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[WanderlustClub : 台北在住マルチクリエーター×ノマドスタイル会社員×旅人 mameyさんへのインタビュー]

メディアを通じて、”思わぬ出会い”

ECサイトを運営されている方々、クリエイターにデザイナー
作家や個人ブランドのオーナーさんたちの思いを
ひとりでも多くの人に届けられるように

令和の新しい働き方をされているmameyさんへのインタビュー企画です。

続いて第5段!今回は、①クリエーター ②ノマドワーカー ③旅人 と多方面で活躍されている、台湾住みのmameyさんにインタビューさせてもらいました。


【m.a.m.e.yさん・プロフィール】
・台湾台北在住
・台北在住マルチクリエーター
・ノマドスタイル会社員
・世界中を旅して生きる
・Instagram(@mamilkteapod)
・Twitter(@_wanderlustclub)

ポートレート写真

【1,数々の留学、海外生活を経て】

—— それでは取材を始めていきます。今はどんな活動をされていますか?

本業は、食品会社のCEO室で社長のアシスタントをしています。冷凍食品の会社なので、新しい食品をアフリカに探しに行ったり、豆を仕入れるために農場を見て回ったりするような仕事です。基本的には家やワーキングスペースで作業をしています。

—— デザインは学生時代の頃から関心があった? 

専門的な学校を出たわけではないですが、音楽に芸術とデザインはずっと
好きでした。そんな中で、東京在住の友人前田さほさんに「作品を出して
みない?」とクリエーター集団「menmeiz」に偶然にも誘われた
のがきっ
かけですね。手書きのみだとグッズにできないので、実は去年ペンタブな
どの機材を買いました。そこからIllustratorを勉強し始めて、今に至り
ます。

萌妹子(メンメイズ)Instagram(@menmeiz) 

—— 20歳で台湾の大学へ交換留学。どんな思いで留学を決めたんでしょうか?

昔から自分は日本にいる人間ではないなと感じていました(笑)高校時代にアメリカ留学から帰国した後、そこで第3言語である中国語を勉強したいと思っていました。大学時代に台湾の留学生がいたので色々教えてもらいながら言語を学ぶ中で、数ヶ月後に交換留学の試験があったんです。そこで台中の大学に語学学校に受け入れが決まったので、留学を決めました。

—— 25歳で教員を辞めてデザインをお仕事をしに、台湾に再び戻ることになったのですが、どんな気持ちでした?

人生においても良いチャンスだと思いましたが、海外で働くにはビザがいりますよね。現地での企業を探すと、日本よりも条件が比較的良くない所が多いのです。ただご縁があり紹介いただいた企業が、私の趣味である『旅』をし続けながら働ける条件だったので、台北行きを決めました。仮に向こうでだめだったとしても教員免許があるので、最悪の場合も元に戻れるかなとも思っていました。

ナミビア_ヒンバ族

—— 計画的だったんですね!その続けられている『旅』で得られることってどんなものがありますでしょうか?

世界が広がりますよね!常識とか普通とかって言葉をよく使いがちですが、人によって場所によって常識なんてものはバラバラで当たり前だと思うんです。特にアフリカは情報も少なく現地の人と触れ合う機会もないので、未知な部分が多いので貧しく危ない国の人だと潜在的に感じている日本の方もいるかもしれません。でも実際に現地でその人たち会ってみると全然違ったりするんですよね。だからメディアで見る情報だけでなく、現地で見聞きすることで良さ悪さを肌で感じることができます。実は去年、アフリカ8カ国に行ったんですけど、とても良かったです!1番のお気に入りの場所はマダガスカルです!

マダガスカル_ベローシファカ

—— 国境を越えれば、デザインに対しての意識や感覚って違うもんなんでしょうか?

そうですね、見てるポイントは違うと思います。私は漢字をデザインに使うんですけど、自国の台湾の人ってそういうデザインは割と少なくて。日本の和柄のアイテムも、日本の若い人はあまり持たないけど、海外だと流行るとかあるじゃないですか。見てる感覚が違うんだなとは気付かされます。


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【2,アート活動への思い】

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—— ネットショップを作ったきっかけはなんでしょうか?アート団体の*メンメイズさんのイベントのために雑貨を作ったことが始まりで、その時は台湾で5,000枚ほどステッカーを印刷しました。他の方に少しでも知ってもらえるならと思ってBASEに掲載しました。コロナ禍(2020年6月)に入ると以前より多くのお客様に知ってもらえたので、他のデザインも追加していきました。


萌妹子(メンメイズ)Instagram(@menmeiz) 


—— 初めは友人、知人から広めていったのでしょうか?

それがそうでもなくて。おそらくコロナの影響でネットショップを見る人が増えたことでたまたま見てもらえて知っていただけたのかなと。分析できていないんですけれど、もしかしたら今日のイチオシのようなものに載っていたのかもしれないです!

—— そうなんですね。問い合わせは商品についてであったり、台湾のことは聞かれたりしますか?

商品の詳細についての質問が多いですね。コロナ前は台湾から日本まで3日程度で届いていたんですが、今までトラブルは特になかったです。破損が起きたりだとか、物が無くなったりだとか。ガラスのコップが良くお客様からご注文があるんですが、みなさんから喜ばれる声が多かったので順調に送れています。お客様の海外だからという不安も下がってきているのかなとも思います。

商品画像(文庫カバーセット)

—— お客様はmameyさんの世界観も含めて商品を気に入ってくださってるんでしょうか?

そうかなと思います。台湾か中国の商品を販売しているのですが、自分が一度見た上で良いと思った商品しか出していないです。でも実は裏ではパッケージを変えたりしてて、、それは現地で購入すると中国語がたくさん買いてある包装紙だったりして。結構そういうところも気にするお客様多いじゃないですか。なのでプチプチで巻き直したり、可愛いシールを貼っています。喜んでもらうために一人ひとりにお手紙も書いていますね!

ハングルねこちゃんグラス


 
—— そういう細かな思いやりが喜びに繋がるんでしょうね!

そう思っています。ショップのテーマが『自分の機嫌は自分でとろう』なんです。誕生日用のキャンドルであれば、普段疲れたり嫌なことがあった時に、家で一人の時であっても火を付けて気分が明るくなればいいかな、とか。そういう小さい小さい、”毎日できる幸せ”のようなものが私は好きなんですよね。毎日が”プラスアルファ”で良くなるものを、日本になさそうなもので選んでいます。

—— 小さな頃から、小さな幸せについては考えていたんでしょうか?

どうでしょう、、最近ですかね(笑)例えば、恋愛とかでも結構相手に影響されるじゃないですか。他のケースだとお店とか仕事で変なお客様に会って気分が悪くなっても、人のことはコントロールできないので。。「自分の機嫌は、自分で取ったらいい」んじゃないのかなと。大人になってから、自分で出来ることって増えるので、ちょっといいものを生活に取り入れるとかで、気分を変えられると思うんです。そんな少しでも気分が良くなるアイテムを取り入れるようにしています。

ホワイトタトゥー

—— なるほど!その思いはネットショップの一覧を見ていて、ますますしっくり来ました。

ありがとうございます。商品ページにサイズとか素材、使用方法とか書いてあるんですが。私自身のコメントも実はちょこっと書いていて(笑)例えば「あなたは今日も頑張りました!このローソクで乾杯しましょう!」とか。商品に関係ないことも時たま書いたりして(笑)

—— 問いかけるような、まるで話しかけるようなコメントですね!

そうですね。でも実際しんどいと思うんですよね。。外に出られなかったり、仕事が見つからなかったりする人もいると思いますし。。ちょっとのことで元気になってもらいたいなと思いまして。友だちにプレゼント送るみたいな気持ちでお手紙を書いたり、おまけもつけて送っていますね。やっぱり受け取った時に嬉しく思ってもらいたいので!

—— めっちゃいいですね!それはそうと、Mameyさんの思う「可愛い」って何なんでしょうか?漠然とした質問にはなりますが(笑)

人によって見方は違うとは思いますが、、私の商品は一般的な表現だと”個性的”なものかなと思っています。もしかしたら、変わっていると思う人もいるかもしれないですね(笑)実はアラビア語とかタイ語、スリランカの文字とか使った作品もあったりして。私の可愛いの押し付けではないのですが、こういうの作っててもし興味を持ってもらえたら、気に入って下さればなと思います。要するに変わった作品作ってます(笑)自分が買うものは意外と派手じゃなかったりするんですけどね!


—— 今まで続けていて辛かったことってありますか?

まさに『孤独との戦い』ですね。私の場合は、普通に会社員ですが働く場所はどこでも良いというノマドスタイルなんです。社長が実は台湾人で、東京にいるんです。なので、私が台湾、一方で社長が東京にいるんですけど(笑)

社長の考え方は本当に新しくて素敵だなと思います。社員の幸せが一番だと。仕事をしている最中にも、私個人のことも気にかけてくれてこそ、社長のために結果を出したいというモチベーションも高く保てますね。

ただ、、そうはいっても一人でいることが意外と多かったりするんです(汗)一時期、仕事の都合で誰とも話すことがない期間があったのですが、とても辛かったですね。後は自己管理能力がないと仕事が捗らないと思ったりします!!


【3、国を超えての活動】

ナミビア_Dead Vlai


—— スタイルとしてはノマドワーカーで、雇用形態が会社員。本当に新しい働き方ですよね!

私が『旅』がとても好きということも踏まえて、社長は雇ってくださったのではないかなと思っています。

4年前(2016年)にアイスランドの世界最大の火山の温泉で、某女優さんの元旦那様で芸能界ともつながりのある経営者の方と偶然知り合いになり、一緒に旅してたんです。それから2年経って前の仕事を辞めるタイミングでまたお話しする機会があり、今のお仕事を紹介してもらいました。

経営者としても、人としても尊敬しているので、やっぱり社長のために貢献してあげたいと自ずとなりますね。

—— すごいご縁ですね。そういう経緯で繋がることもあるんですね!

そういう経緯もあるので、休みも社長と相談しつつ決めています。例えば、極端な話明日からどこか海外に行きますといえば働く場所を変えられます。(実際にはしたことはないです。笑)仕事さえ滞ってなければ、場所や時間問わず働ける環境は本当にありがたいです。

—— その上で台湾に、住み続けている理由ってありますか?

純粋に台湾が好きです(笑)実はコロナが来る年初には3拠点で働いてほしいって言われてたんです。東京、台北、高雄(台湾南部)ですね。部屋も会社で借りてもらい、飛び回る感じで生活する話も出ていたんですけどね。


【4,アフターコロナに向けての取り組み】

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—— これからの展開として取り組まれていることはありますでしょうか?

今取り扱っているものが台湾と中国の商品が主要になるので、タイとかインドネシア、マレーシアにベトナムとか。日本の方が好きになってくれるようなものを取り寄せて、出していきたいですね。

 
—— アフターコロナに向けての取り組み

私の働き方だと、あまり変わらないのかなとも思います。海外に出張に行くことは増えると思いますね。会社自体もコロナによる影響もそこまで受けていない様で。働き方としては、やはり実際に顔を見て話した方がいいとは思います。仕事は人と人の上で成り立つものなので。例えば、商談もそうですし、現地の工場に行ったりとありますが。もしかしたら拠点が増えて、他拠点生活になるのかなと思います。年の半分が台北、残りが高雄と海外、みたいな。

商品画像(MIXステッカーセット Sky ver.)

【まとめ】

国を超えて飛び回るような新しい働き方をされているmameyさんのお話はいかがだったでしょうか。お話を聞いていて、自分で限界やできない理由をつけるのではなく、チャンスを掴むために行動を起こすことも大事なんだなと気付かされました。

また、何気ない毎日に”プラスアルファ”で良くなるものを。そんな小さな幸せを運ぶグッズであったり、mameyさんの世界観を知りたいなと思った方はぜひ、Webページの方もチェックしてみてください!


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