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【宅建勉強】どんどん増える科目と日々変わるやる気の波

お勉強の話。
ようやく全ての科目に手をつけるところまで進み、試験内容の全体が見えてきた。と言っても、ここから知識として定着させてどんな角度で問われても「この場合はこう!」と答えられるようにならなければいけないのだが。
果てしない...。


宅建の試験範囲は、①宅建業法、②法令上の制限、③権利関係、④税・その他と大きく分けて4つの科目があり、私はこの順番で各科目に手をつけ始めた。
出題される順番とは違うのだが「宅建業法」は4つの中で一番出題数が多く、得点源になるので最初にとりかかることに。そして次に出題数が多いのは「権利関係」なのだが、こいつが厄介なのだ。

まず、勉強する範囲がかなり広い。民法を始め複数の法律に関する問題が集まった科目で、民法だけでも1,000以上の条文がある上に長文の判例問題などもあり、宅建試験を難しくさせている「鬼門」とも言われている。らしい。
そんな噂に怖気付いた私は、優先順位を3番目にして、確実に点を取れそうな科目から重点的に勉強を進めていくことにしたのだ。


やらなきゃいけないのはわかってるし、やらないと自分が後悔することもわかっている。わかってはいるんだけど、やっぱり継続して勉強するってものすごく大変だ。
YouTubeを毎日見るくらいならできるかななんて思っていたが、最近はそれすらしんどい。

毎日の移動時間、耳からの情報がそれだけになるって地味に苦痛である。余白がないと考える脳が死ぬ。書きたいことを思い浮かべるような余裕もなくなっていく。
1週間とか1ヶ月とか短期間それに徹するならまだ頑張れそうだけど、10月後半までずっとこの生活かと思うとかなり萎える。勉強を始めてまだ折り返しを過ぎたくらいだと言うのに...。


そして取り組む科目が3つ、4つと増えていくにつれ、勉強のバランスも崩れてきた。
やっている科目が2つくらいの時は、新しく取り組む方をじっくりテキストを読みながら解いていき、すでに一周した方はスピーディにこなすというメリハリもつけられてよかったのだが、3つ目に取り掛かった鬼門こと権利関係を学びながら「あぁそうだったそうだった」と法令上の制限の復習をし、あぁそうだったどころかなんでしたっけこれ?みたいになっている宅建業法をやるともう、本当にこの順番でよかったのだろうか...と白目になってくる。

がむしゃらになんとかやってみるスタイルで進んできたが、ここにきて私のぬるさというか無計画さが明るみに出てきたのを感じた。
私の場合、もう少し細かく復習するスパンを決めて計画的にやらなければ勉強も心も追いつかないということだ。


と、弱音を吐きながら権利関係の勉強を進めていたのだが、最近ちょっと光明が見えた気もしている。
宅建の勉強をしている世の中の人も同じように感じているかはわからないが、権利関係の科目は、テキストを読まずに未知のまま問題を解いてみる方がやりやすいかもと気づいたのだ。

わからないながらもまずは問題を解いてみて、解説を読みながら専門用語や知識をテキストから拾う。そっちの方が圧倒的に効率がいい気がした。
というのも権利関係のテキストは、もりもりと難しい用語や専門的な言葉が並んでいて、それを眺めていても全く頭に入ってこないのだ。どれが本当に重要なんだ、もうちょっと厳選してくれと言いたくなるくらい太字、赤字だらけだし。

しかし、問題から取り掛かることによって「あぁ、こういう風に聞いてくるのね」とフレームのようなものを捉えられて、逆引きするようにテキストから知識を得る方が理解しやすいかもということに気がついたのだ。
その方がテキストが「なんかよくわからんことがいっぱい書いてある本」から「この問題のことをより詳しく書いてある本」に見えてくる。


法律なんてわかんないよ!こわいこわい!と思っていたが、逆にこれは法律だからこそできる手法かもしれないと思った。
だって法律って「まぁそりゃそうじゃなきゃ困るでしょう社会的に」というルールを難しく書いてるものなので(偏見)、だからこそ全く知らなくても問題を読むと大体「それは...普通こうじゃない...?じゃないとBさん、かわいそすぎない?」と予想できたりもする。
そして解説を読むと「あぁ、やっぱりそうだよね」とか「ふーん、そういう例外規定があるんだ」とより頭に入りやすくなる。
テキストで学んだことを「思い出す」勉強から、想像して考え、確かめるというやり方に変わったのだ。

あれ...?こうやって進めていくと権利関係、案外難しくないかもしれない。
私は新しい勉強法に切り替えたことによって苦手意識が払拭され、毛嫌いして変に自分の中でハードルを上げるのはよくないなということに気がついた。
そしてひとまとめに宅建勉強といっても、科目によって勉強の取り組み方やスムーズに頭に入れるコツみたいなものはそれぞれ違うんだなぁということもわかった。

こういう「わかる」瞬間がきたり、コツみたいなものを発見してちょっと楽しいと思うと、すーぐ調子に乗るのが私である。
ちょっと前まで白目をむいて「むり...絶対できない...」と嘆いていたくせに、一瞬光が見えたりすると「いけるんじゃね...?」なんて思ったり。
思えばずっとこの波を繰り返している気がする。
そろそろやる気の波に飲まれてないで、集中して前だけ見たいのだが...試験を受ける前日までもしかしたらこんな感じなのかもしれない。

宅建じゃなくても、何か資格試験や勉強、新しい挑戦に取り組んでいる人は同じような悩みを抱えているかもしれません。
1人で突き進んでいると落ち込むこともあるけど、お互い「あいつもがんばってるはずだ!」と思いながら、頑張りましょう!

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