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とときっずの詩(うた)・秋の巻

ここにあるイラスト、たいがいはチラシやお便りや包み紙の裏など、捨てられていた紙に描かれていました。
たまには重要書類の裏にも!
いくつかは、裏の文字や模様が透けているものもあります。
ヨシコの画像加工がおぼつかなく、御見苦しい点も多々ありまして恐縮ですが、それも一興ということでお楽しみいただければ。
「なぐさめじょうず、でも上から目線」は普通の紙でしたが、「これ何?」と聞かれた時対策なのかクイズの回答のように裏に名称が書いてありました。少し透けて見えますでしょうか?

まるで落語だね

なんでえ
てやんでえべらぼうめ
なに言ってやがる
てれるじゃねえかよ

なにさ
いいんだよべつによう


お芝居ぐるぐる


秋の音色

ひろったのは
あきでした

ぽっけにいれて
わすれてて

きがついたら
まだ
うたってた


おつきあいの距離

なかがいい、というほどでもないが
それでもつきあっていける

すこしだけだいじに、おもってる

動物園で迷子

どうぶつえんで
おかあさんが まいごになった

やっとみつけた

おかあさん
どこにいってたの
ぼくはさるとぞうとぺんぎんと
ながいながいへびと
ひよこのところからずっと
うごかずに まってたんだよ


椅子づくりのおじさん

さあて、いいのができたぞお
あと ひゃっこつくったら
おひるのべんとうにしよう


なぐさめじょうず、でも上から目線

ま、気にすんなって
だれにでもあることさ


旅がらすカンタロウ


旅から旅へ、と言われちゃあいるが
いまは帰る途中さあ


おじさんちきゅうにくらす

うちゅうじんの
おじさん

すっかり
ちきゅうに
なじんだの

いまは
やおやをやっている


風船は飛んでいく


あまりにも いとしくて
そとにでるのもいっしょ

そっと てをはなしたら

あっというまに
あおいそらのかなたに
とんでいった

みえなくなっても
ずっとみつめていた
ふうせんはきいろでした



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