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ありがとう、ガスコンロ ~また新たな自分に生まれ変わりたい、2024年春~


ありがとう!
ありがとう!
無事、回収してもらえた!

…そして…

三十年近くに なっていたのかな…

ありがとうとともに、
お疲れ様でした…

また 新たな自分、
新たな暮らしのために
今朝、別れを告げた…

ガスコンロ…

社会福祉士資格取得の学びのために
Oに 住んでいた頃からだったかね…
日豊本線沿線、
久大本線沿線の
O…

…それとも…

その翌々年、
master課程での学びのために 
D線沿線、Zに住んでいた頃からだったかね…

どちらかから
ずっと…

1995年春か、
1997年春あたりから…

その後も、
引っ越し先が
プロパンガスか 都市ガスか、
どちらかの違いにより
その都度 それ相応に
使用できるようにしてもらって、
同じコンロをずっと 使い続けていた

…でも
そう遠くならないうちに
実家に戻るから
そうなったら もう
ガスコンロは要らなくなる、
ならば 今のうち、
元気なaround60のうちに
さよなら!

きょうは 燃やせない粗大ごみの日!
市指定の シールを買って
住所、氏名を記入して、
前日のうちから スタンバイしていた
そして 今朝
6時過ぎに勤務を終えて
一目散に帰宅、
すぐ ごみステーションへ
go!

長い間、
ありがとう

もう…

自分のなかでだけだけど…

語り尽くせないほどの思い出が
詰まっていた ガスコンロ…

でも…
敢えて…
いまここで ひとつ挙げるなら…

フライパンで ちゃんちゃん焼きを作って、
弟とふたりで
食べたこと…

2011年の さむい冬、
まだ 大震災の前だったとき

ここでも たびたび
ふれてはいるが

2009年度
おどる阿呆に見る阿呆でおなじみの
とある街の学校で
いろいろなことがあって
はじめての こころの病の
診断を受けた

その翌年度、
いまの住まいに引っ越し、
父親との関係の悪さゆえ
実家ではなく
実家から2kmほどのアパートで
ひとり暮らしをはじめた

その…
いまも暮らし続けている アパートに越して
九ヶ月くらいになっていたとき…


引っ越しから はじめの一年間は
心配して
弟が 仕事が休みのたびに
きてくれていた
日曜、月曜が休みだった
土曜の夜は
勤務あがりの弟のために
ごはんを作って 待っていたり
一緒にごはんを食べられると
日曜、月曜には
もちろん! 自分がごはんを作って
一緒に食べた
そのなかでも
いま 特に忘れられない
でっかいフライパンに
アルミホイルを敷いて
蒸し焼きしてつくった
ちゃんちゃん焼き

お互い どさんこだけど、
北海道にいたときには
一度も食べたことも、
つくってもらったこともなかった、
当時 四十代前半にして
生まれてはじめて 自分でつくって食べた
ちゃんちゃん焼きだった

しかも

ちょっと 変わってる?

そのとき 自分は
cookpadや、
当該食品会社のサイトにある
自社商品でつくるメニュー、
これらを 
当時 所有していたガラケーから
ブロックタイプのメモ用紙に書き写して
食事づくりの際に活用することに
ハマっていた

“ちょっとかわった“
ちゃんちゃん焼きも その一環
それも…
焼肉のたれでおなじみの
エからはじまる 某有名会社のホームページに
掲載されていたメニュー

商品ごとに メニューが掲載されていて…
どのタイプのものを使用しても
大丈夫だった気がするが…
そのときは 白のラベル、
辛口タイプの焼肉のたれで
つくった

アルミホイルを敷いて…
レシピどおりに 具材を切り 並べて
辛口の焼肉のたれと
お気に入りの 白みそ、
それぞれ 適量を加えて
フライパンで 弱火から中火で
蒸し焼き…

そして…

いつの段階でだったかね…

もう いちばん下に、
蒸し焼きしているうちに
仕込んでいたのかね…
焼肉のたれと白みそが あわさったたれで
しめは うどん!
これがまた、おいしかったよ!

弟が きてくれていたからこそ
食事の相手が
愛しい存在
愛しい家族、
弟だったからこそ、
そして
ひとりきりじゃない、
一緒に食事する相手がいたからこそ
つくれた、
つくってみたいと思えたメニュー
しかも
お互い どさんこ!
あの 十三年前当時、
まだまだ 病気療養中の心身だったからこそ
つくれた
食べられた
なおさら おいしく感じられて
いまもなお 忘れられない

これまで、
大学時代の 当時のともだちに
ごはんをつくって
食べてもらったことはあった
…もう 四十年近く前になるね、
四捨五入ではなく
一の位を 四以下でも切り上げすれば…

それはそれで
おいしく食べてもらえた、
ありがたかった、
ともだちのために
自分が ごはんつくろうという気持ちになれたのも
うれしかった

…でも、
この時は 家族!
血がつながった 家族!
弟!
もう 言っちゃう!
ここで!
これほどまでに
“自分が愛しいと思えるひとのために
ごはんをつくれるなんて、
この上ない しあわせ!
パワー!
さらに それを
おいしく食べてもらえるなんて
しあわせ!“
そこまで思えた存在って
弟だけ!
ここまでの気持ちに
自分をさせて かりたててくれる、
かりたててくれた人、
もう 現れない、
でてこない!
それはそれは 自分でも
驚きだった
自分が これほどまでの気持ちになれるなんて!

お読みぐるしい話だが…

2014年にも とあることで
こころの病を再発して
いまもなお 四週に一度は
クリニックで受診していただきつつ、
週に四日 夜勤をしながらの日々

でも その当時、
愛しい存在に ごはんをつくりたいと思う、
そして 実際にごはんをつくる、
愛しさを感じながら ごはんをつくる、
実際に 食べてもらえる、
おいしい… と言ってもらえる…

アパートにきてもらうたび
“次は なにをつくろうかな“と
あれこれ 思うこと、
cookpadのメニューを 
同じメニューひとつにしても
あらいざらい 見たりすること…

これらのことが
クリニック受診より
服薬より…

と言っては
不適切かもしれないが、
どれだけ セラピーになっていたか…

あのときがあったからこそ、
今の自分がある、
いる
時を重ねれば重ねるたび、
その思いは 深くなる

…思い出してしまった…

これも
弟が できの悪い、
メンタルが弱すぎてどうしようもない
情けない兄のために
きてくれたからこそ、
そのパワーで できたこと!

豚の角煮を つくったこと!
金曜日に 近所のスーパーで
半額になった…
ププッ!
豚のブロック、購入して
土曜のお昼、
ゆでて 余分な脂をすててを繰り返し
ひと晩 冷蔵庫で寝かせることもした、
あまり おっきくない冷蔵庫に
豚のブロックをゆでた
おっきな鍋を入れるスペースを
なんとか確保して…

冷えてかたまった
ごっつい脂も 
丁寧にすくって 捨てて
日曜の夕ごはんで
一緒に食べた…

おいしい、って言ってくれた

…本来なら
糸も買って
ちゃんと 糸でしばってつくるのが
本格的なのだろうけど、
そこまでしなくてもよさそうなつくり方が
cookpadのなかに あったの!
これなら、自分にでもできる、
やってみようと思えた
そして できた
できたのは 何より
つくる相手、
食べてもらう相手が
弟だったから
愛しい存在だったから
そのことは とても大きい
そして 自信になった
こんな自分にでも
豚の角煮を つくれるのだと!

豚の角煮、つくったの、
恥ずかしながら その一度きり
弟に つくったきり

それも
当時 大量にあった
ブロックタイプのメモに
cookpadから 写し書きして
それを 各行程ごとにみながら…

でも その豚の角煮、
焼肉のたれを用いた
メモ書きしたレシピの数々は
とっくのとうに ぽい!
もう 引っ越し当時、
若干 脚の部分が弱りはじめていた
机とともに ぽい!
何より、
誰かに 豚の角煮どころか
料理を作ることもないだろうね

それもこれも!

今朝 お別れした…

夜勤あがりで 寝ているあいだに
回収してくれていた…

長い長い間 大活躍してくれた
ガスコンロのおかげ!
ただ 火を出して
調理してくれただけでなく、
自分に 元気を取り戻させてくれた
最大の立役者だった
弟の存在とともに
こんな情けない、
恥のかたまりともいえる
兄のことを 心配して
通い続けてくれた
弟のやさしさ、
あたたかさが
ガスコンロと タッグを組んでくれたからこそ

そう遠くならないうちに
戻る予定の 実家、
何年かまえに
IHになったの

…でも…
その IHでつくって
食べさせてもらえるであろう、
おかあさんのごはんも、
この先
どのくらい 食べられるのか…

夜勤あがりに よれば
歯舞こんぶしょうゆで つくってくれた
煮卵 タッパーに入れて
持たせてくれて、
昨年末には
根室から おくらさってきたしゃけ、
すぐに やいてくれて
すぐに 食べさせてくれた、
帰り もたせてもくれた…

もう 遠くならないうちに
そんなことも なくなる予定…

ガスコンロの話とは、
全く関係なくなるけど、
この ドーナツを半分にした上に、
それが 転がりおちてきた巨大な岩を
ジャストタイミングでおさえこんで
そのまま かたまったような
ストレンジロック、
その前にupした、
穴があいた奇岩…

これらは…

日本遺産の
構成文化財のひとつにもなっている、
静之窟(しずのいわや)というところから
南に 少しいったところにあるもの

2022年の終わり、
ここを訪れて
つい この間…
ホワイトデー前日、
一年二ヶ月ぶりくらいに 再訪した

そして…

その 静之窟に行く途中の道沿いから
見渡した海…

かなり 波だっていたけど、
美しくみえた

我が国のハマナス自生西限地でもある
近藤の浜と呼ばれている地

一昨年だったっけ?
おかあさん!
僕のお気に入りのカフェで
ランチした帰り、
寄ったね!
ピーク 過ぎていたけど、
わずかに残っていたハマナス、
みたね!
ハマナスといえば
うちらの花!
うちら どさんこ!

ガスコンロと
海…

一見、
何のつながりもない
でも、この画像で
自分に元気を取り戻してくれたことへの
感謝、
お別れ、
この場に のこしておきたかった

また 明日が待ってる!
とりあえず 明日が待ってる!
とてもとても短いストライドでもいい!
また 一日一歩
重ねていく


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