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店を始めたい方へのメッセージ

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これからご自身の店を持ちたいと思っている方の役に立てばという思いで書いています。ありのままをお伝えしなければ意味がないと思うので、読む人の鼻っ柱を砕くようなことも気にせずに書きま… もっと読む
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#自家焙煎珈琲

コーヒー関連の資格を取得することにメリットはあるか?:店を始めたい人へのメッセー…

これから述べることはあくまで私の私見であり持論です。 最初に申し上げておきたいことは 珈…

店の売りにしないほうが良い「売り」:店を始めたい人へのメッセージその25

これから述べることはあくまで私の私見であり持論です。 ひとつの考え方として受け止めて頂け…

今年もSCAJ2023展示場にて最新のトレンドを学び、競技会で自己研鑽をして参ります。「利き珈琲選手権」に参加します。今年で3回目の参加です。結果はともあれ良い勉強になりますし、そしてなにより楽しいです。店を存続させるために、アップデートとクオリティアップは欠かせません。

SCAJアドバンスド・コーヒーマイスターの更新を済ませました。
資格取得は良い学びの機会になります。これから珈琲の道で食べていこうと思っている方にはお勧めしたいです。

お金との向き合い方:店を始めたい人へのメッセージその19

「三つ揃いのダブルのスーツを着て、肘掛け付きのチェアに足を組んでふんぞり返り、葉巻をくゆ…

昔「でもしか喫茶店」と言う言葉がありました。「脱サラして喫茶店でもやろうか」「喫茶店しか出来ない」という意味です。1981年をピークとする喫茶店黄金時代に脱サラして喫茶店を開業した人々を揶揄する言葉です。コロナ渦で新たな「でもしか」が雨後の筍のごとく生まれている気がします。

「珈琲ほど身近にありながら、正しく理解されていない飲み物はない」とつぶやきましたが、日本に輸入されるスペシャルティグレードの割合は全体の11%(2018年)。と言うことはスペシャルティコーヒーを求めている日本人も単純にその程度ということか?理解されていないと感じるのも無理もない。

コーヒーはコーヒーです。他のなにものでもありません。
フルーティなコーヒーもコーヒー、ビターなコーヒーもコーヒーです。
私はそういう思想のもと、浅煎りから深煎りまで分け隔てなく焙煎して店に並べています。

ドリップスケール、1年間使ってみることにした(2023.06.13追記)

○ドリップスケールに乗せてドリップするのが最近のトレンド ちなみにJHDC(ジャパン・ハンド…

クリーム、シュガーの提供をやめたいと思っているけれど、お客様が離れてしまったらどうしようとモヤモヤしている自家焙煎珈琲店さん。
やめて大丈夫です。当店は3年前に提供をやめました。結果、店が提供したいものとお客様の求めるもののマッチング精度が高まり、より良い方向に進みました。

先輩の受け売りですが「珈琲ほど身近にありながら、正しく理解されていない飲み物はない」。私も珈琲屋になってそのことを強く感じます。珈琲屋の仕事は質の高い珈琲を提供すればそれで終わりなのではなく、珈琲について正しい理解を提供することもセットでなさなければならないと思うのです。

競技会に参加し続ける理由

つい先日、SCAJ主催「JHDC(ジャパン・ハンドドリップ・チャンピオンシップ)2023」東京予選に…

自家焙煎珈琲店の良いところと良くないところ:店を始めたい人へのメッセージその13

当店は豆売りのみの、いわゆるビーンズショップではなく、 「売上の主体は豆売りだが、カフェ…

コーヒーミルは2つ買おう:店を始めたい人へのメッセージその12

自家焙煎珈琲店にとってコーヒーミル(グラインダ)は、焙煎機と同様に必須の設備であり、同時に焙煎機の次に高額な機械でもあります。 コーヒーミルはいつか必ず故障します。機械ですから。そして、故障した瞬間にコーヒーをドリップすることも、豆の挽き売りをすることも出来なくなります。 つまり自家焙煎珈琲店としての機能の多くの部分が麻痺した状態に陥るわけです。 しかも、その状態が、修理から戻って来るまで、新しいものが届くまで、あるいは珈琲屋仲間から借りて来るまで続きます。 当店ではディ