不誠実な相手への対応 孟子と孔子とアドラー
こんにちは。関東は秋晴れで気持ちいいですね!☀️
みなさんは仕事やプライベートで不誠実な相手に対して、どのような対応を取るでしょうか?
不誠実に対して直接的に「仕返し」なんてことはしません。相手とのその後の付き合いを鑑みて、社会人としてはなかなかできるものではないですよね。
負の連鎖は避けたいところです。
そんな時、先生たちはどうするか。今日はそんな話題です。
孟子、孔子、そして心理学者アドラーの遺した書に聞いてみました。
徳を以って怨みに報いよ (孟子)
一番理想主義だと言えますね。不誠実に対しても、仁徳を以って対処する、ということで自己修練し、自らを高めることにフォーカスしています。
直を以って怨みに報いよ (孔子)
礼と義を重視してケジメをつけるべき、というのが孔子の立場。感情的な怨みを返すのではなく、不公正を改める、というフェアネスを重視すべき、ということです。
「かわいそうな私」を演出するのはやめて、怨みの感情を棚上げしよう。(アドラー)
面白いのがアドラーの考え方です。相手の不誠実に対して恨みを持っているという自己の感情に冷徹なまでに対峙しています。
自分がいかに「かわいそうか」を証明するために怨んでいるのだ、と言います。その感情を棚上げし、起きている出来事に対処すべきである、と主張します。
みなさんはどの先生に共感しますか?
共通するのは起きた事象に対して冷静な対応を取るために、まずは自分の「怨み」や「怒り」に対して、自己の中で心を落ち着かせましょう、ということです。不誠実なことを行ったのは相手であって、それに惑わされる必要はないのです。
それは相手の徳が足りていない、ということで、自分とは切り離して良いことです。
どう対処するか、はケースごとに変わるため、冷静に対応する。自分の冷静さを保つ徳を育てることが大事である、ということを学びました。
ではまた!
(参考)
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