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爆速で入眠するお姉さんとファインプレーだったかもしれない私

23時台に電車に乗ると、第二次帰宅ラッシュというか、仕事を終え直帰する人とはまたちょっと違う人たちで混み合ってくる。

夕方とは違うガヤガヤとしたホーム。
始発駅で次に来る電車を待つ時間にホームに着いた私は、タイミングよく先頭でプシューっと開いた電車に乗り込み、席をゲットすることができた。
発車するまでに少々時間があった電車に、続々と人々が乗り込んでくる。
そしてちょうど私の隣が最後の空席となっていた車内に、オフィスフォーマルっぽい服を来た女性がたたたっと乗り込んできて座った。


電車が走り出す。
女性は座るとすぐにさっと携帯を取り出し、なにやらメッセージアプリを開いている模様。
「今電車に乗ったよ〜」なんて誰かに送るのかしらなんて思いながら、私も携帯を取り出そうとした瞬間、彼女の携帯を持ったままの手元が私の方にずるりと落ちてきた。
ん?びっくりして横目で隣を見ると、寝ている。

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