見出し画像

年齢なんて、数字でしかない

「もう私の歳じゃ着れないな〜!」

「自分には早いんじゃないでしょうか?」

 
クライアントでもこんなことを言う方が結構いらっしゃいますが、僕はそんな時にこうお答えしています。
 

「似合ってればいいんです」

 
この語尾は©川平慈英になりつつあるな。もとい、だって似合ってれば誰も文句言えないでしょう?ファッションで一番大事なのは似合ってるかどうかなので。

 
というのも、事実ファッションブランドが設定している顧客層の年齢設定は、ほとんど意味がないからです。

 
”30〜40歳のOLに向けて”と設定してるあるブランドも実売は40代以上がメインだったり、某ギャル系ブランドなんかも全盛期の世代がそのまま持ち上がって買ったりしていたので、ブランディングのためにその世代向けのブランドを新たに作ったりしています。

 
逆に、化粧品のドモホルンリンクルは”30代からの基礎化粧品”を謳っていましたが、その下の世代が”自分たちが使ったらもっと効果が出るんじゃない?”という発想で購買するようになったというのは有名な話。

 
要は提供側の意図とは別に、自分に合うか?必要か?ということが判断基準になっているということです。

 
それに、例えば45歳と言ってもみんなが同じ容姿じゃないわけでしょう?常盤貴子も椿鬼奴も藤木直人もすっちーも同じ45歳なんですよ。藤木直人とすっちーが同じ服着て似合うと思いますか?藤木直人のすち子はちょっと見たいけれども。それ言うと常盤貴子のボンジョビ熱唱も見たいな。

 
そして、年齢が上だからってその分優れてるってわけでもない。若くても世界を体験していたり色々な経験をしている人の方が有益な情報を持っていたり、人間的に成熟していたりするし。どのくらい生きたか?ということより何を経験してきたか?成し遂げてきたか?という方が大事です。

 
ファッション界、美容界では、もはや「アンチエイジング」という言葉は時代遅れになりつつあります。抵抗するのではなく、ありのままを受け入れて精神衛生上も健康でいること、年なりの美しさや経験から来る魅力を大事にしていこうという考え方が主流になっている。

 
僕も足を運んだイタリアやフランスで、早くからそんなライフスタイルを大切にしている人々を多く目にしてきました。

 
これからは、いわゆる”若作り”に励んでいる人はますます周囲に違和感を与えるようになっていくでしょう。外見の若さが最大の価値だった時代から変わっていこうとしています。

 
元々若く見られる人はそういう個性というだけで、別にみんながそれを目指す必要もない。ひとりひとりに魅力があるはずだから、それを発揮すればいいだけです。

 
ちょうど今、45歳の男性と17歳の女子高生の恋愛を描いた映画「恋は雨上がりのように」が話題になっていますが

必ずしも年齢や外見が大事じゃないってことです。年が離れていたって感覚が合う人は合うし、同世代だって合わない人はとことん合わない。年齢なんて数字でしかない。始めるのに遅いことなんてない。

 
スタイリストとしては、ファッションでも年齢に関係なく今のベストにトライしてほしいと思うところですね。

 
でもこの映画、ちょっと公開タイミングが悪…おや誰か来たようだ。たまたま45歳という例を出したら被っただけなんです許してください!

 
*もし、読んだ価値があった、頑張れ、パトロン気分を味わいたいと思われましたらサポート頂ければ嬉しいです。

−ファッションのお役立ちメルマガ配信中です−
https://www.reservestock.jp/subscribe/82327
 
−現在ご提供中のサービス一覧はこちらから
https://ameblo.jp/zozotokyo/entry-12347221817.html



この記事が参加している募集

コンテンツ会議

サポート頂いた資金は、脳に栄養を与え、より良い内容をお届けするためのスイーツ代に充てさせて頂きます。