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西尾維新「人類最強の熱愛」『人類最強の純愛』その14(ちょっと『キン肉マン』) ステルスリアクション・エクストラ131

(ステルスリアクションとは、見えないリアクションである。表向き別の事を表現しているように見せながら、同時に、特定の何かに対するリアクションとしても意図された、そのような表現方法なのだ)

(ご注意・本稿では西尾維新「人類最強の熱愛」『人類最強の純愛』のネタバレを含みます。閲覧の際にはあらかじめご了承ください。表紙画像と本文は一切関係ありません。また、登場人物や組織の実名は伏せられている場合があります。そして、明かしづらい内容は不明瞭な表現となっている場合があります)

前回はこちら(関連リンクは末尾を参照)。

また本稿においては「西尾・忍殺」を重要な関連資料として参考して頂きたい。


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・皮肉か比喩か警告か
・心中?

確率的に存在するうまくいかないケース、かなぁ。そこに何らかの意味を見出すのは後世の歴史家の仕事だと思うよー、知らんけど。結果ダブルノックダウンに見えても各個撃破されたんなら不連続な失敗だろうしねぇ。僕は自分がうまくやれるかが基準で判断してるし。


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・成果とは言えない
・失敗

まーまーまだまだねぇ。もう少し進めればもうちょっとこう……、自由にやれるんだけども、その状態に辿り着くのもなかなか。

進む事がとにかく重要だから、持続不可能にさえならなければ致命傷にならないんだよねえ。


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・世に問いたかったのは『こんなことを考えたんだ、すごいだろう』というような気持ち

そこまで単純な発想じゃあないなぁ流石に。あ、いや、まぁ、面白い作品を読んで「これ面白い!」って言いたいだけって意味じゃあ単純なんだけど、それだけじゃなくなってしまってるのがね、一応は見逃せないところなのかな、と。

「ちゃんと感想が言いたい」と「知的好奇心」かなあ、ちょっと違う気もするけど……。


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・人の縁ってのは、大事

僕も人生でたまーに良縁があったりもするのでその経験からも同意しますね、よく言われる事ですが。

良縁に合わせていける、縁を維持出来る自分でありたい……(願望)。


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・基盤を管理する事業

んー、もうちょっと先、一段深く、にするつもりではあるけれど。……というか、事業化出来んのかなぁこれ(手の打ち方次第かもとはいえ)。


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・守れなかった償いみてーなモチベーション
・守ってもらうことなんて望んじゃいなかった

何度書いたか知れないけれどベータロン相手じゃそれ無理でしょうよ。誰にも出来ないような真似は誰にも求めないよ無理だもん。

やっぱり僕の仕事そのものにこう、ねぇ、グッと食いついてくれるような何かがないと長くは保たないと思うから。


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・ある程度普及した事実は、一気に普及する
・しかも同時多発的に
・世界中で意志を持った炎が生まれつつある
・生存競争

まぁそれ。そういう状況を作って突破口を開こうという戦略なんだけど、歴史寓話という方法の性質上なかなか目に見える形で拡散しないというか、拡散の程度が認識しづらくて(多分「見える化」も出来ない)、アクセス数とかバズワードで測られる世界での力を持たないかもしれないんだな、これ。作者の間で広まっても僕の名前が出る訳でなし、評論でパクられても参照元を提示しない人ばっかりだからおんなじだし。

生きるか死ぬか、でなくて、殺すか殺されるか、みたいになってるのがちょっとなーと思うけど(存在が抹消されかねない)、たとえば最近の『キン肉マン』で「平らに」する(第194話)とか「百」を越えて「千」に(第196話)とかを見て気力を補充しつつどうにか方策を練っていきたいところ。

ブレイクするとかキャズムを越えるとかを考えると何処かで一般的な読者にアプローチしなきゃならなくなるんだけど、さてこれがそもそも普及するものなのか(しないなら他にどんなスタンスが有効か)、ちょっと実現可能性が分からない。

試行錯誤しかないかなぁ、今のところは。




(続く)

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関連リンク

西尾維新を読むことのホラーとサスペンス、ニンジャスレイヤー、そして批評家の立場と姿勢の話

西尾維新篇

第1話「ゼロ年代の終わりに」(約1,600文字)

第2話「西尾維新からの応答」(約3,200文字)

ニンジャスレイヤー篇

第5話「『ニンジャスレイヤー』をオマージュする西尾維新」(約2,600文字)

策謀篇

第6話「過渡期の人」(約1,900文字)

第7話「茶番の始まり」(約1,800文字)

第8話「違和感の塊のような」(約2,100文字)

第9話「地雷と第二次性徴」(約2,200文字)

第10話「アメリカンなジェスチャー」(約3,500文字)

第11話「俺に合わせろ」(約2,900文字)

第12話「物語の終わり」(約1,800文字)

第13話「閉じろ、その地獄の釜の蓋を」(約3,200文字)

昇華篇

第14話「『天狗の国へ連れてゆく』」(約1,700文字)

批評篇

第15話「『どうだ ピンク色の光が見えてきたか?』」(約2,300文字)

第16話「『やめろ!俺の頭から出て行きやがれ!狂気め!』」(約2,800文字)

第17話「『消えろ』‘彼を呼ぶのだ!’『消えてくれ』」(約2,400文字)

第19話「『俺は向こう側に、天狗の国に行かなきゃならねえ』」(約3,400文字)

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