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    日記を気ままに。

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    考えていることや感じたことをまとめています。 たぶん、結論のないものが多いです。

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最近の記事

彼女はNOの翼を持っている【感想】

先日、時差3時間の地にいる友人と電話をした。 気づいたら4時間近く話をしていて、 電話の向こうではすっかり日付が変わっていた。 まじごめん。 私は昔から 自分のことを話すのが得意ではない。 (仕事の話や雑談は問題ない) 最近、その理由がわかった。 他者に話すことで傷付くことがあるから。 「理解されない態度」に、勝手に傷付く自分がいる。 心理的安全性が確認できた相手に対して、自分はお喋りになる。 友人もそのひとりで、自分の趣味や好き嫌い、考えを話しても、傷付くことがない。

    • 変化 ゆらゆら

      2022年は自分にとって初めてのことが多かった。 年初めに大なり小なり初めてのことを色々してみようと思ったので、それが実行できたともいえるかも。ただ自分で決めたり、想定していた以上に初めてのことをしたように思う。 振り返ってみると、自分一人でできる初めて(ジムに行く、メガネで過ごす)もそうだけど、人との関わりの中での初めてのことが多かったように思う。 大きな出来事といえば、 ドーナツハウスを始めたこと https://www.instagram.com/donutsho

      • 一周忌を前に

        もうすぐ一周忌。 早いようなそうでないような。 月命日には墓を訪ねているのだけど、いつも誰か訪ねている様子がある。 我が家は核家族なので今まで墓がなく今回新しく建てた。(土地だけは数年前からあったらしい) 正直、今までは墓も葬式のような催しもイマイチ必要性がわかっていなかった。それぞれが想いを持っていたらいいじゃないかと、形式的なものへの懐疑心が強かった。 ただ、本当にただの形式になるかは人によるということをここ一年で感じた。 墓も葬式も、故人を想ってもあるけど、生

        • 鳥の演劇祭15 「老貴婦人の訪問」の感想。

          屋外の特設ステージで行われた「老貴婦人の訪問」をみた。 19:00 開演、この時期はもうすでに辺りは暗い。 道標の灯りにたくさんの虫が集まっていた。 正義とか罪とか、大衆の力について考える。 クララが 17歳の娘だった時にこの町でみつけた美しさと失ってしまったものを、お金の力で取り戻そうとする姿は、歪んでいるけど純粋であるように感じた。後半、森の中でのイルとの会話の場面でそう感じた。町や周囲の人間が彼女を歪めてしまった部分もあるよな、と思うとなんだか切なかった。 歪みを

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          出会って通りすぎてゆく

          久しぶりに旅っぽいことをした。 家も好きだけど、旅するのも好きだなと改めて思った。 コロナ前は会いたい人にはいつでも会えるし、行きたい場所にはいつでも行けると思っていた。遠くに住んでる家族も友人もいつでも会えるから淋しくなかった。実際そのように生活していたと思う。 そのような考えだったから、東京から地元へ拠点を移した時も特に誰かに挨拶をしなかった。地元から上京した時もそうだったかもしれない。報告のような投稿はしたかもしれない。その程度に考えていたんだと思う。自分と誰かとの

          出会って通りすぎてゆく

          初盆

          今年は初盆だった。 合同法要のためにお寺に行った。 法要前にお墓参り。 とても立派な花が供えてあった。親戚が用意してくれたらしい。いつも、こういうことがきちんとしていて凄いなと思う。というか、毎回初めて知ることが多い。こういう場合はこういう事をするのか、と。 叔母ちゃんに会ったら案の定髪色のことを言われた。顔を見るなり「なんだあんたその頭は!」って言われた。さいきんではこちらの反応のほうが新鮮だなぁ、と思った。それ以上は何も言われなかった。 完全に自分のせいなんだけど、

          鳥の劇場で見た「イワンのばか」の感想。

          鳥の劇場で演劇「イワンのばか」を見た。 タイトルは知っていたけど、原作を読んだことはなかった。 話の概要も知らないまま足を運んだ。 感想一幕はコミカルでテンポもよく楽しく見ていた。休憩時間にスキップなんてしてしまったけど ( 私が )、二幕になってシリアスさが顔を出す。 ひどい仕打ちに、老婆の『どうして…』というセリフが虚しく響く。 一幕の楽しい雰囲気との落差で、悲惨さが一層強くなる。 みんな「イワンはばかだ」と口を揃えていたけど、最初から最後までイワンの言動は一貫して

          鳥の劇場で見た「イワンのばか」の感想。

          ジグシアターで見た「セノーテ」と「カナルタ」の感想。

          数日前にジグシアターで見た「セノーテ」と「カナルタ」。 シャワりながら急に感想が浮かんだので書き留めとく。 思い浮かんだままであまり推敲もせずなので雑な言葉で失礼します。 『異国の他文化を映像作品にする』という意味では似ているのかと思ったけど、結論ぜんぜん違うものだった。 セノーテの感想セノーテは現地の人の記憶や伝承も合わさって、抽象的な映像と音に「あらゆるものの視点」を見た感じがした。 ただ同時に、それがセノーテなのだろうか?という疑問も浮かんだ。 映像からはすごく

          ジグシアターで見た「セノーテ」と「カナルタ」の感想。

          20代、ICL適応検査を受けたら白内障が見つかった話

          結論からいうと、いまは白内障の治療をするほどではないらしい。だけど周辺にかなりの濁りがあるらしい。 画面に映し出された瞳の写真は鱗雲が広がっているようだった。 最近、災害などのいざという時に眼鏡を失くしたら、自力で避難できないのではないかという考えが頭をよぎり、怖くなった。 その時、ICLという手術を思い出した。ICL(眼内コンタクトレンズ)は目の中にレンズを入れるインプラント手術。レンズを取り出せば元の視力に戻せるという可逆性がある。ただ費用が45〜65万くらいする。高

          20代、ICL適応検査を受けたら白内障が見つかった話

          ブルーレイディスクがリージョンBで見えなかった話

          漫画を読んでいて、物語の中で触れられていた映画が気になった。調べてみると 28年前に海外で製作された映画らしい。それを見てみたいと思ったのが事の始まり。 普段、動画配信サービスを使っているのだけど、その作品は取り扱いがなかった。なので、久しぶりにディスクを買う事にした。届いたディスクを再生しようとしたら、こんな画面が表示された。 このブルーレイディスクは、リージョンB プレイヤーのみで再生できます。 リージョンB…? リージョンってなんぞや? DVD や ブルーレイディ

          ブルーレイディスクがリージョンBで見えなかった話

          リアル並行世界

          先週、私がよく口にしていた言葉。 「もし台湾に行けなかったら参加しますね!」 これを口にしている時、自分はその頃台湾にいると思っていた。渡航の 3 日前は完全に台湾に行く予定だったし、2 日前も 75% 位は台湾へ行く気持ちだった。その台湾行きを中止したのは渡航前日の 20:00 だ。 「もし、台湾に行けなかったら」 が現実になってしまった。 ただ、台湾に行けなかった【もしもの世界】が自分にとって思いのほか素敵で。(これがリアル並行世界か。)という気持ちになっている。

          リアル並行世界

          新しい眼

          新しい眼になった と思う瞬間がすきだ。 新しい経験をしたり、新しいことを知ったりすると、 同じものが違う風に見えたりする。 そのとき私は(あ、眼が更新された)と思う。 今日は久しぶりにその感覚があって。 そういう日の散歩はとても楽しい。 そしてこういう感覚のとき、いい写真が撮れる。 目新しいものを探すのも楽しいけど、 眼の更新をすると日常がたのしい。 なんか、ようやくチューニング出来てきた気がする。

          新しい眼

          沈下

          言葉が多くなりそうな時は、note に書こう。(覚えていたら) 美しい弱さ 写真学校に行って良かったことの一つは、それまでマイノリティだと思っていた自分が浮かない空間だったこと。 同窓生に「ひらぎは、川上未映子さん好きそう」と言われ 『乳と卵』『ヘヴン』を読んだことを思い出した。 たまたま発掘した2015年春のメモに、本の一節が書かれていた。 それはね、それは… とても美しい弱さなのよ。 わたしと君が今もそれぞれの場所で 守りながら立ち向かっていることが、 美しい

          救いと祈り

          ヤマシタトモコ先生の「違国日記」を読んでいる。 すごく、いい、というと、なんか違うかも。 率直に言うと「救われた」。 さつまさんのツイートが端的に作品の紹介をしているので、ぺたり。 * * * 槙生さんの言葉は、代弁してくれているよう。 よく感じていた。 みんなが「普通」にしていることが自分にはできない。 なんで自分は「普通」のことができないのだろう、と。 劣等感しかなかった。 周囲の大人や友人の言葉に勝手に傷ついて、 まさに、こんな風に感じていた。卑屈になってい

          救いと祈り

          私がリモートワーカーになった理由(ワケ)

          最近、働き方や仕事、それに関する多様性について話を聞くことが多い。 いま、フリーランスやリモートワークが熱いのだろうか。 私は目指してこうなったというよりは 流れ着いた という方が正しい気がする。それでも確かにリモートワークを意識した瞬間はあったので、それを思い出した。 * * * 私がリモートワーカーになった理由(ワケ)それはもう 4 年くらい前の話。 当時、お付き合いをしていた人は、今時では珍しく(?)結婚願望をはっきりと持っている人で、「25 才までには結婚をし

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          積もるもの

          積もるものと、積もらないもの。 五十嵐大介さんの『魔女』を紹介してもらった。 その中にこんなやりとりがある。 「どうして本を読んではいけないの?」 「あんたには経験が足りないからよ。」 「“体験”と”言葉”は同じ量ずつないと、心のバランスがとれないのよ。」 その通りだな、と思う。 体験を言葉で語ることが出来ても、その体験を共有することは出来ない。 結局、自分でしてみて失敗してまた試す、の繰り返しでしかない。 昔の友人にこんな子がいた。 「すぐに結果がほし

          積もるもの