見出し画像

とときっずの詩(うた)・冬の巻

春夏秋冬と季節はめぐり、時はあっという間に過ぎていきます。
宇宙人のおじさんは地球に暮らし、燃えていたイモウトは社会人に成長し、旅の記憶もおぼろげになり、時折思い出の中の人が鮮やかによみがえっては霧の中に消え……
ととはいつまでたっても変わらないのでしょうか。それとも、季節のうつろいの中で、ととも少しずつ変化していくのでしょうか。
誰にとっても、その変化が良きものであるよう、ヨシコは願うのみです。

おねえさんしゅっきん

あらたいへんこんな時間
ごはん、パン、うどんにしようかしら
もういかなくちゃ くつはどこ
はみがきおけしょう、きがえしなくちゃ
じてんしゃ、バス、ひこうきでも間にあわない
もう、きょうはやめとこうかしら

目が「うそ」って言ってるライオン依然逃走中

ぞうもにげました
ごりらもにげました
えんちょうさんも
にげました
ぼくがいちばん
さいごですってば


愛と陰謀のふたり

頬寄せ合い語り合うは
愛か はたまた陰謀か


さっぽろ雪まつり

行ったことないけど
かちこちの白いくまが
テレビの中から

おおい早くこいよう
ここはさむいぞう

と言っていた


食卓に愛を

テーブルには花 ゆでたまごには塩
ポットにはあつあつのコーヒー
そして食卓には あなたがひつよう


ままり

ままりはうちのねこ
ひろってきたときは
てぃっしゅのはこにすっぽりはいってた
いまではいえよりおおきい
ぶどうのたなを むしゃむしゃたべた


子どもの神様

まっ逆さまに転げ落ちて
かすり傷ひとつしない
子どもの遊び場には
よく神様がおわし
ます。あんがい
おとなの間に
は知られて
いない事
なので
すが


時限なんとか装置

ちょいワルな機械を発明した。いいことにも使えるかも。


ヴィーナス発掘される

さぁて はりきっていくぞー!!

夜汽車

おかあさん
おかあさん
おかあさん
あのおとなあに?

えほんからでていった 
よぎしゃだよ
おへそをしまって
もうおやすみ



← とときっずの詩(うた)・春の巻

← とときっずの詩(うた)・夏の巻

← とときっずの詩(うた)・秋の巻


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?