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感想

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本、映画、観劇など、感想をまとめてます。
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#日記

彼女はNOの翼を持っている【感想】

彼女はNOの翼を持っている【感想】

先日、時差3時間の地にいる友人と電話をした。
気づいたら4時間近く話をしていて、
電話の向こうではすっかり日付が変わっていた。
まじごめん。

私は昔から
自分のことを話すのが得意ではない。
(仕事の話や雑談は問題ない)
最近、その理由がわかった。

他者に話すことで傷付くことがあるから。
「理解されない態度」に、勝手に傷付く自分がいる。

心理的安全性が確認できた相手に対して、自分はお喋りになる

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鳥の演劇祭15 「老貴婦人の訪問」の感想。

鳥の演劇祭15 「老貴婦人の訪問」の感想。

屋外の特設ステージで行われた「老貴婦人の訪問」をみた。
19:00 開演、この時期はもうすでに辺りは暗い。
道標の灯りにたくさんの虫が集まっていた。

正義とか罪とか、大衆の力について考える。

クララが 17歳の娘だった時にこの町でみつけた美しさと失ってしまったものを、お金の力で取り戻そうとする姿は、歪んでいるけど純粋であるように感じた。後半、森の中でのイルとの会話の場面でそう感じた。町や周囲の

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ジグシアターで見た「セノーテ」と「カナルタ」の感想。

ジグシアターで見た「セノーテ」と「カナルタ」の感想。

数日前にジグシアターで見た「セノーテ」と「カナルタ」。
シャワりながら急に感想が浮かんだので書き留めとく。
思い浮かんだままであまり推敲もせずなので雑な言葉で失礼します。

『異国の他文化を映像作品にする』という意味では似ているのかと思ったけど、結論ぜんぜん違うものだった。

セノーテの感想セノーテは現地の人の記憶や伝承も合わさって、抽象的な映像と音に「あらゆるものの視点」を見た感じがした。

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鳥の劇場で見た「イワンのばか」の感想。

鳥の劇場で見た「イワンのばか」の感想。

鳥の劇場で演劇「イワンのばか」を見た。
タイトルは知っていたけど、原作を読んだことはなかった。
話の概要も知らないまま足を運んだ。

感想一幕はコミカルでテンポもよく楽しく見ていた。休憩時間にスキップなんてしてしまったけど ( 私が )、二幕になってシリアスさが顔を出す。

ひどい仕打ちに、老婆の『どうして…』というセリフが虚しく響く。
一幕の楽しい雰囲気との落差で、悲惨さが一層強くなる。

みん

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