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全てを失って1周年。

9月8日。人生強制停止から1年。
 「本当に早かった。」
1周年の日は気にかけてくれていた友人達から「1年が経ちましたね。体調はどうですか?」と連絡をいただきました。
正直この日は1日中そわそわしていました。多分1年が過ぎ去るのが早すぎて少し焦りもあったと思います。

1年間の気持ちの変化を振り返って。
 本当にこれでもか?というほど激動な1年だったのですが、「命」
と言うものを心のそこから深く感じる日々でした。

 子供達の心のケアーにも手惑いました。
心の中はもちろん読めるわけはなく、特に娘に関してはあまりにも平常心で
それが逆に私を不安にさせました。

 息子に関しては心の悲しみを表に出すのが上手であったため、ひたすら向き合いました。
 私自身火災から1ヶ月程感情がないような、心に穴が空いたような状態でした。この時、チベット仏教徒のラマと話をする機会がありました。
そしてこんな言葉をいただきました。
「人生においてたまにとても強力な薬が必要な時もある。」
私はこの言葉をいただき、「新しい人生を歩むチャンスをもらったんだ!」
と思い涙が出てきました。ここで私はこの言葉を少し変えて息子が悲しんでいる時にはこのように伝えました。
「カイ君(私の息子)はレッドウッド(スターウォーズにも出てきた有名な物凄く背の高い木)の木のタネを心の中に埋めてもらったんだね!レッドウッドの木は沢山の年月をかけて、雨と太陽を浴びてあんなに背がたくなったよね! カイ君の中の種も同じだよ!カイ君が悲しくなったらカイ君からでる涙がタネの水になり、カイ君が沢山遊んで笑えばタネの太陽になるよ!
そして少しずつ芽が出て、いつかカイ君は誰よりも優しくて強い大人になるよ!」
カイ君はこの日から悲しくなると素直に私のところにきて「木に水をあげている!」と伝えてくれます。
小さな心がたまにこうして頑張って戦っている所を目の当たりにして、私自身幾度となく頑張ろう!と背中を押してもらってきました。

友人の死
 私たちは友人の好意により家族でマッサージを数回受けていました。
彼は子供達の体育の先生の息子でした。
ある日の朝子供達がズームでオンライン授業を受けていると、「デナ(体育の先生)の息子が雪崩に巻き込まれて昨日なくなった」と聞こえてきました。息子は彼のことが大好きだったので、本当にショックを受けていました。 私達もショックで何故火事の後になんの見返りも求めずに私達家族を彼の出来る方法で救ってくれようとした。そんな人が何故?子供も産まれたばかりでこれから彼の素晴らしい人生は幕を開けたはずなのに.....
 この数週間前に私の祖母も無くなったのですが、祖母の人生はとても素敵な人生だったと思います。91歳でした。
 私たち自身死に直面する避難を経験し、助かりました。そして助け合いました。そして友人の死を経験しました。
「これからの私の新しい人生、私の命を全うしなくてどうするんだ!!」と思っている次第でございます!

これからの私の新しい人生、成長を見守っていただけたら幸いです。

私の愛する人たちへ。♡


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