ひのりす君

東京・日野市を拠点に「自然×子育て」「スポ―ツ×子育て」「芸術×子育て」「おとな×まな…

ひのりす君

東京・日野市を拠点に「自然×子育て」「スポ―ツ×子育て」「芸術×子育て」「おとな×まなび」 をテーマに様々なジャンルの活動をはじめて50年が経った、ひの社会教育センターの活動です。 マスコット「ひのりす君」からみた、ほっこりするこぼれ話や、子育てに使えそうな考え方なんかをお届け!

マガジン

  • 子どもの外遊びーエビデンス、ジャーナル編

    子どもたちの体験活動や自然体験には、いったいどんな効果や価値があるのでしょうか。実は様々な機関や研究者が沢山のエビデンスを出しており、日々研究活動も進んでいます。ひの自然学校の担当者の目に留まった記事をピックアップして共有します!

  • ひの自然学校ーフィールドレポート

    自然学校スタッフは子どもと一緒に活動する以外にも、自分たちのアウトドア活動も欠かさないように意識しています! そんなオトナの外遊びのフィールドレポートを。外遊びへ誘うマガジン

  • 子どもの外遊びーリスクマネジメント編

    子どもの外遊び・アウトドア活動・体験活動の安全管理、リスクマネジメントを「ひの自然学校」の現場から情報提供、考えるポイントをまとめたマガジンです。

  • 子どもの外遊びーワンポイントアウトドアテクニック編

    子どもの外遊びにはたくさんのテクニックが存在します。 ・火を起こす ・炊事をする ・水で遊ぶ ・山に登る ・環境に配慮する などなど 自然学校の現場から、おうちでも使える!?体験活動でも使える!?様々なテクニックを紹介します。

  • 子どもの外あそびー自然学校の日常から

    ひの自然学校では年間を通して4歳児~高校生までの子どもたちや青年を対象にした自然体験プログラムを各地で行っています。 現場は毎回ドラマの連続。全部は書ききれませんが、ぽつりぽつり、スタッフの印象に残ったエピソードを少しずつ…。

最近の記事

パパママのための外遊び講座ー川あそびに潜む罠②

 今年はうだるような暑い日が長く続いています。10月中旬までは暑い…という話も。こういう暑さでは川遊びで涼みたくなる気持ちもよく分かります。大きな岩があり、その下に深みがあると飛び込みたくなる人も多いのでは?しかしこのような場所でよく溺れる事故も起きている事実があります。  今回は、川の流れや地形から「なぜ溺れてしまうのか」について考察してみました。 泳いでるのに戻ってこられない!? まずはこちらの映像をご覧ください。  高さ5mほどの岩から飛び込みをしています。落水地

    • 僕らの夏休み!~ひの自然学校職員の夏休み~【わか野外指導者修行へ行くノ巻】

       2024年度のサマーキャンプも全行程が無事に終了しました!今年もたくさんのキャンプを通じて、たくさんの子どもたちと出会い、たくさんの挑戦、経験をともにしてくることができました。この場を借りてお礼申し上げます。リーダーや我々ディレクターはプログラムを提供する側ですが、いつも子どもたちに気づきや学びをもらい、去年よりも今年、今年よりも来年、さらに良い活動になるように日々精進しています。  より良い活動を創っていくためには、いろんな要素が必要だと思いますが、なにより重要なのが、

      • "私ならできる、大丈夫”と思える根っこは体験で育つ

        興味深いデータと出会いました。  こちらは、新しく創出されたこども家庭庁で昨年度行われたこども家庭審議会基本政策部会の資料の一部から抜粋しました。  「小学生の頃に“自然体験”をよくしていた子どもは、 その後、高校生の時に自尊感情や外向性が高くなる傾向がみられる」というものです。 これは自然体験活動に参加いただいているみなさんにぜひお伝えせねばと思った資料です。  体験活動の価値については、過去のコラムでも何度か話題にしていますが、体験の量によっても数値が開くということ

        • 世界を想い、足元を見つめる。-ボルネオを訪問して教わったこと。

           SDGs、持続可能な経済や自然、"Think globally , act locally”などなど、人と自然がどのように付き合っていくか、について最近特に意識を働かせる標語や機会があるように思います。今日はこの話題について、「パーム油」を題材に考えてみようと思います。 ボルネオフレンドシップキャンプ  今年の夏に、中学生~大学生を中心としたメンバーを募集し、赤道エリアのボルネオ島へ旅に出かけました。ボルネオ島は世界で3番目に大きい島で、島を横断するだけでも東京ー大阪間

        パパママのための外遊び講座ー川あそびに潜む罠②

        マガジン

        • 子どもの外遊びーエビデンス、ジャーナル編
          9本
        • ひの自然学校ーフィールドレポート
          16本
        • 子どもの外遊びーリスクマネジメント編
          12本
        • 子どもの外遊びーワンポイントアウトドアテクニック編
          11本
        • 子どもの外あそびー自然学校の日常から
          13本
        • デンマークツアー'23
          19本

        記事

          東南アジア最高峰に子どもたちと登る①【準備編】

           今年の夏に中学生~大学生のメンバー10名と東南アジア最高峰と呼ばれる「キナバル山」へ挑んできました。その標高4,095m!富士山より高く、いわゆる高所登山と呼ばれる領域です。日本に住んでいるだけではめぐり合わない高さの場所です。  ロープやクライミングなど特別な技術を必要としない、とされてはいますがなんだかんだ言っても高所帯の長時間ハイクに挑むため、成功に導くにはそれなりの準備が欠かせません。今回は3部に分けて子どもたちとキナバル山へ出かけるための戦略や準備~当日の様子をレ

          東南アジア最高峰に子どもたちと登る①【準備編】

          東南アジア最高峰に子どもたちと登る②「Day1-山麓から中腹の山小屋へ」

           今年の夏に中学生~大学生のメンバー10名と東南アジア最高峰と呼ばれる「キナバル山」へ挑んできました。その標高4,095m!富士山より高く、いわゆる高所登山と呼ばれる領域です。日本に住んでいるだけではめぐり合わない高さの場所です。  今回は3部に分けて子どもたちとキナバル山へ出かけるための戦略や準備~当日の様子をレポします!(第2回) 前回の記事は… いよいよ登山口到着!チェックインそして登山開始  海外の山ですので、あまりないとは思いますがキナバル山はフラっと行って突

          東南アジア最高峰に子どもたちと登る②「Day1-山麓から中腹の山小屋へ」

          東南アジア最高峰に子どもたちと登る③「Day2-頂上へ!そして下山」

          今年の夏に中学生~大学生のメンバー10名と東南アジア最高峰と呼ばれる「キナバル山」へ挑んできました。その標高4,095m!富士山より高く、いわゆる高所登山と呼ばれる領域です。日本に住んでいるだけではめぐり合わない高さの場所です。  今回は3部に分けて子どもたちとキナバル山へ出かけるための戦略や準備~当日の様子をレポします!(第3回)   過去の記事はコチラ 朝…というより夜中の出発!そのワケは…。  そろそろ寝付けたかな…と思った1:45、キナバル山小屋の起床時間がやって

          東南アジア最高峰に子どもたちと登る③「Day2-頂上へ!そして下山」

          キャンプで食育?~地産地消のおいしい野菜~

          キャンプといったらおいしいご飯! 新鮮な空気や美しい景色の中で料理をすることは、大人なら非常にリフレッシュできます。子どもたちにとってみれば非日常の中で料理をすることは、楽しい思い出に残ること間違いなしですよね。  特に、普段は使わない焚き火を使った調理は自然の中でしか味わえない特別な体験です。  そのような特別な体験をするだけでもキャンプの醍醐味を味わっていると言えますがここ数年、おいしいご飯をつくるならば、おいしい素材を使いたいという想いも出てきました。  もちろん、

          キャンプで食育?~地産地消のおいしい野菜~

          夏休みはそと遊び!

           6月ももうすぐおしまい。7月になると暑いあつい夏が始まりますね。 夏といったら子どもたちが楽しみにしているのは、「夏休み!」 どんな夏休みを過ごすかそろそろ計画を立て始めている頃でしょうか?  さて、今日は家で過ごすとおのずと多くなってしまう、「スクリーンタイム(以下:ST)」についてです。 (※スクリーンタイムとは、テレビ、ビデオゲーム機、タブレット、スマートフォンなどの画面付きデバイスを視聴または使用する時間のことです。) このSTについては、ポジティブな影響として

          夏休みはそと遊び!

          Leave No Traceを深掘り!【原則2影響の少ない場所での活動】

           先日東京が梅雨入り、これから本格的な梅雨シーズンがやってきますね。雨が多いとなかなか「アウトドアに出かけよう!」という気持ちにはなりにくいですが、しとしと雨が降るなかのキャンプや梅雨の晴れ間のアクティビティは意外にも楽しいものですよ!今回はそんな雨の時にも少し役立つ思考かもしれません。  「影響の少ない場所での活動」と言われて、みなさんはどんなことを思い描きますか?  通常の公園やキャンプ場では、ほとんどの場合遊ぶことができる広場が確立されていたり、活動する範囲が指定され

          Leave No Traceを深掘り!【原則2影響の少ない場所での活動】

          ひの自然学校職員がオススメするサマーアクティビティ~ダウンリバーに挑戦!~

           連日夏日から真夏日を更新…。夏の訪れをひしひしと感じる時期になってきましたね。今年は全国的に、最も暑かったと言われる昨年に匹敵するような暑さになる、とも言われています…。こんな暑い時のお休みに、みなさんは何をしますか?涼しい部屋で映画鑑賞?お店でショッピング?それだけじゃもったいないっ!!クーラーのないアウトドアにだって、刺激的に涼を感じることができるアクティビティがありますよ!  それがこの“ダウンリバー”です! そもそもダウンリバーって何?という方に簡単に説明すると、

          ひの自然学校職員がオススメするサマーアクティビティ~ダウンリバーに挑戦!~

          野外で使える熱中症の対処法

           気象庁の発表によると、今年もまた昨年の猛暑月間が迫っているということだそうです。となると心配になるのが熱中症ですよね。今日の記事では外遊びの最中に熱中症になってしまったらどうしよう!?についてを取り上げようとおもいます。 …というか熱中症ってなんだっけ?  そもそも、その傷病が熱中症なのか断定することは野外では困難だといえます。しかし、暑い環境で具合が悪くなったら「熱中症かも?」と疑い処置を試みることはとてもいいことです。  まずは熱中症の段階を理解しましょう。熱中症は

          野外で使える熱中症の対処法

          「遊びが学び」が全国へ!?

           ひの社会教育センターでは、以前から「遊びの中に学びがある」と考えてきましたが、ついに文部科学省(以下:文科省)からもそのような発信が!!(2024年4月の初旬リリースのおnew情報です!)  今日は文科省が考える「遊びを通した学び~ 遊びは学び 学びは遊び “やってみたいが学びの芽~」が一体どんなものなのかみなさんと一緒にみていきたいと思います。 ~幼児期に遊びから培った学びや経験をを小学校以降の学びへ向かう力へ~  今回主に記載されていたことは、幼児期の遊びから学ぶ

          「遊びが学び」が全国へ!?

          4月でもスキー!でも、リフトが…。

           東京にいると4月はもうすっかり春や初夏の雰囲気です。スキーなんていつの話だっけ?と思ってしまいます。日本には四季があるのが嬉しいことで、それぞれの季節に合わせた遊びが楽しめるのは幸せです。  しかし、雪・そしてスキーにまだ未練が残る僕は、仲間と雪を求めて長野県へバックカントリースキーへ出かけてみました!  バックカントリースキーは、スキー場じゃないところを滑ります。雪山を登り、雪のある斜面を見極めて楽しく安全に滑り降りる登山スタイルです。   (コース外滑走のそれとはまっ

          4月でもスキー!でも、リフトが…。

          Leave No Traceを深掘り!【原則7他のビジターへの配慮編】

           東京は桜も散り、すでに夏日を更新するなど、早くもグリーンシーズンが到来していますね。ピクニックや山などに出かけるにはとてもイイ季節になってきました。さて、今回はそんなグリーンシーズンに向けて、LNTを深掘りしていきましょう! LNTの詳細はコチラ👇 前回の記事はコチラ👇  そして今回深掘りするのは「原則7他のビジターへの配慮」です。この原則の7番、少し違和感をもった方も少なくないはず…。  僕が初めてLNTと出会った時、謎に思ったのがこの“原則7番目”です。なぜならL

          Leave No Traceを深掘り!【原則7他のビジターへの配慮編】

          熱中症予防は暑くなる前から勝負が始まっている!?

           春はどこへ行ったやら…。天気がいい日にはそんなことも感じます。穏やかな春の気候というよりは、日が照ればやけに暖かく汗ばむ日もあるほどです。昨年の夏は相当熱く、熱中症が心配…とされていましたが、その傾向は今年も変わらないようです。  ところで、熱中症対策はみなさんどのような作戦を立てていますか? ・WBGTの数値で管理 ・活動量の調整または制限 ・適度な水分や塩分の摂取 こんなところでバランスを取っているのではないかと思いますが、今日は熱中症対策にプラス1、「熱さに強い体を作

          熱中症予防は暑くなる前から勝負が始まっている!?