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やっと5日経過。この多忙な一週間を振り返ってみる。

 ハローワークで勧められた初任者研修会を修了して、始めて本当の現場に入って早、一週間が経った。自分が就職した職場には4つの施設があり、そのデイサービス施設と障がい者支援施設の2施設間をローテーションで交代勤務することになったのだが、最初の5日間はデイサービス施設連続で勤務した。そして今、久々のお休みを頂いたのでNOTEを記す余裕ができたのだ。コロナ禍にあって、初任者研修会では通常のシラバスを変えざるを得ず、実際の現場体験をすることができなかった。座学で大雑把な1日の流れを聞く、レクリエーションのロールプレイングだけで終わってしまった。コロナ騒動で昨年あたりからそういうスタイルでしかできなくなったと聞いた。まあ止むを得ない措置ではある。だから就職すると同時に本物の現場に行ったので、頭の中は不安と期待でいっぱいだった。

一番の課題だったのは一言で言うと記憶力の問題。この5日間はご利用者のお顔と名前がすぐに覚えられずに予想以上に困った。前職の時には来客者と応接で名刺交換して世間話をしているうちに様々な情報を紐付けしたのでさほど不自由なことはなかったし、ぶっちゃけお名前を覚えることには少々自信があったのだ。しかし名刺など交換するわけもなく顔と名前と上着とバッグ類だけで紐付けする材料がない。全く手繰り寄せるための紐が無いのだ。
施設のキャパとしては10人/1日の受け入れが可能であるが、日によって違い10人も一度にお越しになるともう頭の中はカオス、カオスの連続で全く収集がつかない。とにかく多くの人とお話ししながら様々な情報を引き出し、自分の中の狭くて少ない引き出しを使って四苦八苦しながら記憶を紐付けしていった。ご利用者さんもそうだが勤務日によってスタッフの顔ぶれも変わるしまずは自分の足元の上司、同僚の皆さんの顔も覚えなければお話にならない。😅💦

 現場の雰囲気というのは先月まで通っていたスクールの座学で学ぶのとは異次元なくらいにかけ離れていて、1日の中の小さなイベントとイベントの合間に、煩雑な業務も入ってくるので、そうした頭の中の整理が常に必要になる。添付の写真はちょうど近隣施設で開催していた文化祭の菊花展の様子であるが車椅子で押していく作業ひとつとっても、不慣れな自分には新鮮であり緊張してご利用者さんとお話ししていたと思う。普段、自分で自由に見て歩き回るような皆さんではないので、いく輪も咲いた菊を見るにつけとても感動してくださっていたようだった。ご利用者さんから感謝や感動のお言葉をいただくことがこんなに尊く有難いモチベーションのエネルギーになるとは思わなかった。まあ、無事に5日連続の勤務を終えられたのは、何よりも先輩たちがカバーしてくれたおかげだ。🔰初心者マーク付きではあるが、なんとか現場デビューをつつがなく終えることができた。今は感謝感謝、感謝しかない。

3日目からは送迎も手伝わさせていただいた。お住まいのお家を覚えることは住居やご家族のお顔がご利用者さんとの新しい紐付けの要素になる。このことでお顔〜名前〜お宅〜ご家族、など様々な情報が頭の中で整理できた。実に千差万別、様々なご家庭なりの事情があって、趣味や嗜好など人間は多様性を持って生まれていることを痛感したと共にそれを実際に身体を持って感じることができたことは大収穫だったと思う。

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