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【胃がんサバイバー日記】

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5年間の経過観察に関することや、何気ない日常などの日記とか
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#胃がん

【胃がんサバイバー日記】歩みをすすめる。

【胃がんサバイバー日記】歩みをすすめる。

歩いてきた道胃がん亜全摘手術が終わってから、8ヶ月が過ぎた。そろそろ今年の終わりが見え始めたので、一度振り返ってみようと思う。

2月に告知を受けてから、検査検査の日々。その後入院、そして手術、リハビリ、自宅療養を経て仕事復帰。後遺症と共に歩み、今に至る。

文字にすると少ないが、今年起こった一つ一つの出来事は、とても印象深く、精一杯で気が抜ける時がなかった。それは今も続いている。

2月の大腸検

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【胃がんサバイバー日記】磯丸水産へ行くの巻。

【胃がんサバイバー日記】磯丸水産へ行くの巻。

時はきた!ただ磯丸水産に飲みに行っただけの話です。

コロナ禍になって約2年。ウイルスとの付き合い方、予防方法などわかってきつつあるなかで、よくわからないまま陽性者数が激減。ウイルス自体の自滅なんて話もあるようだ。なんそれ!それに伴い、緊急事態宣言も解除へ。

やっとお店が開き始めるこの時を待っていた。
基本、家飲み派なので「外に飲みに行きたい!」そんな気持ちは微塵もない。しかし、行く理由があった

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【胃がんサバイバー日記】次に向かって

【胃がんサバイバー日記】次に向かって

術後半年検査空から光が射している、9月下旬の朝。その日は胃がん亜全摘術後半年検査の日。当日の朝から食事制限があり、検査の前にはより綺麗に写すためにトイレの時間も制限がある。

血液検査と造影剤CTのみ。経験上、入院中なら30分くらいで終わる内容だが、1日休みを取った。

病院について手続きをする。もう何度目かになるその行為は、スムーズに終わり、先に血液検査へと進む。5人ほどのまちを経て順番になる。

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【胃がんサバイバー日記】あるがままに

【胃がんサバイバー日記】あるがままに

術後5ヶ月経ってやはり、体調の話からになってしまう。食事は思うように食べられている。後遺症は日々あるものの、辛い、苦しいまではいかない。困る、不便があっていると思う。本当に恵まれた状態。慣れてしまってきたのか、食事のスピードが上がってきた。胃がないことを知らない人と食事をしても、そこまで"遅い"とは違和感を感じないかもしれない。こうやって書くのは食べられることを、自慢したいわけではなく、ただ、こん

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【胃がんサバイバー日記】自分とつながる誰かのために

【胃がんサバイバー日記】自分とつながる誰かのために

※病気や死についてのことが書いてあります。
苦手な方はご遠慮ください。

終活ライフケアプランナーがんが見つかってから半年が過ぎた。たくさんの検査をして、入院.手術をして、無事に退院し、療養を経て仕事復帰、後遺症と付き合いながら、とりあえずサバイバーとなった。

がん発覚初日から、遺書のつもりで始めたこのnote。最近は更新も月一程度にして、体や心の状態の変化を書いている。遺書かどうかは曖昧になっ

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【胃がんサバイバー日記】吉井玲さん21年での卒業

【胃がんサバイバー日記】吉井玲さん21年での卒業

※学校に例えていますががんのことが、書かれています。

入学して3ヶ月今年の2月に俺の元へ、チケットが当たっていると連絡があってから、関係者各位の力と自分の体力を用いて、4月に無事に胃の卒業式と同時に5年間の経過観察に入学。まだ入学して3ヶ月。やっと生活にもなれてきて先輩の生活をsns等で学び、自分の体を観察して日々過ごしている。

先輩の吉井玲さんは21年も前(当時19歳)に血液のがんと診断され

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