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【じーじは見た!】 WWLコンソーシアム構築事業⁉

#文部科学省

長野の友人が送ってくれた情報に「WWLコンソーシアム構築事業」のカリキュラム開発拠点校に長野上田高校が指定を受けたというものがあったので、今回はそのWWLについて見ていきましょう!

✅プロレス団体じゃないよ

WWLとは、ワールド・ワイド・ラーニングの略称だそうです。
文部科学省が、高校教育改革を推進するリーディング・プロジェクトとして、イノベーティブなグローバル人材を育成するため、先進的なカリキュラム開発を行う「カリキュラム開発拠点校」に予算をつける事業です。

上田高等学校は、「『いのち』を視点に、統合的・全体的アプローチに
よってSDGsを探究する」産・学・官のネットワークを構築する際の拠点校の指定を受けました。

その基礎になるのが、5年間積み上げてきた、グローバル人材育成のためのSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)事業によるカリキュラム開発だったそうです。

このネットワークによって、長野県内各地の高校生たちに単独校では得られない学びの機会が与えられ、時間や場所等の条件を超えて、「探究的な学び」をより深めることができる提案であったことからカリキュラム開発拠点校に選ばれました。


✅こういう予算は必要だよ

●グローバルスタディI(1年全員)
グローバル課題を題材としてSDGsについて学びます。
県内フィールドワークや国際理解ワークショップ等を通じて自分の研究テーマを設定し、ICT活用能力を身につけながら自ら「課題を発見する力」を養います。

●グローバルスタディII(2年全員)
SDGsに関連した自己課題の研究を進めます。
英語による授業では論理的思考を用いた発表やディスカッションの手法を学びます。

首都圏フィールドワークや台湾研修旅行等で様々なグローバル課題の実情を見聞したり、報告会で全員が研究の成果をポスターセッションで発信します。

✅台湾研修旅行(2年全員)
台湾と日本との間に共通する社会問題について、大学や医療機関・地元企業などを訪問し、台湾の実情を見聞したり、意見発表を行います。

また現地高校生との交流や活気ある台北の街を散策するなど、異文化を体験します。

✅ヒューマン アクト イン マニラ
フィリピンでストリートチルドレンの支援を行っているNPOの活動に参加し、社会における格差の現状やフィリピン国内の社会的課題について学びます。

現地の子どもたちとの交流を通じて、自分たちにできる支援の在り方について考えます。

✅ボストン スタディ プログラム
ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学等の学術機関を訪れ、論理的構成によるプレゼンテーションについて学びます。

世界の第一線で活躍する講師との意見交換や大学寮での滞在は、多様な文化と世界最高峰の「知」に触れる貴重な体験です。

✅カンボジア井戸プロジェクト
社会の格差を目の当たりにした生徒たちが「自分たちで行える支援のかたち」を模索する中で立ち上げたプロジェクトです。

カンボジアの上下水道インフラが脆弱な地域の人々に井戸を贈る資金を集め、実際に現地へ赴き井戸を建設します。

●グローバルスタディIII(3年選択)
2年間の課題研究の内容をさらに深めます。実際の政策提言につながるよう研究を行い、6月に行われる北陸新幹線サミットで成果を発表し、各地域から集まった高校生たちと研究を共有し、意見交換を行います。


✅高校の授業と思えない海外研修

ハーバードやMITを高校生が訪れる。
百聞は一見にしかずで、遅れた国「日本」を肌で感じることは、明治維新を支えた若者たちが岩倉使節団として欧米から学んだのと同じ体験をする訳で、大変貴重な経験だと思います。

良い悪いではなく、例えば、シリコンバレーでGoogleの自動運転車が無人で闊歩する現場を見るだけでもいいし、イエローキャブと呼ばれた米国のタクシーが1台もなくなった現場(ウーバーが席巻)や高速道路に電気自動車専用レーンが設けられていたり、そういった米国のダイナミズムを見てくるだけでいいと思うのです。

日本ではどうしてできないの? 

米国訪問体験を通して、日本がいかに規制でがんじがらめで、既得権益者に新しいチャレンジの足を引っ張られる国なのか、そこを若い人が知るだけでいいと思うのです。

その体験は、きっと次の時代の木戸孝允(たかよし)、山口尚芳(ますか)、岩倉具視(ともみ)、伊藤博文、大久保利通を誕生させると思うからです。

長野県、頑張ってるよね!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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