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食の学び舎「foodskole」 食に夢を持つために[vol.2] 授業以外の「部活」や「文化祭」について

こんにちは。foodskole(フードスコーレ)校長の平井です。今年4月からスタートする「2021年度前期Basicカリキュラム」の受講生募集がはじまり、foodskoleという食の学び場が、いったいどんなところなのかをこのnoteを使ってご紹介していくことにしました。今日は2回目です。よろしくお願いします。

今日は、「部活」や「文化祭」など、授業以外のfoodskoleの中にある生きた学びの場について、書きたいと思います。

foodskoleの部活を説明するのに一番わかりやすいのが、「農園部」です。foodskoleの中でも一番はじめにつくられた部活です。foodskoleの部活は受講生が発起人となり、活動内容の企画や部員集め、活動にあたっての経費と部費の計算など運営全般までもみなさんにやってもらいます。foodskole運営委員会としては、そんなみなさんをフォローすることに全力をそそぎます。部活動が安全に運営されるためにフォローしたり、運営で悩んでいることにアドバイスしたり。foodskoleの部活動は、部員のみなさんたちでゼロから考えて運営してもらうことにして、その活動自体を学びのコンテンツとして考えています。

foodskole部活動の基本ルール
・部活動でかかる費用は、原則部費で賄う。
・部費は部員から徴収する。部費の価格も自分たちで決める。
・活動経費にをどうしても部費で賄えないような高額な支出、または部費を徴収する前に支払いが発生することで困る場合は、foodskole運営が立て替えることを検討。
・foodskole運営メンバーも部活に参加する場合は同様に部費を払う。

「農園部」のきっかけは、昨年の夏に開いた遠足でした。「フードスコーレの遠足 夏の農園体験!」として八王子にある磯沼牧場にみんなでいきました。

新型コロナ感染症の影響で、自粛を求められ、なんだかみんな外に出たい!人と生で話したい!という「うっぷん」が溜まり始めてきた時期でした。私もそうでした。万全に感染症対策を行い、人数を限り農園で野菜を収穫したり、収穫した野菜をその場で焼いて食べたり。隣の牧場で牛やヤギと触れ合ったり、食品残さ等を利用して製造された飼料「エコフィード」の実践をされている磯沼牧場の磯沼さんのお話を聞いたり。

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天気にも恵まれたこの日、参加した人たちみんなで、「やっぱり外で身体動かすのはきもちいいねー」なんて会話しながら、とても思い出深い体験になったんですね。そんなとびきりの体験を通して、みんなでここの畑をお借りして、自分たちでも野菜づくりを体験してみたい!となって「農園部」がスタートすることになったんです。

遠足の参加者のひとりで、「フードロスクラス」という授業の参加者でもあった下村宗大さんに声をかけて、農園部の部長をやってもらうことにしました。下村さんに部長をお願いしたワケはいろいろあるんですが、一番はその人柄と行動力に私が引かれちゃったんです。下村さん自身に野菜作りの体験はこれまでなかったようですが、それがかえって「野菜作りをやってみたい!」という私たちも含めての野菜作り素人が集まりやすかったのかもしれません。一般社団法人畑会のフナキショーヘイさんを特別講師として土づくりや種まきから収穫まで、アドバイスをこまめにもらいながらこれまで活動してきました。

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写真の男性が下村さん。


下村さんは学び合いの場の必要性を感じてくれていて、こんなメッセージを私たちに寄せてくれました。

「受講を通して、興味・関心の軸がフードロスから環境問題へと広がりました。食が好きなだけでなく 様々なノウハウを持っている人も集まる場所なので、新しい知識を得るだけでなく、農園部や文化祭のようにみんなでアウトプットできる機会が愉しいです」

この農園部は、もちろん今後も活動がつづきます。

「農園部は『ゆる〜く楽しく食を学ぶ』をモットーに、月1〜2回活動しています。食が好きなメンバーと作物を育てて収穫し、一緒に調理して食べる愉しみを体験しています。今年の秋頃には部外の人も交えて料理会や文化祭の開催を目指します!」

下村さんのように、foodskoleならやりたいことを実現できるかも?と思ってもらえるように、運営メンバーもみなさんと一緒に考えたり動きます。そして、入学するとすぐにわかると思いますが、「何か自分たちでやってみたい!」と思っている人たちだらけなので、やりたいことをひとりでカタチにするのではなく、同じ思いの人たちで一緒にカタチにする方がきっと手っ取り早いと思います。

ゼロからカタチにする。カタチにしたものを世の中に出す。そうして得た経験をfoodskoleの中のみんなにフィードバックして変容を起こす。そしてまたカタチにする。これをグルグルグルグル回すことも、座学の授業とはちがう学びになると考えています。

入学したら、運営へどんどん要望を持ち込んでください。「オンラインでみんなで料理をたのしむ部活をつくりたい!」「チーズ好きが集まっておしゃべりする時間をつくりたい」「新聞部をつくってフードスコーレの活動をレポートしてnoteで発信したい!」なんてこともOKです。ここに書いたのは私の創作ですけど、比較的かんたんに実現できると思います。

部活やゼミ、文化祭など授業だけではないfoodskoleでの過ごし方にもぜひ注目し、自分のやりたいことの実現のために、foodskoleを使い倒しちゃってください。

飲食店やりたい!とかもおもしろそうですね。

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