fb.jpg?width=1200)
シカゴの非常階段
見にくいが、古いビルに設けられた屋外の非常階段。鉄骨造だと思うが、ヤワそうだし、錆びていないのか? いざという時でも私は恐くて降りられない。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501279/picture_pc_5ed485269a9f2a30c951cbfe20689a5f.jpg?width=1200)
ジェットウイング・ライトハウス(ジェフリー・バワ)
スリランカの都市ゴールのリゾートホテル。その階段の手すりが彫刻になっている。バワの友人の彫刻家ラキ・セナナヤケによる作品であり、16世紀のポルトガル人とシンハラ人の戦いを描いている。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501381/picture_pc_7545ab79749de24d75ce82d954cfbbc3.jpg?width=1200)
ルーヴル・ランス(SANAA)
エレベーターと螺旋階段。前回紹介の金沢21世紀美術館と見比べるのも面白い。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501503/picture_pc_de17b3d661efef9bfa64a3e32d48a73e.jpg?width=1200)
イェール大学英国美術研究センター(ルイス・カーン)
どこに階段があるんだ?と思うだろうが、実はこのコンクリートの円筒が階段室となっている。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501642/picture_pc_2b631537f9b042f207f8230bca77db5c.jpg?width=1200)
コチラがその内部。円形に対して、四角い螺旋階段を配置している。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501653/picture_pc_98cdb8bf53bcc15125dc424ca67ada1f.jpg?width=1200)
UNIQLO PARK 横浜(藤本壮介)
屋根や屋上を、階段広場や滑り台などの子供の遊び場としたユニクロ。ショッピングの間も子供たちはここで遊んで時間を過ごすこと出来るのだ。
![UNIQRO横浜_016](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501748/picture_pc_b693bb7dd1326231822945f55eea4599.jpg?width=1200)
番外編:アアルト大学(アルヴァ・アアルト)
階段ではなく階段状の広場。学生たちが集い、大学らしい雰囲気を感じることが出来て、私のお気に入りのショットでもある。 <参照記事>
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57501798/picture_pc_4cba56471f3325f1ebb990efc368fc98.jpg?width=1200)
まだ階段の写真はあるので、Part 3まで企画して“三部作”としたいところであるが、次はレベルダウンが否めない。なので階段企画はこれにて終了。
でも別の(マニアックな)企画を思い付いたので、それまでTo Be Continued.
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