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会計・簿記入門

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#簿記

【第12回 簿記入門】起業と簿記2

<講義からの学び>
・簿記においてBSとPLは同時に作成(仕分け)していく。
・左側(借方)は資産、費用、利益。右側(貸方)は負債(他人資本)、純資産(自己資本)、収益。左右がバランスする。
・お金の出入りがあったら、それが資産なのか、費用なのか、負債なのか、純資産なのかを考え(実際のところは資産と負債、純資産はバランスするので同時に発生することが多い)、仕分けし、バランスする形で振り分けていく。

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【第11回 簿記入門】起業と簿記1

<講義からの学び>
①重要用語の定義:
資産:自分が持っているもの、権利を持っているものであり、金額を客観的に測定できるもの
負債(他人資本):支払あるいは負担する義務のあるものであり、金額を客観的に測定できるもの
純資産(自己資本):元入金、会社ができてからこれまで積み上げてきた利益(もし損失ならマイナス)
費用:売上原価、経費その他
利益:儲け(マイナスなら損失)
収益:売上その他
②仕分けの

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【第10回 簿記入門】簿記の歴史と基本的な仕組み

<講義からの学び>
①簿記誕生の歴史:東方貿易の時代にキャッシュレス取引が実現。ビジネスのボリュームが大幅拡大。結果、会計計算が複雑化したため、きちんと取引を記録するための技術として簿記が誕生。
②株式会社における株主:もともと株主は出資者。しかし中小企業では大株主と経営者が一致していることが多く、簿記の技術を使って報告する責任を負う経営者(報告者)と株主(確認者)が一致してしまうため、会計(取引

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【第9回 簿記入門】簿記とはなにか

<講義からの学び>
①簿記とは:経営成績とはPLのこと。財政状態とはBSのこと。簿記とは経営成績(PL)と財政状態(BS)を明らかにする技能。端的に言ったら決算書を作る技術。
②会計の本質:経済実態をできる限り正確に数値で表現すること
③何のために簿記を学ぶか:本来的には経理部門の人が決算書を作るための技術であるが、経営管理を担うものとして、決算書を読んだり、管理、企画をするうえでその知識は有用。

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【第4回 会計入門】仕入、製造、サービス提供

<講義まとめ>
①仕入、製造、納品(サービス提供)のそれぞれでどのように会計処理するかを学んだ。仕入は買掛金(負債)として計上。同時に棚卸資産(在庫)として資産にも計上。これで左右のバランスが取れる。続いて製造(加工)。人件費、外注加工費がかかった場合、これも未払金(負債)として計上、同時に棚卸資産額を同額足す(左右のバランスは常に取られる)。そして納品(サービス提供)について。検収を受けていない

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【第3回 会計入門】会社の体裁を整える

<講義まとめ>
①会社を始めるにも準備が必要。働くための事務所の確保、備品の購入、人の採用など、起業時には何かと初期費用がかかる。これを念頭に置いて支出を抑えないと、資金がいくらあっても足りなくなる恐れあり。
②事務所はレンタルオフィスを借りるケース、事務所を借りるケースなど様々。何が正解というものもないが、会社の規模、サービス、コストなどを踏まえて検討するとよい。敷金・保証金は最終的に戻ってくる

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【第2回 会計入門】貸借対照表(B/S) ・損益計算書(P/L)

<講義まとめ>
①貸借対照表(B/S)は左右のバランスが同じになるからバランスシートという。右側で調達し、それを左側で運用するイメージ。表の左側には資産が、右側には負債と純資産がくる。
②損益計算書(P/L)はProfit Loss Statement。つまり、儲け(Profit)から、かかった費用(Loss)を引いて、これだけの利益や損失が出たということを示す企業の損得一覧表のこと。
③売上高は

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会計・簿記 学びノート(第1回 会計入門)

<講義まとめ>
①起業する場合、自分で本を買って読み、自分で法務局に行って聞けばよい。起業家は会社を設立する際のルール、仕組みを知る必要があるし、何より専門家に頼むよりも自分でやったほうが経費の削減になる。
②起業する場合、1年間はやりくりできる資金を確保すべし。起業しても銀行回りで1日の大半を費やしていたら意味がない。exit(事業売却など)、出資比率、撤退基準を初めに決めて起業すべし。
③登記

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