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ファストファッションの闇を描いた映画『ザ・トゥルー・コスト』を観てきたよ。

お友だちの紹介で、映画の上映会に参加してきました。

場所は神奈川県川崎市宮崎台で、SDGsに関係している映画をよく上映している団体が運営しています。

上映した映画は『ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償』です。

今回私が参加した理由は、ファッションや洋服が好きだからです。

趣味として洋服を楽しむと、お金がいくらあっても足りないため、趣味として外していますが、洋服は好きです。

今回の映画は、ファストファッションが主流になって、様々な不都合が見えないところで起きていることを表現していました。

たとえば、洋服を作る工場では、工場の建物自体が古く、倒壊しそうなのにもかかわらず、経営陣は作業を職員にさせていました。

その結果、工場はとうとう倒壊し、何人もの職員が被害に遭いました。

人の命が何人も失われることは、無視できない事実です。

また、工場による公害も深刻なものがありました。

工場から出る汚水の影響を受けた子どもたちが、障害を持ってしまうシーンが度々ありました。

子どもたちは何も悪くないのに、近所にある工場1つで人生を大きく狂わせてしまいます。

この映画を観て、単純にファッション業界の問題ではなく、南北問題のような問題だと感じました。

先進国が、途上国を搾取しているように見えました。

先進国で、大規模アパレル会社がビジネスを継続できているのは、途上国で服を作っている人がいるからです。

その恩恵を私たちは受けています。

でも、被害に遭っている人の姿は見ることはできない。
これが映画のタイトルにもあるようにトゥルーコスト(真実の費用)が隠されているからです。

見えない人たちの犠牲があって、成り立っているのです。

最近のファッション界のトレンドとしては、大量生産・大量消費だと環境に悪いということで、古着やリメイクを推奨する流れがあると思います。

ユニクロでも、ポップアップで古着やリメイク品を販売したこともあります。

この映画は、2015年に放映されたもので、それなりに前の作品です。

かといって、現在においても、真実のコストは目に見えない形で払われているのでしょう。

あるところで知り合った洋服好きの人は、服を捨てずにリサイクルショップに売り、服を循環するような選択をする人もいます。

なので、個人としてできることは微々たるものです。

でも、その微々たるものから世界は変わっていくかもしれません。

単純な洋服が好きな気持ちは、世界の様々な人の犠牲によって成り立っています。

いや無視できませんね。

映画の中にもありましたが、いまのファッション業界は、洋服を歯磨き粉と同じ消耗品として売っている面があります。

なので、ファストファッションで購入できる商品は、消費期限が短く、すぐ飽きてしまうものが多いのかも知れません。

ユニクロの服はしっかりした服だと感じていますが、毎シーズン購入すると、それは買いすぎなような気がしています。

個人で消費できる量を、適切に把握することが、大事かなと思いました。

だから、ミニマリストが流行るのかな。


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