【エッセイ】九谷焼をたくさん買った話
石川県能美市でGWに毎年
「九谷茶碗祭り」が開催される。
その名の通り、九谷焼のお祭りで、
普段よりも安く購入できたり、
同時に出店する屋台で色々なグルメを
楽しんだりできるイベントだ。
以前から存在は知っていたのだが、
金沢市で開催されるクラシックのイベントの方に
優先して参加していたので
茶碗祭りには参加したことがなかった。
ところがどっこい
引っ越しをして能美市に近くなったので
今回は茶碗祭りの方に行ってみよう!
と思い、いざ参戦してきた。
*
毎年参加しているという
後輩から事前情報を収集。
彼女は初日に旦那さんと一緒に
楽しんで来たということだった。
彼女の話をまとめるとこんな感じ
・会場の行列どころか、
街中の車の量もえぐいので
朝早くから行くのが良い。
・和田山会場にお勧めの店がある。
・その近くの「上出長右衛門窯」というところは
単独で窯祭りをやっていて入場が有料だが
とてもおすすめ。
私は彼女に絶対的信頼を置いているので
素直に早起きをして和田山会場へ向かった。
上出長右衛門窯の入場チケットは
もちろん購入済だ。
*
現地に到着してみると
想像したほどの込み具合ではなかった。
最終日だからだろうか?
一応並んでいる人もいたが
大した数ではない。
まずは前日から目を付けていた
「ハレクタニ」というお店のブースへ。
動物や魚をモチーフにしたお皿やマグカップが
とにかくかわいい。
特に鳥。
私はどうやら鳥のデザインが好きらしく、
気が付いたら6点ほどこの店で購入してしまっていた。
恐ろしい鳥。
他にも北欧っぽいデザインのお皿など
好みのものが多々あったのだが
どうにかこうにかブレーキをかけた。
一見すると九谷焼っぽくないけどおすすめ。
*
ふらりと立ち寄った店のブースには
ムーミンのデザインのお皿が置いてあった。
私自身はそんなに好きでもないのだが
別の後輩がそういえば好きだったなと思いだし
お土産に買ってあげることにした。
彼女はGW中ほとんど出社で
彼氏とお出かけしたいのにできない、、、
と嘆いていたので、少しでもGWの
雰囲気を味合わせてあげたかった。
彼女だけに買っていくと
他の人からブーイングを食らいそうなので3枚購入。
※写真は撮り忘れました。
渡すのがとっても楽しみ。
*
和田山会場では他にも
鳥のデザインのレンゲや
サラダ用にと思い深めのお皿等を買った。
この時点でかなりの散財になっているのに
続いて「上出長右衛門窯」を目指す。
予約制のため11時からのチケットを
購入してあったのだが、
和田山会場での買い物が
思ったより早く終わったので
早めに行ってみた。
受付の方に事情を説明すると
時間変更可能だというので10時過ぎには
入場させてもらうことが出来た。
ありがたい。
予約制ということもあり
会場は割と空いていて
ゆっくりと過ごすことが出来た。
シュールなデザインの物も多く
かなり目移りする。
ティーポットとどんぶりで
良いのがあれば買おう!と
心に決めていたのだが
こちらの会場の製品は割と価格が高い。
お財布と相談した結果、
どんぶりだけ購入することにした。
これはかなり気に入っている。
まぁまぁいい値段はしたが。
*
気が付いたら合計16点もの九谷焼を購入。
合計3万円弱。
前日に後輩の子(前述のムーミン好きの子)に
「〇〇さん絶対たくさん買いますよ!」
と言われ、私は
「いやいや、本当に
気に入ったものしか買わないから
そんなにたくさんは買わないでしょ!」
と応えていたのだが
言われた通りになってしまった。
他人の方がよっぽど自分のことを分かっている。
*
帰り道、
お土産に買ったムーミンのお皿を
届けに職場に寄った。
「ムーミンデザインの九谷焼があってさ、、」
と言うやいなや
「噓でしょー!?」
と後輩女子。
踊り狂って喜んでくれた。
これだけ喜んでくれたら
あげる側としてもとても嬉しい。
3枚お皿を買ったが、
1人存在を忘れていたので
彼の分は無し。
新入社員なので仕方ない。
「好きなの奪い合ってくださいね!」
と言って職場を後に。
お気に入りの食器を手に入れて
大好きな人たちの笑顔も見れて
とてもハッピーなGWだった。
でも一人暮らしでこんなに食器を
使わないし、お金がいくらあっても足りないので
来年は行かないようにしたい。
が
無理かもしれない。
結果は如何に。
来年の私に乞うご期待!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?