ゆるファスティング07 ＜回復食にマジで恋する5秒前＞

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梅流しの翌日

体がとても軽い。
昨日よりもお腹が平たくなった気がするのはやはり昨日の腸内洗浄のおかげだろうか。
水を飲んでも心なしか「ここを通っているな」とわかるような、お腹の中の膜が一枚減ったような不思議な感覚になった。
やっと体感的な変化も見られ、夜にはおいしい味噌汁が食べられると、わくわくして家を出たが、この日の断食が一番辛かった。


相変わらずシャキシャキと歩いてはいるのだが、歩いていても常に空腹感があり、水などを飲んでもそれが一向に収まらない。
ぐるるるると至高の味噌汁を待つ猛獣が腹の中で叫び続けている。

断食4日目というのもあるが、おそらくこれはきっと昨日の梅流しがかなり効いているようだった。
腸をからっぽにして、活動を促したのはもちろんだが、昨日食べ物を味わってしまった私の体は、まるで一瞬あたたかくなった日に勘違いしてフライングで咲いてしまった桜のごとく、"え？もうご飯食べれるんだよね？昨日なんか食べてたよね？？春だよね？違うの？" となっているのだ。
一度食べ物を思い出してしまった猛獣はなんでもいいから早く！と一日中鳴き続けた。