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沈下

言葉が多くなりそうな時は、note に書こう。(覚えていたら)


美しい弱さ


写真学校に行って良かったことの一つは、それまでマイノリティだと思っていた自分が浮かない空間だったこと。

同窓生に「ひらぎは、川上未映子さん好きそう」と言われ 『乳と卵』『ヘヴン』を読んだことを思い出した。

たまたま発掘した2015年春のメモに、本の一節が書かれていた。

それはね、それは…
とても美しい弱さなのよ。

わたしと君が今もそれぞれの場所で
守りながら立ち向かっていることが、
美しい弱さなの。

ー 『ヘヴン』 川上未映子 


沈下


最近、自分自身に疲れていた。

私は基本的に、
みんな自分のしたいように生きればいい。と思っている。

だから、人に対してあれやこれや言うのが苦手だし。
あれやこれや言われるのも苦手だ。
(場合と内容によるけど)

だから、怒ることは少ないと思うんだけど。
最近はすごく怒ってたなぁ。つかれた。

何に怒っていたのか分からなくなってしまうくらい、
「つかれた」という倦怠感だけが残っている。
怒るって疲れるからすきじゃないんだよね。


浮かない距離感


写真学校にいた人たちは、いい意味で他人に興味のない人たちだった。
自分の生活、自分のしたい事に一生懸命で。

それが心地よかったなぁ。という事を思い出した。

なんか、
見栄とかプライドとか、楽、お金、
そんなものが誠実さや努力に勝ってしまう事が
悲しかったんだなぁ、と思う。
(まぁ、本当はどうかわかりませんけど)

そして自分はまだまだ甘ちゃんだなぁ、と思う。
人間だもの、見栄やお金、色んな欲はありますよ。
そして、それも人間には必要なもの。

私は信じていたかったのだと思う。
尊敬していたかったんだと思う。

でも、それは傲慢というものですね。


あとがき


社会的マイノリティというと、色々と定義があるらしい。
んで、定義されている事には、たぶん私はあてはまっていない。
のに、なんで自分はマイノリティだと思っていたんでしょうね。

今回、久しぶりにすごく怒ったけど、
自分はマイノリティなのだ、と感じていた当時も
私はすごく怒っていた。

その時も、信じたい人たちを信じられなかったり、
尊敬したいのにできなかったり、していたように思う。

もしかして、悲しいときに怒ってんのかもなぁ、と思った。

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