先ずその言を行い、而(しか)る後これに従う(論語 為政)
(意味)
最初に、その言うところの説を実行し、その後にこれを言葉にしなさい。
信頼される人は、自ら実行して示す
自らが模範となる行動をし、言行一致を示すと、信頼を得ることができます。雄弁が勝り、言うだけのことが多くなってしまうと、その言葉の信憑性が低下します。
孔子が能弁家である弟子の子貢に対して諫めた言葉として知られています。
特に組織の掲げる行動規範やビジョン、会社の基本理念、これらは日々の行動の基準となることで、たとえそれが自分の考案したメッセージ、理念ではなくとも、リーダーはこれらを行動に示していく必要があります。
逆に、自らがやりもしないようなことを発信することは有害ですらあります。
大変優れた弁説能力の持ち主は、それによって上位職に認められることが多いのですが、上の人はその行動を確実に把握する必要があります。行動するリーダーが認められる組織であること、これが所属メンバーに対してのメッセージになり、メンバーの行動規範になっていくのです。
(参考)
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