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これを知る者は、これを好むに如かず。これを好む者は、これを楽しむに如かず。(論語 雍也篇)
(意味)
知っていることは、好むということに及ばず、好むということは楽しむということに及ばない。
知 < 好 < 楽
仕事でもプライベートでも、心から楽しいと思えたり、拘れると思えることってあります。無意識的に楽しいと感じるということは、自分の考え方や行動規範に合致しているのでしょうね。そこにハマった仕事は諦めることなく継続することができます。
孔子は学(自己修養)について「楽」の域に達せよ、と言っていますが、今回は仕事においての「知<好<楽」について考察してみます。
全ての行動や仕事が自分の「楽」の域ではあり得ないですよね。
もしかしたら業務の中のほんの一部かもしれません。
働きがいを考える上で、私はよくMUST、CAN、WILLの話をしますが、以下のように当てはまるのかも知れません。
知 = MUST やり方を知っていて、やらなければならない仕事
好 = CAN 得意分野で、やりたい仕事 → 困難が立ちはだかった時、諦めがち
楽 = WILL 意欲が湧く、やっていて楽しい仕事 → 困難にも立ち向かえる。
あらゆることにおいて、まず知ることからスタートします。
その仕事が自分の価値基準、考え方に合っていたらそれはすぐに「楽」に達しますが、少しずれていたら「知」のままか、「好」で留まることになります。
「楽」ではない仕事についてはどう向き合うか?
いくつかオプションがありますが、
①我慢してやる
②理由をつけてやらない
③適切な人にやってもらう
④捉え方を変えて「楽」にしてしまう
なるべく、③か④を目指すことを考えましょう。
③は、それを「楽」と捉えている人がいれば、その人が実施するのがお互いのためです。
④は少しだけ高い位置からその仕事を捉えてみたときに、自分の価値基準に合っているのなら、その仕事の意義を捉えることができると思います。意義のあることに進んでいるのだ、と納得できれば、仕事の捉え方が変わるかも知れません。
(参考)
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