お散歩の”しあわせ”がつまってる。西荻茶散歩に行ってみた
吉祥寺に住んでいるにも関わらず、西荻窪へのお散歩歴があまりにもなさすぎる私。
同僚でふわふわ植物お姉さんの”しまさん”に誘われて、「西荻茶散歩2019」に行ってまいりました。
おいしくて小さい、飾り気のない素直なお店がたくさんあって、これは...なぜ今まで来なかったのか...!と終始悔やむ私でしたが、来年も必ず行こうという決意のため、noteに楽しい1日を書き残しておきます。
店先で、お茶を一杯。
そもそも、西荻茶散歩とは。
かれこれ10年前から続いているまち歩きのイベントで、参加しているお店の店先には、こんな「チャ」のマークがついていたり、ヤカンが置いてあったりという目印があり、置いてあるお茶を自由に飲めるというもの。
お店によって、台湾茶だったり、ミルクティーだったり、レモングラスだったりと個性的なお茶が出ているのです。
ちょっと蒸し暑い今日この頃なので、コップ一杯のお茶をいただくと「ぷは〜っ生き返った〜」って感じ。
どのお茶もおいしいし、お茶なら何杯でもいけちゃいます。
まずは、腹ごしらえ
この日のランチは、Re:gendoさんへ。
並んでいたらしく満席で、ちょっと散歩をしてから入りました〜
石見銀山の郡言堂の兄弟店舗なのだそうで、古民家を改装した店内はゆったり気持ちよく、ご飯も手が込んだもの。
手のひらには巧妙なる力が宿っているという思いから、「むすび膳」と「にぎり膳」は生まれました。
ということだそうで、「むすび膳」と「にぎり野菜寿司膳」の2種類がありました。
私は「むすび膳」に!どーん。
おむすびが2つと、メインのコチュジャン唐揚げ、お味噌汁と小鉢がついてきます。
ああ...今思い出しても、ゴクリ。おいしかったなあ。
おむすびは土鍋で炊いた白米が使われていて、程よい塩気がたまらんのです。
おいしくて笑顔になり、話も止まらず、ゆったりとお昼を過ごしました。
食べるよ食べる、お散歩だもの
女の子の「お腹いっぱい〜」ほど、信じられないものはありません。
Re:gendoさんを出て、10歩。おやおや?これは、お餅屋さんじゃあないですか。
まあ、買うよね。豆大福、好物なものですから。
道端で「おいしいね〜」とニコニコ食べる私たちは、お店にとってこれ以上にない宣伝だったでしょう。
さすがに、本当に、お腹がいっぱいになった私たちは、てくてく歩きます。
サボテンをちゃんと育てられる不動産屋さんは、信頼できるねって話したり。
あの小窓、かわいいねって指差したり。
2人とも植物が大好きなので、お花屋さんやドライフラワーが置いてあるお店には、必ず立ち寄ってしまいます。
たくさん歩いたら、お茶のあるお店でちょっと休憩。
クッキー片手に歩く、それは大人のお散歩
うすいエメラルドグリーンの外観がかわいい、クッキーのお店を発見。
入ってみると、鼻いっぱいに甘〜い焼き菓子の香りが。キッチンも道具もぜんぶ可愛らしくて、思わず「こりゃ、かわいいわ」と漏れてしまいます。
1枚70円の全粒粉クッキーは、ホロっとして甘くて塩気もあって、大好きな味でした。
お散歩の締めは、勇気のいる喫茶店で
「物豆奇珈琲」。
(ものすき)と読むのだそうで、外からは中が暗くてよく見えない、ちょっと入るのに勇気がいる喫茶店で、お散歩の締めを。
中はあたたかい雰囲気で、口少ななマスターもよき。
話が止まらなすぎて、気がつけば外も暗くなっていました。
翌日まで、余韻が残るパン
お散歩の途中で立ち寄ったギャラリーで、全粒粉のパンをお土産にしていました。
ずっしりと重い、魅惑の食パン。
食パンのお話はまた今度にしますが、こうやって次の日も余韻が残るお土産が好きです。
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西荻窪、気の合うお姉さんと歩くのにはぴったりな街でした。
またすぐ、お散歩したいな。
言葉で、日々に小さな実りを。そんな気持ちで文章を綴っています。