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授業は「思いを形にしていくもの」ーオンライン授業を構想するまで①ー

こんにちは、今日もご覧いただき、ありがとうございます。
今仕事で、「学習プログラムを提供する」取り組みを行っています。メインで自分が授業を提案するという立場ではなく、
企業さんが提案したい授業を、「想いや言葉から形になるまでをお手伝いをする」という点です。

今回は、思いを形にしていく、企業さんの具体的な取り組み内容についてではなく、
ぼくがどのように「思いを形にしていくお手伝いをしたか」
という点についてお話ししたいと思います!

思いを語ってもらう

まずは「どんなことやりたいんですか?」と聞いてみる。
そうすると、

「〇〇がやりたい」「〇〇について話したい!」「〇〇について理解してほしい」


と話をしてくれます。

「なるほど」と受け止めながら、僕はこんなことを考えています。


「どんな視点で学びを展開することができるか」
「どのようなステップで学びを提供するか」
「子どもたちが引っかかるところはどこか」
「この学びの本当のゴールはどんなところか」
「授業を提供することで企業としてどんなところをアピールしたいのか?」

ややこしく書いていますが、

提供したい授業の「価値」や「目的」、目的に到達するまでの「道のり」、道のりの途中に出会う「つまづき」、企業としての「売り」、学びを展開するための「視点」

などなど・・・いろいろな点について示しましたが、常に考えているのは、「『売り』に走りすぎてしまうために、理想の人としての在り方や、教育の原理を崩していないか?」という点です。

学びとの出会い方を考える

ここまで、まずは大雑把に考えておきます。
次に、学習との出会い方を考えます。個人的な提案としては、

・「話を聞く」「本を読む」などといった、ハードルがあまり高くない情報源に触れる体験
・「ちょっと身近なことに目を向ける」「ちょっと出かけてちょっとやってみる」みたいな直接体験

こういった体験は、学びと子どもの距離が近づくために有効です。
簡単に言えば、子どもが学習に興味を持つ上で、とてもいいきっかけにすることができる、と言えます。

このワンステップが大事です。
子どもたちも着目すると、いろいろな体験を通すことで「あ、ちょっとやってみようかな」「自分でもできそうかも」「楽しそう、やりたい」という心の動きが生じます。

ここが、子どもたちの学びを進めていく原動力となります。

それでも、子どもたちにとって学ぶということは、「目の前にあるハードルを越えること」なので、
難しいことなんですよね!

学習の適切なレベル感は【α➕1】だと言われていますし、1文の中に3語以上の知らない英単語があると、人は読む気をなくすと言われています。

それくらい、目の前の学びの入り口のハードルを下げることは、子どもたちが学びに入りやすくするために欠かせないことなのです。

ここで気づいてほしいことがあります!
ここでは、目の前のハードルは下げながらも、
目的や目標がはっきりとしるため、学び全体のハードルが下がっているわけではない
ということも、頭の隅っこに入れておいてくださいね!

提供したい思いと子どもの学びの間を考える

いよいよ授業をしてみると、自分たちの「思い」や「学び」(ここは学習の中身はもちろん、学ぶ主体である「子ども」)との「ズレ」みたいなものを感じてきます。

たとえば
「思っていたより、学びのハードルの入り口を上げすぎたな」とか
「自分の学ばせたい方向性と少し違うな」
「子どもたちが思ったような反応ではなかったな」

こうなった時に考えることは

・学びのレベルは適切かな?
・自分たちの声かけで、もっと学びが生まれるところはないかな?
・どんなことやものに出会ったら、学びが前進するかな?
・そもそもゴール設定はどうだったかな?
・じっくり時間をかけて学ばせた方がいいことと、いますぐ変えた方がいいものはないかな?
・子どもたちは、どう思っているのかな?

ここを考えることで、子どもと学びの距離感を適切に図ることができてます。こういったことが「子どもに寄り添う授業」だと考えています!


今日はここでいったん終わりにしたいと思います!

続きはまた明日・・・!


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