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【エッセイ】九谷焼をたくさん買った話

石川県能美市でGWに毎年
「九谷茶碗祭り」が開催される。

その名の通り、九谷焼のお祭りで、
普段よりも安く購入できたり、
同時に出店する屋台で色々なグルメを
楽しんだりできるイベントだ。

以前から存在は知っていたのだが、
金沢市で開催されるクラシックのイベントの方に
優先して参加していたので
茶碗祭りには参加したことがなかった。

ところがどっこい
引っ越しをして能美市に近くなったので
今回は茶碗祭りの方に行ってみよう!
と思い、いざ参戦してきた。

毎年参加しているという
後輩から事前情報を収集。

彼女は初日に旦那さんと一緒に
楽しんで来たということだった。

彼女の話をまとめるとこんな感じ

・会場の行列どころか、
 街中の車の量もえぐいので
 朝早くから行くのが良い。

・和田山会場にお勧めの店がある。

・その近くの「上出長右衛門窯」というところは
 単独で窯祭りをやっていて入場が有料だが
 とてもおすすめ。

私は彼女に絶対的信頼を置いているので
素直に早起きをして和田山会場へ向かった。

上出長右衛門窯の入場チケットは
もちろん購入済だ。

現地に到着してみると
想像したほどの込み具合ではなかった。

最終日だからだろうか?
一応並んでいる人もいたが
大した数ではない。

まずは前日から目を付けていた
「ハレクタニ」というお店のブースへ。

動物や魚をモチーフにしたお皿やマグカップが
とにかくかわいい。

特に鳥。

私はどうやら鳥のデザインが好きらしく、
気が付いたら6点ほどこの店で購入してしまっていた。

恐ろしい鳥。

他にも北欧っぽいデザインのお皿など
好みのものが多々あったのだが
どうにかこうにかブレーキをかけた。

一見すると九谷焼っぽくないけどおすすめ。

箸置きとマグカップと真ん中の皿は別の店の物

ふらりと立ち寄った店のブースには
ムーミンのデザインのお皿が置いてあった。

私自身はそんなに好きでもないのだが
別の後輩がそういえば好きだったなと思いだし
お土産に買ってあげることにした。

彼女はGW中ほとんど出社で
彼氏とお出かけしたいのにできない、、、
と嘆いていたので、少しでもGWの
雰囲気を味合わせてあげたかった。

彼女だけに買っていくと
他の人からブーイングを食らいそうなので3枚購入。
※写真は撮り忘れました。

渡すのがとっても楽しみ。

和田山会場では他にも
鳥のデザインのレンゲや
サラダ用にと思い深めのお皿等を買った。


逆光ひどい

この時点でかなりの散財になっているのに
続いて「上出長右衛門窯」を目指す。

予約制のため11時からのチケットを
購入してあったのだが、
和田山会場での買い物が
思ったより早く終わったので
早めに行ってみた。

受付の方に事情を説明すると
時間変更可能だというので10時過ぎには
入場させてもらうことが出来た。

ありがたい。

予約制ということもあり
会場は割と空いていて
ゆっくりと過ごすことが出来た。

シュールなデザインの物も多く
かなり目移りする。

右は以前ご紹介した作家物の九谷焼。左の二つが上出長右衛門のやつ。

ティーポットとどんぶりで
良いのがあれば買おう!と
心に決めていたのだが
こちらの会場の製品は割と価格が高い。

お財布と相談した結果、
どんぶりだけ購入することにした。

右のどんぶりが上出長右衛門窯のどんぶり。左はNARUMIのマグカップ。

これはかなり気に入っている。

まぁまぁいい値段はしたが。

気が付いたら合計16点もの九谷焼を購入。
合計3万円弱。

前日に後輩の子(前述のムーミン好きの子)に

「〇〇さん絶対たくさん買いますよ!」

と言われ、私は

「いやいや、本当に
 気に入ったものしか買わないから
 そんなにたくさんは買わないでしょ!」

と応えていたのだが
言われた通りになってしまった。

他人の方がよっぽど自分のことを分かっている。

帰り道、
お土産に買ったムーミンのお皿を
届けに職場に寄った。

「ムーミンデザインの九谷焼があってさ、、」

と言うやいなや

「噓でしょー!?」

と後輩女子。

踊り狂って喜んでくれた。

これだけ喜んでくれたら
あげる側としてもとても嬉しい。

3枚お皿を買ったが、
1人存在を忘れていたので
彼の分は無し。

新入社員なので仕方ない。

「好きなの奪い合ってくださいね!」

と言って職場を後に。

お気に入りの食器を手に入れて

大好きな人たちの笑顔も見れて

とてもハッピーなGWだった。

でも一人暮らしでこんなに食器を
使わないし、お金がいくらあっても足りないので
来年は行かないようにしたい。

無理かもしれない。

結果は如何に。

来年の私に乞うご期待!

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