百物語49話目「鯨怪談」(実話怪談)
IWC脱退しましたね。
クジラに関しては、下記の記事で一度書きました。
そこで鯨の怪談を聞いたと書きましたが、今回のネタはそれです。
鯨怪談を書くのは二度目。すでに一度書いている鯨怪談はコレね。
そして、今から書くのは、元南平洋の鯨類捕獲調査団団長から聞いた話。(各地に同じ類型の話はあるらしい)
ある鯨漁の網元のところに妊娠中の女の霊が現れて、
「明日、私はあなたの漁場を通ります。けれどお腹には子供がいるので、行く道は見逃して欲しい。生み終えた帰りには、必ず捕まるから」
と、懇願しに出てきたそう。
が、翌日、網元の漁師は懇願を無視して、鯨を獲ってしまう。
確かに、その鯨の腹には、今にも生まれそうな子鯨がいたそうな。
その日の夢に血だらけの女が出てきて、
「あれほど頼んだのに。決して、決して許さぬ」
と、恨みを言って消えた。
それから数日後――。
鯨を仕留めるのに銛を使うのだけど、網元の家の欄間に飾ってあったそれが、外れ落ちる。
落ちた銛は、下にいた網元の子供の首を後ろから突き抜いたそうな。
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