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9/12発売の新刊『ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力』ですが
地元名古屋ではなかなかに快進撃を続けています。

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   ↑ 9/20(日)丸善名古屋本店さんでのランキング(実用書2位)

Amazonのレビューを読むと
地元の人以外にも楽しんでいただけている模様。
(1のレビューの陰には100のレビューあり、なのです。。。たぶん)


新刊「ナゴヤ愛」の装丁(ブックデザイン)

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「このナゴヤという文字が、遠くからでもすごく目立ってよい」
という感想をいただきました。

本は見た目が大事です。
どんなに良い本でも、見た目が悪かったり目立たなかったりして
手に取ってもらえなければ意味ないですもん。


でも実は
この装丁(デザイン)案をいただいた時、私は正直
「ちょっと字、大きすぎませんか?」
と思い、そう伝えたのでした。(反省)

そしたら編集さんに
「これくらいでないと書店で埋もれます」
と一刀両断に言い放たれたのでした。

こういうとき、私は一応感想は述べるものの
編集さんの意見に納得すれば、素直に従います。
餅は餅屋ですもんね。


でも、装丁に関しては割と粘った部分もあって
最初、このデザインは表1(表紙。タイトルがある)と帯だけに
イラストが入っていたんです。

帯とのバランスを考えてのことだと思うんですが
逆に帯を外すと寂しすぎないかな?と感じて

表4(裏表紙。バーコードや価格が書いてある)と
ソデ(本にカバーをかけて折り返して内側になる部分)にも
イラストを入れてくれるように頼みました。

デザイナーさんは最初渋っていたのですが
入れてみたら案外よかったとのことで
こんな感じになりました!!

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ちなみに表4側のソデ(右端)の帯の下にも
小さなイラストが入ってます。
見つけてにんまりしてください。

私はデザイナーではないので
元のデザインと今のデザインとで、本当のところ
どちらのデザインが良いかはわかりません。

それでも、私の意見を聞き入れて下さった
デザイナーさんには感謝です。


美しい装丁は、世界の宝


私は美しい本が好きです。
以前はふらりと書店に出かけては、美しい本を見つけて
内容は知らずに「装丁買い」(レコードのジャケ買いみたいなもの)を
するのが「書店の楽しみ方」のひとつでした。

けれど、今の仕事(イラストレーター)をはじめてからは
周りに本を出す人が大勢いるし
仕事上の資料や勉強に必要な本も多いので
書店で本を買うときには、仕事用か知人の本を買うケースがほとんどで
昔のように無邪気に本を選ぶことが少なくなってしまいました。

そんなわけで、若干古い本が多いのですが
本棚で目についた装丁買いした本の一部を載せます。
(元はTwitterの #みんなとにかく本が好き というタグのために作った画像)

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「装丁に惚れて買う」のは書店で実際に手に取るからこそできること。
美しいデザインの本は世界の宝。私もそんな本が作りたい。

タラブックスだけは、愛知県の刈谷市美術館で購入した
「世界に一冊のナンバリングされた」ものです。
右の白いのは市販されてるカバーで、少し隠れた黒いのが私の本のカバー。世界に1枚のミスプリントでできています。
駅で偶然お会いした著者さん(どうでしょうの「ヒゲ」並みに
キャラが濃い)のサイン&イラストがソデに入ってます。

この写真を上げるときも「トリとネコ多めだなぁ」と思ったのですが
上げた後で「あ、これも上げればよかった」というのが出てきて
並べてみると「トリまるけ・・・」(名古屋弁で「トリだらけ」の意)

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昔は「鳥」ってだけで買っちゃってた時代があったのでした。

ここ数年ネコ愛が買ってたけど、新刊「ナゴヤ愛」で
ひさびさにひよこマンガを描いて
またもや「トリ愛」がむくむく復活中。

右下の「Niwatori」はPIE BOOKSの人気シリーズの1冊で
このシリーズは、「本棚を見ただけでその人の
人となりがわかるような本づくりを目指して作られた本」
なのだそうです。
友人から「この本がひよこちゃんの本棚にあったら
本当にひよこちゃんっぽいと思う」といってプレゼントされたもの。
ひよこというよりニワトリの写真集なので
結構激しいんだけど、気に入っています。

ところで、私はいつか文章の本を書き
酒井駒子さんに、トリとネコの装画を描いてもらうのが夢のひとつ。


偽物はどれだ?クイズ


最後に、ちょっとしたクイズを。
今までに仕事でカバーのイラストを手掛けた本は何冊かあります。

その一部。。。と言いたいところだけど
この画像に載せた本のうち
2冊は装画ワークショップの課題で描いたもので
市場には流通していないのです。さてどれでしょう?

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消去法で行けば、まぁまぁわかるのではないかと思うのですが。
もしよろしければ、当ててやって下さいませ。

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