みなさんは、「幼児期までに獲得しておきたい36の動作」という言葉をご存じですか?36という数字は研究者によって異なってきますが、幼児期のうちに経験して獲得しておきたい動きを指す言葉です。 どうやら幼児期においては『遊びを中心とする身体活動を十分に行うことは、多様な動きを身に付けるだけでなく、心肺機能や骨形成にも寄与するなど、生涯にわたって健康を維持したり、何事にも 積極的に取り組む意欲を育んだりするなど、豊かな人生を送るための基盤づくりとなる』そうです。(H24 年文部科
新年度は出会いの嬉しい季節であると同時に、新しい環境へ不安や葛藤を抱きながら様々なことに挑戦していく時期ですね。そんな4月の初旬、有志のボランティアリーダーたちと共に、とある冒険に出かけました。 冒険の舞台となったのは我々の青少年活動でもお世話になっている“高尾山塊”。実は高尾山塊には「高尾山」や「陣馬山」といったメジャーな山々だけでなく、あまり知られていない山や地図には掲載されていないマイナーなルートが数多く存在しています。 今回はリーダーたちの“冒険”ということで
花見の時期も終わり、すっかり新緑の季節となりました。3年にも及ぶコロナの脅威もようやく落ち着きを見せ、これからの季節はより一層アウトドアレジャーへの注目が集まりそうですね。 さて、今回は「登山・ハイキングの地図読み」をテーマに、半分は皆さまにお伝えできる“アウトドアテクニック”として、もう半分は普段の子どもたちとの活動での“ディレクターの視点”として紹介したいと思います。山歩きで「“地図読み”なんかしないよ…」という皆さんにも是非ご覧いただければ幸いです。 そもそも、
徐々に温かくなってきて、天気のいい日は日差しが温かい(暑い?)季節になってきました。ここから9月ころまでは太陽の力をモロに感じる、暑い季節に突入していきますね。 そうなると気になるのが「熱中症」。毎年ニュースを見れば夏は毎日のように搬送された情報や熱中症〇〇人!のようなものばかりが流れます。かといって心配になりすぎるとせっかくの夏を外で遊べない…なんてことにもなりかねません。この夏、熱中症とどう付き合っていこうか、具体的に何を心配するべきなのか、、いくつかの視点で考察して
ひの自然学校ブランドバリューマネージャーのえっぴ(井上恵里)です。 実はここのところ、自転車にもハマっていまして、今日は日々の暮らしの中の中にあるアウトドアについて考えてみたいと思います。 辛いことが一転楽しいことに!? 暮らしの中にあるアウトドア、すべては通勤の辛さから始まりました。 事務所がある東京都日野市は非常に坂が多い地区。 家から自転車でたった15分(2.5㎞)のところに事務所はあるのですが、なんと立派な坂を2つも越えないとたどり着けない。 ママチャリでの出勤を
子ども会ぽけっとの年間活動の中に“大菩薩ハイキング”という活動があります。1泊2日かけて標高約2000mの「大菩薩嶺」の登頂を目指すというものです。大菩薩嶺は「日本百名山」にも数えられ、山頂付近からの富士山の眺めや開けた尾根道からの眺めはまさに絶景。 しかし、登頂までには長く険しい道のりを超えなくてはなりません。そんな山行の疲れを癒してくれるのが道中にある山小屋です。子ども会で利用している山小屋は電気・ガス・水道などのライフラインの通っていない、まさにウィルダネス(=手付
このメルマガや記事をお読みのみなさんは、おそらく体験活動が子どもや人を育てると信じてプログラムを提供している、あるいは子どもを送り出している方々かと思います。ところで、実際のところ自然体験活動にはどのような価値や効果があるのでしょうか。 今回ご紹介するのは、自然体験活動(とりわけ冒険的プログラム)がもたらす効果について考察してみました。 既に日本でも様々な根拠が示されている! 国内で子どもたちの体験活動を研究・推進している国の機関「国立青少年教育振興機構」や文部科
スキーを知ってみるととても不思議なスポーツで、普段の生活にはない楽しさを味わえます。子どもたちがスキーキャンプから帰ってきた様子を見ると、その意味はよく分かるのではないでしょうか。 ところでスキーって、実は結構危ないスポーツでもあります。私もスキー場のパトロール隊員をやっているのですが、毎日ようにスキー場ではけが人が発生しパトロールが出動します。時には救急車やドクターヘリ案件もあり、稀にですが死亡事故もあります。 よく考えれば生身の体で原付バイクと同じくらい、それ以
「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがありますが、どうやらそれは科学的にみても正しいようです。 令和2年度に文部科学省がおこなった「体験活動等を通じた青少年支援プロジェクト」という調査があります。その中には体験活動がもたらす長期的な効果についてが言及されてました。 日頃から行っている様々な体験には一つ一つに意味があるようです。 今日はすぐに実践できそうなことから、いつかチャレンジしてみたいことまでをいくつかピックアップしてみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
ひのりす君がいる東京都日野市からもとってもよく見える、富士山。 日本で一番高い山であり、日本人でも今では世界の多くの人が!?よく知っている山ですね。 アウトドアをしている私たちとしては人生で1度は登ってみたいと思う山でもあります。 そんな富士山に先月、有志のリーダーたちと挑戦してきました! 今回はその様子をレポートします。 山登りは準備からスタート 今回は、1泊2日山小屋利用で富士山へチャレンジしました。 総勢7名での行動となるのでまずはどのようなスケジュールで進めて
日本は国土の7割が森林。陸の遊びといえばハイキング、登山がとっても親しみやすいアクティビティともいえます! しかし、一歩やり方を間違えると登山は子どもたちにとって楽しくないものになり、「こんな辛いつまらないところ二度と来るか!!」となってしまいがちです。この記事を読んでくださっている方やその周りでそんな人はいませんか? 今日は、これまで多くのハイキングツアーをしてきた経験から、子どもたちに喜んでもらえる、そして大人も楽しめるハイキングのポイントをちょっとご紹介してみよう
ゴミの一生突然ですが問題です! 次のゴミたちが土の上で捨てられた時、完全に分解されてこの世から完全に姿を消すまでにどれくらいの時間がかかるでしょうか? 生ごみ スチール缶 ビン ペットボトル ティッシュ 吸い殻 正解はこちら👇 生ごみ(1か月) アルミ缶(200年) ビン(100万年以上) ペットボトル(500年) ティッシュ(3か月) 吸い殻(5年~10年) 皆さんの予想は当たっていましたか? そう、ゴミって意外にも長生きするんです! 缶類でいう
ひの社会教育センターが運営する週末子ども会「ぽけっと」会員で小学校6年生の諸星友里(もろほしゆうり)君が、今年の夏休みを利用して100マイル(約160km)を11日間かけて徒歩旅行の大冒険へ出かけてきました。あまりにビックリした出来事だったので、本人へ突撃インタビューをしてみました。その記録です。「カワイイ子には旅をさせろ」とは言いますが、パパママ必見かも!? 聞き手は諸星君が小学1年生のころから一緒に活動してきた、ひの自然学校担当ディレクターの寺田(まめた)です。 1
前回は「ハイキング活動準備編①」ということで、事前の“計画”に焦点を当ててお話させていただきました。今回は実際に行く山が決まった後、「何を着ていくのか?何を持っていくのか?」といった、ハイキング活動時の“服装”や“装備”についてお伝えできればと思います! 服装の合言葉は”WISE(ワイズ)” 皆さんにお伝えしたい服装のキーワードは“WISE(ワイズ)”です。 “WISE(ワイズ)”とは、ハイキングや登山などアウトドア活動を行う際のレイヤリング(服装)に必要な要素を表す言葉の
今年も暑いもので、こういった季節は子どももおとなも水を求めたくなりますね!身近で代表的な遊びといえば、川遊び。涼しい!お金かからない!身近で楽しい!とイイコト3拍子そろった遊びとしてみんな好きですね。(たぶん) ところが、川は一歩間違えると急激に恐ろしいところに変わるのはみなさんご存じのはず。それなりに気を付けて遊んでいるとは思いますが、意外と「えっ!?そんなこと知らんかった」という盲点、つまり罠のような場所もあるわけです。今日はちょっとした地形的な罠を共有しようと思いま
少し前の朝日新聞の記事にこのような記事がありました。 オンラインでも無料で読めるのでよかったら読んでみてくださいね♪ 脳医学者・瀧靖之さんへのインタビュー記事です。 ということでした。 子どもたちも全員が一緒の成長をたどる訳ではないので、ある程度の平均的な成長のお話となると思いますが、とてもわくわくするお話でした。 ひの社会教育センターは100を超える教室を実施している社会教育施設です。0歳~80歳を超える方々が様々な学びを求めて訪れる施設でもあります。子ども対象の教室