芸能戦略大学

2020年3月6日 18:57

今の私を文章で表すと何者になるか

「大手芸能事務所を辞めて借金して起業した自分の劇団持ってる脚本家で演出家で演劇プロデューサーでたまに、日本テレビに出入りしてる25歳の未婚男性」

数日前に、約8年間所属していた芸能事務所を退所しました。
契約の関係上、事務所名は控えさせて頂きたいのですが、
それなりに大手の所で俳優・モデルをやっていました。
レッスンもオーディションも山ほど受け、仕事は細々とやってましたが、
晩年は殆ど活動せず、特に売れた訳でもファンがいた訳でもなく、
最後は誰にも惜しまれず退所して、引退した訳です。笑

（一応お見せできそうなものがありました。6年前に出演したCMです。若え）

（Rの法則に出演した時。たぶん違法なやつだから消すかも。1:40~から映ってます。もっと若え）

事務所には高校3年生の時に所属して、
大学は日本大学芸術学部演劇学科に進学しました。
そこで主に舞台づくりや演出について学びます。
そして学生の時に作った劇団が
「晩餐ヒロックス」
と言いまして、分かりやすいファンタジーエンタメな作品を創っていて
今は5人で活動しています。

その劇団をつい最近、法人化しました。
株式会社HIROXです。借金して作りました。
この話は別の記事で追々。

（この前回公演のオープニングはこんな感じ）

大学を卒業した後も就職はせず
喫茶店でバイトをしながら
劇団活動に勤しみます。

ただ、ありがたいことに卒業して2年目くらいから劇団以外の活動も増えてきました。
・若手俳優向けの演技レッスンやワークショップ
・劇団以外の舞台やイベントの構成、演出
・商業舞台へスタッフとして参加

特に日本テレビ制作の舞台にスタッフとして携わることが多く、なぜか入構証を持っています。（社員じゃない）

これあれば社食食べれる。ははは。

もちろん、この時も事務所には所属していたのですが、
既に違う道を歩んでいました。

このくらいから頻繁に会う人や関わる人がガラッと変わり、様々な事務所のマネージャーさん、誰もが知っている俳優さんやモデルさんと恐れ多くもコミュニケーションを取らせていただく機会も多くなりました。

事務所で活動していた頃より、出会いの幅が広がっていくことに気づきます。
だからこそ思うこと。

事務所にいた10代の俺は

無知で

放漫で

行動力ゼロだった

事務所の肩書きだけでぬるま湯に浸かって

本当に何も知らなかった。

なんでそんなこと言えるかって
演技レッスンを受ける側から教える側に
オーディションを受ける側から選ぶ側になったから。

これ、決して勘違いしないで欲しいのは
俺は使う側になって偉くなったぜ、おらおらじゃなくて
立場が変わって両方体験して分かったぜ、おらおらって話

スポーツでいうと選手を辞めて監督になってみたら
「こういう選手が試合で使ってもらえるのかよ！
もうちょっと早く知りたかったわ」という状況。

けどね、俳優やモデルにそんなこと教える監督いないから。

痛感した。
本当に無駄なオーディションの受け方をしてた。
事務所の特徴とか全く知らなかった。
ただ華やかな世界。オンリー。以上。夢だけで飯が食える。
どうやって売れようとか戦略とかゼロ。

だからこそ、切実に、本心で10代〜20代の俳優
俳優志望、芸能人になりたい、売れたい人たち、その親御さんに
私みたいな無知な時間の過ごし方をしないで欲しいと思う。

今後このnoteでは
少しでもこの世界を目指す人たちに