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臨床一年目での技術の磨き方

皆さん、こんにちは。
私は2019年に鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の免許を取得した
現在臨床3年目のものです。
私がこれまで体験したことや感じたことを特に学生の方、これから
臨床の現場に立たれる方の参考になればと思い、発信させていただきます。

今回は臨床一年目での技術の磨き方をお伝えできればと思っております。
ご興味ある方は是非、最後まで見ていただければ幸いです。



結論から申し上げますと、【とにかく触りまくる、揉みまくること】です。


ごく当たり前なのですが臨床に出れば、いくら知識があったとしても正しく触る技術、そして適度な圧度(ここでの適度はそれぞれの患者さんに合わせた)での施術ができなければ、まったく意味がないといっても過言ではありません。もちろん学生時代にも臨床実習や実技の授業はあると思うのですがあれはあくまで基礎中の基礎なので臨床においては当然のことです。

ここで強く念押ししておきたいことは、決して知識はいらないと言っているわけではありません。知識と技術が相乗されることで、臨床としては
良い結果が生まれます。

では触る技術は何を参考にすればよいのか、、、、
それは先輩、上司に聞くこと、もしくは母校の先生に教えてもらう、師匠といえる方がおられるなら、その方々に聞いて教えてもらうことが一番早いです。実際、私もそのようにして最初は感覚をつかんでいきました。

揉む、もしくは押圧する技術についてはとにかく周りのいろんな方に自分の施術を受けてもらうことです。特に同業者や家族等であれば、必ずフィードバックをしてもらうとさらに良くなる改善点が生まれてきます。
とにかくいろんな人の身体を触り、施術することです。
そうすることで自然と手が動き、身体の血流が悪くなっている部分や可動域制限を引き起こしている部分などが分かってくるようになります。

よく広告等であるような遠隔治療や脳内活性治療だの上がっておりますが、あのようないわゆる魔法の一撃的なものばかり追い求めないでください。
私自身、恥ずかしながらそのようなものに一度手を出したことは
あるのですが(笑)もちろんあのような技術を否定するわけではないのですが、正しく患部を触り、介入することができる技術のほうが遥かに大事だということは強くお伝えしておきたいです。

もちろん運動連鎖やアナトミートレイン等の知識をいれることも必要です。
実際、治療院に来られる患者さんでも多い ”膝痛” ですが、急性の外傷や
炎症はさておき、慢性化しているものに関しては股関節の関節運動を円滑にする施術をするだけで大幅に痛みが軽減する事例を多々経験してきましたから知識もやはり必要です。ですがそのように良い結果を得られたのも
触りまくり、揉みまくったことによる相乗効果が生んだものだということを皆さんにご理解いただければなと思います。



いかがでしたでしょうか。
今回は臨床一年目での技術の磨き方についてお伝えさせていただきました。
【触りまくる、揉みまくる】 非常にシンプルですが、人様のお身体を触り施術させていただくことで、対価としてお金を頂く職業な以上
しっかりと触れる、介入できるセラピストになっていただきたく思います。

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