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人生の休憩記録番外編⑤「診断後の私。そして崩れる。」

私はすぐに夫にADHDであることを伝えた。
夫は、この世で誰よりも、1番素でいられ、なんでも話せる私の理解者である。娘もだ。

私が感情的に怒ったり、普通のことができなかったり、この先ずっと普通の人とはズレているところと付き合っていかなければならないけれど、大丈夫?と聞いた。
夫は、「関係ないよ。俺たちは、何があったって、変わらないよ。この先も。」と言ってくれた。
相変わらず安心を与えてくれる強い存在だ。
娘はまだ6歳。診断のことは、自分でもまだADHDについて全てを理解できていないため、伝えなかった。でもいずれは伝えようと決めている。

私にとって夫と娘は、大切な存在。私の軸の中心にいるのはいつも家族だからだ。

家族のおかげで、少し楽になった。不安やショックも軽減し、徐々に前向きに。

私はADHDであるが、障害というよりは、個性の一つにすぎないと考えている。
ADHDだから配慮してほしいとも思わない。 

だから職場やその他友人や知人には伝えないことにした。
空気が読めず失言したり、ミスをしたりそれをADHDだからと理解してよ!とは思わない。
今まで自分の生きづらさで、仲良くなる前に距離を自らとってしまったり逃げてたが、これからは逃げず、自分らしく生きよう。
だから失言してもミスしても、どういった時に起こりやすいのか日々自分を観察し、人との関わり方をその都度アップデートしようと前向きに考えた。

その頃から、日々の気持ちや自分のメンタルの状況など日記をつけることにした。何も毎日は書かなくて良い。一行だけでもいい。2.3ヶ月したら、振り返り自分の精神状況の波を把握したり、日記は自分を知るにはもってこいのアイテムだ。

エッセンシャル思考という本にも書いてあったが、日記を書くなど、自分と対話する時間を1日の中でいや1週間の中で5分でも10分でもあると精神衛生的にもいいらしい。
日記に限らず、手帳を書いたり、本を読んだり、ウォーキングしたり、なんでも良いので自分時間を作る。これは適応障害で休養してから習慣化したことの一つだ。

他にも自分のADHD対策としてのライフハックがいくつかあるが、また別の機会にまとめたいと思う。

そんなこんなで、薬も試してみることに。最初はインチュニブという薬を服用してみた。しかし、眠気倦怠感の副作用が強く、仕事にならず、すぐに服用を辞めた。値段も少し高い。
その後ストラテラという薬に変更し、今はだいぶ安定している。効果が出るまで1ヶ月以上かかるが、服用前と後で多少だが変化を感じている。
それでも不注意は治るわけではない。
無くしものをするし、お風呂のお湯を溜めるのに、栓をせず、ボタンを押したり。相変わらず自分が嫌になる時があるが、以前よりは少しだけマシになったかなというか落ち着いて行動できているかなと言ったところだ。

そして、話は戻り、診断結果の2週間後。
関東では珍しく警報級の大雪となった日、私は仕事で新潟県へ災害支援に行っていた。その日は体調が安定していたものの、食欲は相変わらずなく、カロリーメイト1本で充分だった。大食いの私からしたらおかしかった。
そのあたりから自分の心がいつ壊れてもおかしくない状況で、仕事も追いつかなくなっていた。それでも仕事は待ってくれない。その月は400人規模の事業を企画しており、その準備もあった。
その他にも同時進行で3つ4つ。
自分の脳の処理速度が徐々に遅くなり、時にはフリーズすることもあった。

出張後から戻り、仕事を一つでも処理をしなきゃと焦っていると、娘が風邪をひいて熱を出してしまう。こういう時私は娘を第一に考えるが、どうしても仕事が頭の中から離れない。
基本的には娘が風邪などひいたときは、夫婦で仕事の状況を見ながら交代で休むようにしているが、私の方が仕事の融通が効くので休むことが多い。
今回も夫や義母に頼みたかったのが本音だが、みんな繁忙期は一緒で無理だった。

私も自分の軸の中心は子どもや家族。
何かあったらすぐ仕事を休み、寄り添うと決めているが、仕事が溜まりに溜まっており、休み中も電話やメールがきて、とうとう壊れてしまった。

メールに、もう今日は連絡できません。何かあれば私のせいにしてください。と同僚に送る。
心配した上司から電話が来て、私はこう話した。

…2.3日だけ休ませてください。
そう伝え、すぐに電話を切った。

続く。

私って結構書くことあるんだなとびっくりしておりますが番外編後少しお付き合いください🙇‍♀️

⭐︎備忘録ギャラリー

娘の絵1️⃣
娘の絵2️⃣
1️⃣2️⃣を元に夫婦でタフティング体験したものが届いた。
娘にサプライズで見せたらとても喜んでいた。
娘が散歩から帰ってきた時にくれた花が
とてもかわいかった。
娘カメラ。そばの食べかけ。ハートがある!と大興奮で写真を撮っていた。娘の感性が好きだ。

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