ひみつのあやこちゃん

ひみつのあやこちゃん

最近の記事

2年ぶりのコンサート

コロナになってから私は一度もコンサートというものに足を運んでいなかった。      ようやく生演奏が聴ける!マスクもせず以前と同じように。 市内中心部にある教会で、かつて息子がお世話になったチェロの先生が コンサートにソリストとして出演するというので出かけてきました!       ああ、あの日々が蘇ってきたよう。 息子を連れてチェロのレッスンに通っていた頃、そばに座って聴いている私は 毎週私のためのプライベートコンサートを開いてもらっているような心地が したものだった

    • おうちご飯 in ドイツ

      おうちパーティーが増えた。 元々お客さま大好き!お料理大好き!なワタクシだけれど 外食の回数が減った原因はもちろんコロナ。 ドイツではお客様の人数制限があった時期もあったのだけれど それでもめげずにお客様を呼んでご飯やってました。 もちろん法律は遵守しましたよー。 おうちご飯だとリラックスしてお話しできるし時間もあまり気にしない。 終電さえチェックしておけば(って終電逃してしまったことも何度かありました) いいしね。 おかげさまであやこさんちでご飯したいという方が増えてま

      • 贅沢なお散歩

        東京で夢のような景色に出逢った。 新宿 真言宗円照寺 ここは極楽かと見間違うような異空間。 枝垂れ桜の色合いと雨に濡れた石の色艶。 本堂から振り返って見た時に腑に落ちる。 御本尊がこの風景を堪能できるように ここからの視点が最も映えるように造園されているのだと。 本堂に向かえば窓に映る桜のまた見事なこと。 桜が御本尊にご挨拶。 ここは私が東京でお世話になった友人の毎日の散歩道。 日本で、東京のど真ん中でこんな体験をさせてもらえるなんて! 元科学者でイタリアやドイ

        • 「びっくり」の語源はドイツ語ってほんと?

           「あやこちゃん、こんにちは。    ビルクリッヒ?って      ☝️ドイツ語?」 朝、顔洗って身支度整えていた最中、日本の   友人からチャットが来た。ん、ん、?         なんのこっちや?       ヴィルクリヒと聞いて「オル窓」のヴィルクリヒ先生を思い起こすのは昭和の少女マンガ世代! まぁ、ドイツ語ならアレだろう。特に難しくもない。 「wirklich 本当?」 それだけ返信した。←朝の支度で忙しい。 しばらく経ってまた返信。 「これって、日本

        2年ぶりのコンサート

          ドイツで海鮮!

          久々のグルメネター! 今日は生徒さんに誘われてミュンヘン郊外の お魚屋さん兼海鮮レストランへお食事に 行ってきました〜!ドイツで外食は本当に 久しぶりです! お肉をあまり食べない私にとってパラダイス! 素晴らしく美味しくてしかもびっくりするほどお安かったです。 「300gの海老のグリル」19ユーロ! これ、中心部の某有名店なら40ユーロくらいしますよ! タコのテリーヌは衝撃の美味しさで お料理好きの闘争心がめらめら沸きました。 おうちで再現を心に誓ったも

          メンタル強めなあやこさん?

              日本にひと月行ってましてブログご無沙汰してましたー!                スミマセン!         日本で沢山のドラマを体験して参りました!        そういう話もそのうちね。とりあえず今日は        ドイツに戻ってから最初に遭遇した試練について。        いやー、この間、突然銀行口座の残高が        マイナスになっていて焦りました!その前日まで        充分お金はあったのに一体どこ行っちゃったんだー?        慌

          メンタル強めなあやこさん?

          ドイツのこと〜恋バナの終焉がトンビを産む?⑥

          そして花は散った、、、早っ! まっ、ミヒャエルはあの日は「そういうノリ」で特別優しくしてくれただけだ ということが判明した。あーあ! 短い(いや、まじ1週間だし)恋、ちゅうか幻想だしがっくりしたものの 立ち直りも早かった。 ・ ・ ・とここまで長々と太古の昔のファッシングにまつわる恋バナを してきました。実は、この話のオチはこの先にある。 20代であった若き日、短い短い恋をした。金髪青い目長身の外国人に恋を したのは後にも先にもあの時だけなのだが、、、驚くべき

          ドイツのこと〜恋バナの終焉がトンビを産む?⑥

          ドイツのこと〜恋バナ⑤

          どうしよう?どうしよう?どうしよう? 若き日のオトメであった20代の私は悩んだ。 今夜の彼の態度、、、どう考えても彼は私に気がある?? まあ、若かったんだなあ、すっかり舞い上がってしまったオトメは そわそわどきどき、それに続く1週間を過ごした。時はファッシング休暇中 大学はお休み。休みが明けて〜次に彼と顔を合わせる授業はと言うと、、、 なんと奇しくも2月14日!これは運命だ!運命のヴァレンタインデー! どうしよう、どうしようと寮の自室で一人悶々と想定問答を繰り返

          ドイツのこと〜恋バナ⑤

          ドイツのこと〜恋バナ④

          その素敵な彼とその仲間たちは陽気で弾けていた。 皆で踊りに繰り出そうと小さな軽自動車に6人くらい相乗りして (ぎゅうぎゅうっ!)コロナビールにライムを入れてラッパ飲みしたり 隣の人の声が全く聞こえないくらい騒がしいクラブで音に呑まれて いるかと思いきやチークを決めてみたり。こういう「遊び」とは 日本にいた頃は無縁だった。せいぜい飲み屋さんにいったりドライブや スポーツ、カラオケに行くくらいが私たちの遊びで面食らってばかりだった。 彼らは遊ぶは遊ぶけれどハードにお

          ドイツのこと〜恋バナ④

          ドイツのこと〜③恋バナ

          背が高くて〜金髪で〜澄んだブルーの目で〜とっても知的な大学院生。 二つ年下だったけどこの男の子のことは知っていた。同じ授業に出ていて 日本語で話しかけられたことがあったからだ。うわーこれが金髪なんだー。 染めてる訳じゃない。目もなんて綺麗なんだろうって思わず吸い込まれるような 深いブルーだった。しかも彼は日本にも進出しているドイツ家電メーカーの副社長 令息だという噂だった。彼は小学校は丸々東京で過ごしたのだとか。 さらに風の噂で最近彼が元カノと別れたばかりだとさえ

          ドイツのこと〜③恋バナ

          ドイツのこと〜恋バナ②

          私の住んでいた寮では有名なファッシングスバルがあった。 街で一番大きなダンスパーティー。全く興味なかったんだけれど 友人たちに誘われて出かけることに、、、まあお部屋の真ん前だったし。 仮装と言われても全く分からず普通のジーンズ、セーターに 少しだけラメをつけて「えー何にも仮装してないじゃん」て言われた。 出かけたのは総勢6名。五人の女子とそのうちの一人の彼氏さん。 ものすごい人だかりで入り口で揉まれているうちにハッと気がつくと 3名に減っていた。あれあれ?他のお

          ドイツのこと〜恋バナ②

          ドイツのこと〜恋バナ①

          2月になると毎年思い出す出来事がある。 もう、ずーっとずーっと昔のオハナシ。 ドイツで初めて過ごした冬のこと。2月のドイツはファッシングという お祭りがある。断食祭、キリストの喪に服す断食期間の前に馬鹿騒ぎを しようということで行なわれる派手なお祭りだ。いわゆるカーニバルと 同じものだけれどよくリオのカーニバルとかで見る写真のような 色っぽいナイスバディのお姉さんが色っぽい格好で踊るとかいうものでは無い。 ドイツ寒いからマイナス2度とかいう日に寒い格好したら凍え

          ドイツのこと〜恋バナ①

          ドイツのこと〜ドイツで出逢う親切

          ドイツに来ると出逢う男性がいちいち親切で舞い上がってしまう。 こちらの目をじいっと見つめるしコートを脱ぐとき必ず手伝ってくれるし ドアを開けてくれるしこちらの行動に気づいて手を差し伸べてくれる。 重い荷物を持っていたら場所を譲ってもらえたり階段を昇る時に トランク持ってくれたり、、、 以前、コンサート会場でつるっと滑って派手に転びかけたことが あったんだけれど、ドラマみたいに腰を抱いて引き寄せてくれた 男の人がいて一瞬で惚れてしまった。その男性とはなんと16歳!

          ドイツのこと〜ドイツで出逢う親切

          ドイツのこと〜親切ごっこ

          今朝、パン屋さんの前を通りかかったら一触即発で険悪な雰囲気にぶち当たった。 知らないおじさんがパン屋さんでたくさんパンを買った。両手で持てないから 紙バッグも一緒に買った。おじさんが紙袋をいよっと勢いよく開けたら その瞬間びりっ、、、あー破れちゃった。 おじさんびりびりの袋を見せて店員さんに「もひとつちょうだい!」 だけど店員のお姉さんは「も一つ要るなら買ってちょうだい!」おーなんと 世知辛い世の中!なんだってー!!とほとんど二人は喧嘩しそうな勢いだった。 あら

          ドイツのこと〜親切ごっこ

          ドイツ語のこと〜どんな言語だって難しさの総量は同じのはずなんじゃ ないんだろうか?

          大学でドイツ文学を専攻したからある程度ドイツ語ができる状態でドイツに来た。 多くの人はドイツに来るまでドイツ語をほとんど知らず苦労して習得した人が ほとんどだ。現在も私はドイツ語を日本の方に教える生活をしているから日々 ドイツ語と向き合って生きている。 いやードイツ語は難しい。こんなに難しいと最初から知っていたら きっと始めなかっただろうなと我ながら思う。今もドイツ語を初心者の方に 教えながら次の展開を一人知っているミステリーを紐解くように、、、といえば 格好い

          ドイツ語のこと〜どんな言語だって難しさの総量は同じのはずなんじゃ ないんだろうか?

          そして結婚〜私がドイツに導かれるまで

          導かれるままドイツで仕事をするために四度目の渡航をした。 そしたらそこに夫がいた。 渡航の翌日、初出社のオフィスにのちの夫になる人物がいた。 彼と私のラブストーリーは、またいずれ書くこともあるかもしれないが とにかく運命の流れの方が凄まじく、戸惑うばかりだった。 夫は正直私にはもったいない出来過ぎた人物だが、どこか懐かしく 同じ色の感性の持ち主だと思った。でもだからと言ってお付き合いしたいとか 結婚したいとかそういう執着には結びつかない平和な感情をもたらす人。

          そして結婚〜私がドイツに導かれるまで