今月(9月)の2冊目、読了
今月の2冊目はこちら。
今月読了した1冊目の次作にあたります。
新たな登場人物だけでなく、既出だった登場人物との人間関係の変化もありつつも、これまで以上に自然と人間の関係性が色濃く描写されていました。
特に、主人公と物語の途中で出てくる同級生との間にある「乖離」は、地元を離れた時の自分を見ているかのようでした。
私は「選択肢の多さ」を理由に、地方から東京へ出てきましたが、そのこと自体に間違いはなかったと思っています。しかし、今現在、自分自身がやっていることは地方では出来ないのか?と考えると「実は出来るのかも・・・」と思う自分がいるのも事実です。
それは、物理的な距離を縮めるだけのテクノロジーが発達したというのもあるかもしれませんが、17、18歳当時の自分には、本当は存在したのに選択肢が見えていなかったり、与えられたものだけを選択肢だと考えていたという「未熟さ」があったからだと思います。
4部作の3冊目までを読了し、残り1冊となりましたが、次作は少し間隔をあけて読んでみたいと思います。
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