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  • 本と日記2024

    読んだ本と、その期間にあった出来事とか

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更新日20240323

20240320 雪女は妖怪だけど、雨女は普通に人間 20240314 『新書版 なぜ9割はすごい!のか?』 20240307 蝉がいる根拠としてのセミの抜け殻セミデンス

    • 本と日記(4/16-4/30)

      読んだ本 『そこから青い闇がささやき』山崎 佳代子 読んだ理由 短めの本がいいな、文庫の。と思って文庫コーナーをグルグルと巡ってる中で見つけた本。何より、裏表紙の「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる……」という文に強く惹かれた。 感想と日記 奥付をみると2022年の初版、けれど底本自体は2003年に出ている。著者の山崎佳代子は詩人、東欧文学の翻訳家として知られていて、この本はユーゴスラビア紛争当時のベオグラードの様子を書き記

      • 本と日記(4/2〜4/15)

        読んだ本 『樹海考』村田らむ 読んだ理由 面白そうだったので。いや、まあ今まで読んできた本は全部そうなんですけど…… NDCの2は歴史と地理なんですが、21〜28が歴史、29が地理とかいうなんともなバランスのせいで、あんまり地理の本を手に取ったことがなかった。特に公立図書館に置いてある29の本って旅行ガイドブックとかにスペースを取られがちで、別に旅行の計画を立てたいわけじゃないんだよな〜みたいな理由で近づくことがなかったので、こういう本があることをずっと見逃していた。や

        • 本と日記(3/12〜4/1)

          読んだ本 『なぜ人間は泳ぐのか? 水泳をめぐる歴史で現在、未来』リン・シェール著 高月園子訳 読んだ理由 逆に7読んでないなと思って、7の棚に向かった。NDCの7といえば芸術で、絵画、デザイン、彫刻、音楽、演劇、映画、エトセトラ、世で芸術と言われているものはだいたいここに並べられている上に、スポーツ、茶道、遊びのようなものまで入ってくる。『芸術』の範囲を『人間を人間たらしめる文化的な活動』までに広げているような趣きがある。 冒頭に「逆に」と書いたのは、私が興味のままに本

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        更新日20240323

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        • 本と日記2024
          9本

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          本と日記(2/26〜3/11)

          読んだ本 『女子はなぜネットを介して出会うのか   青年期女子へのインタビュー調査から』片山千枝 読んだ理由 タイトルが五七五だったので。私は世に跋扈する意図せずして五七五になっている文章や単語に目がなく、そういうものに否応なしに惹きつけられてしまうのだ。 というのも一つの理由だけれど、すごく身近なテーマだな~と思ったので。私自身、今や親交のある友人はネットでつながった人が増えつつあるし、以前から交流のある友人らともSNSなんかでつながっている。人間関係とインターネット

          本と日記(2/26〜3/11)

          本と日記(2/14〜2/25)

          読んだ本 「山月記」はなぜ国民教材となったのか/佐野幹 読んだ理由 普段から図書館で本を選ぶときは前借りたものとNDCがなるべく被らないようにしていて、なんとなく次は3かな〜教育か人権の本を借りたいな〜と思って。 これは、自分の視界を広げるために始めたことで、視界を広げれば、色んなものを面白がれるからという理由があるけど、NDCは被らないようにしていても、読んでみたりするとどこかしら前読んだ本との共通項とかが見つかっていくのが面白い。読み方や考え方が直近に読んだ本から影

          本と日記(2/14〜2/25)

          本と日記(1/25~2/14)

          読んだ本 『長恨歌』王 安憶 (ワン・アンイー ) 著 / 飯塚 容 訳 読んだ理由 最近文芸を読んでないな〜と思ったので。 SFを読みたい!そう言えば『三体』まだ読んでないやと思って中国文学の棚に行くと、シリーズごっそり貸し出されていた。やっぱ話題作ってそうなるよな〜と思いながら(でも発行されたのってしばらく前じゃない?今でも人気なんだな)、近くの棚の気になる本を手に取った。 文芸をおおよそ1年くらい読んでおらず、これは今まで小説しか読んでこなかったな、読む幅を広げ

          本と日記(1/25~2/14)

          本と日記(1/17-1/25)

          読んだ本 『ヒトは生成AIとセックスできるか―人工知能とロボットの性愛未来学―』ケイト・デヴリン/著 、池田尽/訳 読んだ理由 前に書店で平積みされていて、話題になっているな〜という印象を持っていたので。 感想 タイトルで手に取ってもらおうとあえてセンセーショナルなワードを使っているわけじゃなく、本当に内容に即した邦題だし、セックスとロボット(人工知能)を巡って、様々な分野を横断していくのは楽しかった。なるほど、そら平積みされるわ~って面白さだった。 この本自体が大

          本と日記(1/17-1/25)

          本と日記(1/9~1/17)

          読んだ本 『私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか』メラニー・ジョイ 著,玉木麻子 訳 図書館でウロウロしていたら目に止まった。タイトルで選んだ。図書館では表紙が見えることはほとんどないので、たいていタイトルで選んでいる気がする。当たり前のようだが確かに矛盾を抱えているのかもしれないとなる問題提起がどう展開されるのか気になった。 考えた事 タイトルに対しての答えはもう結構の冒頭で言われてしまっていて、『そういう事になっているから』だった。 じゃあ、なぜ『そ

          本と日記(1/9~1/17)

          本と日記、前置き

          習慣化することが苦手で、風呂ですらスマホのリマインダーを使わないと入れない。 人間として社会で生きるために必要なのは時間の感覚だということに最近気がついた。腹が減ったから食べるとか、眠くなったから寝るとかしてると、ほとんどの場合、時計に従っているこの社会全体からはみ出してしまい、なんなら放り出されてしまい、わりかし辛い思いをする。時間だから食べる、寝るをしないといけない、それが自然かどうかは問題ではなく。 日記というものをつけようと試みた時期は多分3回くらいあったが、習慣化

          本と日記、前置き

          煩悩の味蕾

          この記事は成人向けコンテンツの話をしています。念の為、18歳未満の読者はブラウザバックしてください。 いなくなったか?ここまで読んでいる人は今一度自分が18歳未満ではないかお確かめください。 komifloというサービスを利用している。大手成人向け漫画雑誌『快楽天』などを出版するワニマガジン社が運営しているサブスクサービスでだいたい月額1,000円ちょっとで成人向け漫画が読める。最近はkomiflo Storeというサービスも始まり、購入したポイントを利用して成人向け漫画

          煩悩の味蕾

          良かったね

          グリッドマンユニバースを観てきました。完璧。感想は以上です。以下、蛇足の駄文なので、こんなの読むより早く劇場に行ってください。 嬉しいことしかなかった。嬉しすぎて「うぇ~へっへっへっへ」とか「いーひっひっひっひ」「うわ~ははははは」みたいな笑い方をしてた終止キモい笑顔だったため、帰り道までその表情で固まったままだった。 作劇がうますぎ。最初の書いては消すグリッドマンがふたつの伏線になるとは思わんやん。 新世紀中学生の登場の仕方かっっっっっっっこよ〜〜〜 新世紀中学生の

          良かったね

          2月に定期更新するとなんか腑に落ちない。

          「もし、鉄道各社がバンドだったとして、路線はアルバムタイトル、駅は曲名に当たることになるじゃないですか?だとしたら、東京メトロ(バンド)の『半蔵門(アルバムタイトル)』の『半蔵門(曲名)』は流石にめちゃくちゃ名曲な感じがしません?」っていう話をしたら、めっちゃ分かる〜でも、まったくわからん!でもなく、「あぁ〜」ととりあえず相槌を打ってみたがあまりピンときていないような返答をもらった。 いやでも、都営地下鉄(バンド)の『大江戸』はアルバムタイトルとして完成されすぎてないか?収録

          2月に定期更新するとなんか腑に落ちない。

          人生がギリギリ左右対称じゃない

          漢字で書いたときの話。「人生」、ギリギリ左右対称になっていないの作字者の意図を感じる。完璧なものよりも少しだけ不完全なものの方が気にかかったりするし、そういうちょっと不完全な感じってまさに人生じゃんってなる。 とはいうものの、私は左右対称の漢熟語のほうが好きで、というか、文字を見たときに左右対称かどうかを人より気にしがちな人で、左右対称の漢字や熟語を集めて楽しんでいる。 たとえば「帝王」が左右対称なの、完全無欠って印象を受けて最高なんだよな〜ってずっと言ってる。まさに字面か

          人生がギリギリ左右対称じゃない

          観てきたんですよ、音楽を

          BLUEGIANT、観てきたんですよ。就活で結論ファーストって習ったので、まず結論なんですが、最高でした。今すぐ観に行こう!近くの映画館で一番スクリーンがデカいところがいいと思います。 だいたい映画の感想は観てすぐに書いてるんですが、この記事は実はちょっと感想を寝かせて書いています。なぜなら原作未読ゆえ一旦原作も読みたかったから。とりあえず、原作4巻(仙台編)まで読みました。なるほどね~うんうんうん…………おもれえ。 一旦原作の感想なんですが、巷で「音が聴こえる漫画」と言わ

          観てきたんですよ、音楽を

          クリスマスと正月がない冬なんて……

          冬、好きになりたい。 嫌いとか苦手って言葉をあんまり使いたくないので、オブラートに包んで、好きになりたいって言っておくね、とりあえず。 冬、日照時間短いし寒いし家に篭りがちになるから、基本的に鬱っぽくなりがちで、面白くないな〜って思ってしまう。寒いのがほんっっっっっとうに苦手なので、暖房ガンガンにつけちゃうし、日照時間短いから照明も早くからつけてるから電気代もたけ~し。銭湯に行っても帰ってくるまでに湯冷めしちゃうし。好きになれないな……ってところを挙げていけばキリがない。

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