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「教育の力」①教育の根本の部分は?

子どもに関わる全ての人へ

今日は、

苫野一徳著「教育の力」(2014年3月、講談社現代新書)を紹介します。

現代の子どもと向き合うには、どんなことを大切にしたらいいか?

と言うヒントをくれる著作です。

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教育の「あれか?これか?」 二項対立から卒業!

教育について語られるときにはしばしば

○○という方法がよくて、✖︎✖︎という方法はダメか?

と言う対立的な構造で、捉えられてきました。著作でも

教育は、社会のためのものか、子どものためのものか

と長年語られてきたと記されています。

それについて、苫野氏は様々な知見に基づいて

お互いの自由を認める「自由の相互承認」の感度を高めること

を教育の目的として示しています。

教育は「複雑性」の中にある

以前読んだ本の中に、教育は「複雑さを楽しむものだ」と書いてあったものがあります。(確か岩波書店、広田照幸 著「教育改革のやめ方」だった)

人が人を教えてその人を変えようという行為自体が、頭や心の色々な要素が関わる、複雑なものだからです。

だからこそ、多様な考え方を引き出しに持ち、

あれかこれか

から、慎重に吟味された

あれもあり、これもあり

という柔軟な考え方で、子どもを見る必要がありそうですね。

大人のやり方も違うように

子どもだって違う、いや  違って当然

ですもんね。


ということで、今回は苫野氏の著書から、かなり乱暴に…

教育は「自由の相互承認」の感度を高める場だ!
教育の在り方に関する二項対立を卒業しよう!

について書いてきました。

教育は、時代と共に変化をしていくものですが、

どのように変遷してきたのかについて、著書を参考にしながら書きたいと思います。





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