見出し画像

元編集者が語る、一緒に働きたいWebライター

こんにちは、求人広告ライターのひなあられです。

元々は約10年ほど、出版社で雑誌&Webメディアの編集をしていました。

今は原稿を【受注する】側ですが、【発注する】側としての経歴が長めです。  

そこで10年間、ライターさんと向き合ってきたからこそ分かる 「こんなWebライターと働きたい」と思われる、ポイントをご紹介します。  

基本的に爆速返信

私は基本的に5分以内に返信しています。 外出などで難しい場合でも30分以内には何かしら反応するようにしています。  

クライアントが喜んでくれます

 実際に爆速返信した際、クライアントから「爆速対応ありがとうございます!」「神レス!」と喜ばれました。 仕事の進みが早いのは、クライアントにとって大きなメリットです。   好印象を持っていただける、きっかけにもなります。  

返信が早いと、急な発注時にすぐ思い出してくれます

急な発注で困った時、「あの人なら返信が早いから聞いてみよう!」とまず思い出してくれます。 案件を獲得できますし、恩を売れるので、一石二鳥です。  

ただし、日中以外は返信スルー

土日などの休み、夜間に連絡がきた場合は“あえて”返信しません。 理由は「その時間でも稼働してるんだ。なら、今後も連絡しよう」と思われてしまうからです。

私は平日9時〜18時を稼働時間と決めているので、それ以外に届いた連絡は翌営業日に対応しています。 都合良く使われないようにするのもポイントです。  

すぐに気付けるのはApple Watchのおかげ

クライアントからの連絡を即時確認&レスするのに、Apple Watchはすごく役立っています。 Gmail、Slack、チャットワークの通知=ブルブル振動するので、すぐに気付けます。

 

納品厳守は当たり前

言わずもがなですが、納品日時は厳守するものです。

以前いた編集部では、納品日に納品されることは少なかったので、なかなか地獄でした……(笑)。  

スケジュールが組まれています

発注〜納品〜公開まで、前もってスケジュールが組まれています。

他にもたくさん原稿が走っているので、1つ遅れが生じてしまうと、全体のスケジュールが狂ってしまうことも。

信頼を落とす原因になるので、絶対にやめましょう。  

実は納品時間も重要

日中の納品であれば、当日中に校正担当に送ったり、チェックをしたり、さらには公開するケースもあります。

私は締切の数時間前に納品するよう心がけているため、喜ばれることも。 早く仕事が進められるのは、メリット以外の何ものでもありません。  

早過ぎ納品もしません

例えば納品日の数日前に原稿が完成していても、あえて熟成させています。

「こんなに早く書けるなら、もっと納品日短くて良いかも?」と思われないためです。

分を守るためでもありますし、さらに言えば他ライターさんのためでもあります。  

絶対に“柔らかい”対応をする

時にはクライアントの対応に「イラッ」とくることもありますよね。 感情に任せて連絡してしまうと、トラブルに発展する危険性も。 一回気持ちを落ち着けてから、連絡するようにしましょう。  

反論はNG

ライターを傷つけるようなこと、法的にNGなことなどをされた場合は しかるべき対応が必要ですが、それ以外は反論しません。  

一度クライアントに腹が立ち、思いのままにメッセージを打ってみたら 罵詈雑言のオンパレード。 見直して、まろやかな表現になるように努めました(笑)。  

時には雑談もしてみましょう

クライアントとの距離感にもよりますが、雑談をすることもあります。

長期休暇に入る前に「良い休暇を!」と言ってみたり、 久々のクライアントには「お元気でしたか?」と声がけしてみたり。

ちょっとした一言で場を和ませられるので、勇気を出してお話してみましょう。  

クライアントからの指示は守る

仕事を請け負っている身として、指示を守ることは鉄則です。 発注と異なる方向性になっていないか注意しながら書き進めましょう。  

自分は「こう思った!」はNG

たまにいらっしゃいますが、こういったライターさんは非常に厄介でした。

しっかり説明したにも関わらず、全く異なる内容になっていた。しかも公開は明日。 とことん編集者泣かせのライターさんです。

方向性に疑問がある場合は、打ち合わせの段階で伝えるようにしましょう。 もしかしたら「それもいいですね!」と、取り込んでくれるかもしれません。  

ITリテラシーは身につけておきましょう

日々新しい便利ツールが生まれるIT業界。

クライアントと仕事をする上で、使っている方も多いと思いのではないでしょうか。  

まずツールを使えないと「そこから説明しなきゃいけないのか…」と思われてしまうので ITリテラシーは身につけてた方がいいです。  

よく使用するツール

■連絡ツール
Slack、ChatWork、Teams
■マニュアル
Zendesk、esa、Googleドキュメント  
■進捗確認
Notion、Trello、Asana、Google spreadsheet  

パッと思いつくものでも、これだけあります。 みなさんは何個使ったことがありますか?  

生活に取り入れてみましょう

「ITツールに疎くなりたくない」と旦那氏(情シス)に相談したところ、 家庭内の連絡手段はSlack、家庭内の相談&計画はNotionになりました。   可能であれば、生活に取り入れて「慣れる」ことから始めてみましょう。  

重視するのは、成果物<<<人柄

メディアを成長させるためには、コンテンツの質は大切です。

ですが、発注者も人間。 人柄の良いライターさんと一緒に仕事したいのです。   例えば、2人のライターさんがいたとします。  

(1)原稿のクオリティ100点だけど、人間性に難あり
(2)原稿のクオリティ70点だけど、人当たりが良い  

この場合、完全に(2)の方を選びます。   100点のライターさんは「この人しかいない!」という案件の時に発注していましたが、通常時は、成果物が平均点でも仕事が円滑に進むライターさんを優先していました。  

そのため、月収でいうと(2)の方が稼げるのです。 これは、私がいた出版社の全編集部が同じ意見でした。   日々ストレスを抱えながら仕事するよりも、健康的に働きたいんですよね。  

最後に:1年間続けてきた結果、うまくいっています◎

 
「こんなWebライターと働きたい」というポイントを知っているからこそ クライアントさんと良い関係性を構築できていると思っています。  

ちなみに上記を元出版社の同僚に話したところ 「うちらにとって朝飯前だね」とクールに言ってました(笑)  

発注側の立場になって考えてみると、新しい発見があるかもしれませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?