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論語

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これを愛する能く労する勿らんや。これに忠する能く誨うること勿らんや。(論語 憲問)

これを愛する能く労する勿らんや。これに忠する能く誨うること勿らんや。(論語 憲問)

(意味) 本当に愛するということは、試練を与えることである。
 人に誠実に尽くすには、しっかりと教え諭すことである。

裏を返せば、
 愛することは甘やかすことではない。
 忠とは勝手になんでもやらせておくことではない。
ということが含まれています。

部下を信頼して仕事を任せる
 組織において、部下を信頼し、仕事(試練)を与えること、その成長を促すことが重要です。ここで孔子は「愛」と表現していま

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不憤不啓 不悱不発(憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず) 「論語」(述而篇)

「啓発」の語源となる言葉。
「やる気」の無い人には何を無理矢理施しても仕方ない、という意味。やる気を出して勉強しなさい、と門下生に発破をかけている言葉である。

 仕事において、何を施さなくとも主体的に動く人と、やる気のかけらも見せない人がいる。それぞれの人たちには、そのような状態になる必然的な背景があるはずだと思う。生まれもった資質、これまで生きてきた経緯から、その人の傾きがちな方向はあるだろう

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