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無宗教だった俺がクリスチャンになるまで

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無宗教だった俺がクリスチャンになるまで6(最終回)

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで6(最終回)

written by wattle🌼今日は、友人の死と、教会のミサへ行った話です。

■ 友人の死俺は26歳頃、大学時代の友達で、仲良くて、一緒にゼミで勉強をしていたやつが、ちょっと連絡をしなかったうちに、進行の早いガンのため、亡くなった。
ガンにかかったことも入院したことも何も知らなかくて、ある日突然、亡くなったという報せが友達伝いにLINEで入ってきた。

俺はその時、新婚ほやほやで妻のお腹

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無宗教だった俺がクリスチャンになるまで5

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで5

written by wattle🌼ちょっとまた話を小学生時代に戻します。

■ おじいちゃんのこと俺のおじいちゃんは俺が生まれた頃から病気のためにほぼ寝たきりで、俺の住んでいた県の隣の隣の県に、介護をするおばあちゃんと二人で暮らしていた。そんなわけで、俺の家族は毎週末、車に乗っておじいちゃんの面倒を見に行っていた。

この週末の日々が俺に与えた影響は計り知れないものがあり、気づく限りで色々書い

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無宗教だった俺がクリスチャンになるまで4

written by wattle🌼■ 遠藤周作が見ようとした「何か」
『沈黙』の後、数冊読み終わる頃には遠藤周作は俺の最も好きな作家になっていた。
(一人の作家の本をこんなにたくさん読むのは、10台でハマっていたラノベ以来だったw)

遠藤周作はクリスチャンの作家で、小学生の時に母親が洗礼するのと一緒に、洗礼を受けさせられた。
母親から与えられた、「ぶかぶかの服」のように自分に合わない異質なも

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無宗教だった俺がクリスチャンになるまで3

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで3

written by wattle🌼幼稚園時代から時間は流れ、wattleが大学二年生のときのお話です。

■遠藤周作『沈黙』を読む
大学二年の年の瀬、大学生協の本屋をぷらぷらしていると、作家『遠藤周作』の名前が目に留まった。高校一年の時、現代文の推奨図書で遠藤周作の「海と毒薬」を読んだことがあり、それ以来の再会だった。

サークル三昧の毎日だったが、たまには正月休みに読書でもすっか。。。という

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無宗教だった俺がクリスチャンになるまで2

無宗教だった俺がクリスチャンになるまで2

written by wattle🌼今回はキリスト教との最初の出会いについて書きます。

■ カトリック系の幼稚園
俺はカトリック系の幼稚園に通っていた。親としては他にも選択肢はあったと思うけど、「モンテッソーリ教育」を受けさせたいということで母親が選んでくれた幼稚園だったっぽい。「モンテッソーリ教育」の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人

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無宗教の俺がクリスチャンになるまで1

無宗教の俺がクリスチャンになるまで1

written by wattle🌼今回から連載で、wattleの信仰についての語りを聞いてほしいと思います。何回で完結するのか、全く見えない(笑)

無信仰だった俺がキリスト教の信仰を持つに至った経緯、信仰を通して俺が日々どんなことを感じたり、考えたり、学んだりしているかを書いてゆきたいと思います。

■ 宗教多元主義
宗教といっても、日本人なら、神道、仏教、キリスト教、イスラム教の4つはすぐ

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